ブレインハック 脳の潜在能力を引き出す45の習慣 ニール・パヴィット著 村山寿美子訳 2018.9.20

ブレインハック　脳の潜在能力を引き出す45の習慣　ニール・パヴィット著　村山寿美子訳　2018.9.20
《読む目的》脳の潜在能力を引き出す
《お勧め度》★★★☆☆
《質問》何をして、何をしないのか？
《発見》途中でやめて、暇な時間をつくろう

《ポイント》
はじめに
◼︎本書の目的は脳の働き方に深い洞察を与え、実践的なコツや技術を提供すること。

◼︎脳は使い方でその形が決まる
・ロンドンのタクシー運転手、運転許可バッチを獲得する努力により、空間認識を扱う脳の領域である海馬が大きくなっている。
・難読症の人の知性は言語面における困難を乗り越えるため、視覚的に考えることに習熟し、大局的なものの見方をする。たたぎ上げの百万長者になる確率が高い。（アインシュタイン、ベートーベン、スティーブ・ジョブズ、ジョン・F・ケネディ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、アガサ・クリスティ、ウォルト・ディズニー、ピカソ、モーツァルト、スティーヴン・スピルバーグ、、、、）

第1章　もっと賢く考えるために
眠っている脳を目覚めさせる方法

01 「ToDoリスト」より「完遂リスト」を作ろう

03 親切にするほど、幸せになれる
「力ずくではやり遂げれないことが、親切によってやり遂げらる。」プブリリウス・シルス（奴隷→作家）
・親切は脳の幸福感が長く続く
・血圧を下げ心臓疾患を予防する

07 自信満々のポーズをとってみる
・偽りの微笑みでもストレスは減る
・スーパーマンのポーズで、スーパーマンのようになる

08 もっと音楽を好きになろう
・音楽を演奏することで、脳梁の容量と活動が増大する。
・音楽レッスンは何歳からでも効果がある

第2章 さあ、頭を切り換えよう
時間をより上手に、より生産的に使う方法

13 練習は目的を持ってしよう
◼︎エリートが練習で心がけていること
・同じことを何度も繰り返すだけでは、脳に新鮮な神経経路がつくられない。
・新しいことを学ばせ、記憶するように脳をハッキングするのは激しさと集中度である。
◼︎エリート音楽家は、
・これ以上はできないほど集中する
・指摘から演奏を分析、改善に取り組む
・苦手なパートを繰り返す

14 不平を言うより苦情を伝えよう
・不平は海馬に悪影響を及ぼす
・多すぎる選択肢は疲れるだけ

第3章 問題を解決するために
脳にもっと上手な問題解決をさせる方法

19 あえてひと休みさせよう
・1年の6ケ月は店を閉める「エルブジ」

22「なぜ」と問いかけ続けよう
◼︎1日に300の質問をする4歳児の脳
・アイザック・ニュートンは、絶えず考え続けることで、万有引力の法則を思いついた。
◼︎頭の回転の速さより熟考する忍耐力
・レオナルド・ダ・ヴィンチ、ダーウィン

第4章 アイデアを生み出そう
もっとたくさん、もっとよいアイデアを思いつく方法

30 いつもと違うことをしよう
◼︎毎日見る景色が違うように見える方法
「On Looking」米アレクサンドラ・ホロビッツ
・住まい周辺を11回、毎日違う人と一緒に散歩をしている。

第4章 アイデアを生み出そう
もっとたくさん、もっとよいアイデアを思いつく方法

31 グッドアイデアを出そうとしてはいけない
◼︎アイデアはまず量を出すことから始まる
◼︎アイデアを出すうちに光るアイデアが現れる

33 区切りのいいところで終わりにしてはいけない
◼︎終わったと脳に思わせてはいけない
◼︎うまく筆が進んでるときに、やめよう

35 一つに集中しよう
◼︎業務は1つに集中するのが効率的
・脳は複数の異なる業務を同時にこなすことはできない。
◼︎力みなぎる朝最初の1時間を浪費しない
・メールやSNS禁止。ご褒美とする。

36 クリエイティブになるには、汚部屋で仕事
ミネソタ大学　キャスリーン・ボッシュ教授

第5章 現状を打破するために
アイデアを革新的なものに変える方法

39 散歩をして、シャワー浴びよう
◼︎偉人たちがよく歩いた理由
・室内、室外、ウォーキングの創造的出力は、座っていた日たちに比べて平均60%上昇する
・ミーティングも歩きながら

40 退屈な時間をつくろう
◼︎スマホ・ユーザーはまるで薬物依存
・待ち時間にスマホを見ない
・自分が夢想している事に気づくか？

41 疲れているときに考えよう
◼︎チョット眠い時のほうがクリエイティブになれる

44 失敗することを前提に計画しよう
◼︎失敗の原因にあらかじめ備えておく
◼︎ピクサー「ブレイントラスト」
・エド・キャットムル「ピクサー流 創造するちから」

訳者あとがき
仕事に燃えたあとは、猫動画で一笑い。