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Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

D.Gray-man 第206夜番外編 「マリアの視線」 1

2011-07-02 20:26:00 | D.Gray-man

今期アニメの最終回ラッシュで淋しいです。
あの花、C、アザゼルさん、面白いのばっかだったもんね。
新作もNo6とか夏目とかバカテスとか楽しみだけど、やはり2クールは
見たかったのばかり。

ところでもうすぐアナログ放送が終了するのはいいんですが、テロップが
デカ過ぎて、すッごい邪魔です!!字幕が隠れる程邪魔です。
告知したい気持ちは解るんですが、あんなにデカくなくちゃいけないんですか?
せめて緊急速報位の大きさなら我慢も出来るんですが、CMだけ通常放送ってのも頭に来ます。
当然だけど、デジタルにこのテロップは出ない。
さっさとブルーレイも買い変えるしかないのか(^_^;)
今回はマジで番外編ですの第206夜

D.Gray-man 第206夜番外編 「マリアの視線」 1

SQの表紙のアレン。
気になるボタンは教団のものでした。
ノアのボタンだったらちょっと面白かったんだけどなー。
最近、ティム歯を剥き出してばっかだね。
世の中に何か主張したい事でもあるのか?

さて、今回は修行の旅に出る前の幼いアレンとクロスの話。
師アレにとっては「キターーーーーーーーーーーー!!」だね!\(* ̄▽ ̄*)/
出来れば、これ5巻あたりまでにやってくれたらよかったのにな。
あの頃の絵だったら、仔アレン1億倍程かわいかったのにぃぃぃ(泣)

本編の表紙。
小説版でしか皆知らないマザーとバーバの家から旅立つところから。
クロスは昔の団服でスーツケースを肩から背負い、仔アレンはデカイティムと
大きなショルダーバッグにダブルのコートと七分丈のズボン。

小説版を知らない人に説明すると、マザーは教会に棲む老女でクロスのパトロン。
バーバはマザーの使用人で、力は強いがおつむが弱い。ハゲでまゆげもない。
マザーはクロスのパトロンだが、教団のパトロンではなさそう。
クロスの所在を教団に教えてなかったんだし。
アレンがマナを壊した後、元気になるまでの間、ここで面倒見てもらっていた。
小説版はインドでクロスが逃亡した後、本部の所在をマザーに聞きにアレンが立ち寄って…って話。


「じゃ、行くわ」
「あの…お世話になりました!」

クロスはいつものように不遜だが、アレンは少し緊張の面持ち。
髪がピッチリ真ん中分け過ぎるんだよなー、最近の絵。
サラサラだった髪は何処行ったんだ(泣)
かわいいはかわいいんだけど。

「元気でな、アレン!!
 神父さまみたいなカッコいいエクソシストになるんだぞッ。
 おら応援してってから!」
「ありがとう、バーバ」

「じゃあな、アレン・ウォーカー」

二人を見送りに杖をつき、煙草をふかしながら出てきたマザー。
クロスは不良神父なんでヘビースモーカーなのはいいけど、マザーも!?
教会に住んでるんだし、マザーと指導的修道女の敬称で呼ばれてるからシスターと
思うんだけど、シスターの格好してないし、髪はロングだし、イカサマトランプに煙草と、
まさにクロスの師匠みたいな人だが、そこらへんどうなんだろ。

「!?」

名前を呼ばれて当惑するアレン。

「なんだい、そのツラは」
「あ、いえ、あの…。
 ウォーカーはマナの名前なので…僕は…。
 家族でもないのに、僕なんかがおこがましいっていうか…。
 だから…」

真っ赤になってうろたえるアレン。

え、養父とか育ててもらったとか言ってたのに養子じゃないの?
ただの「アレン」で苗字なし??一緒に仕事してただけの知り合い状態?
しかも家族でもないって…。
何だ、それ。
アレンだけが一方的にマナ大好き好き好きで、マナはぶっ壊れて
最後までアレンを「相棒の犬」としか認識してなかったって事??

小説3巻ももの凄く違和感を感じたから、黒歴史に突っ込んだけど、
1巻でマナの事を「逃げて、父さん!」と呼んだのも、「アレン、お前を愛しているぞ」
とマナの最後の言葉も、最近どうも否定されがちでやだなー。

孤独だったアレンは自分が愛されてるかそうでないかには凄く敏感で、愛されてたからこそ、
あんなに壊れてしまって、そして、今のアレンがあるんで、そこらへんなおざりは
凄く困惑する。

マナと家族である事をおこがましいと思ってるってどーゆー事だろう。
アレンは本当のところマナの事をどう思ってたんだろうか。
僕はマナが大好きだけど、マナが僕を好きなんてある訳ないとか思ってんのか。
アイドルに熱狂してる1ファンなのか。
まさかここで親子愛を否定されると思ってなかったからびっくりだ(^_^;)

いや、俺の心はアレマナには親子愛とか申し訳ない程、汚れてますけども(笑)、
原作に否定されるとえええええっ!?になる。

何度も言ってるけど、マナとアレンが一緒になってからの暮らしを描いて欲しい。
アレンの行動の根幹であり、原動力であり、原罪でありながら、
何故かマナの顔と同じくらい伏せてるので、訳が解らないよ(◕‿‿◕)
どんなにアレンにとってマナが大事な人か描かれてないから、
俺のようにド級のバカなマナアレファンでなけりゃ、想像のフォローはしませんて。

「源氏物語」で光源氏のママの桐壺の君が全く描写されてないけど、描写されてないからこそ、超度級の美人らしいと読者に想像させるって、そういう手法ですか?(^_^;)

でも、アレン以外、だーーーれもマナを知らないし、(ロードも話してくれないので)、
ピエロ時代の二人を知ってる人も出てこないので真相は闇の中。
アレンが今後放浪する過程において、当時の知り合いは出てくるんでしょうか?
ラビの事や教団、ノアの出番が全然なくなると淋しいし、困ったねぇ。

誰かから初めて「アレン・ウォーカー」と呼ばれて嬉しくて照れた位じゃいけないのか?
一つのセリフに拘り過ぎると思われるかも知れないが、とにかくマナアレについて
情報がなさ過ぎるので、ファンは拘らざるを得ないんだよぉ。

で、真っ赤になって恐縮してるアレンに向かってクロスは呟く。

「ウォーカー(歩く人)。
 いいんじゃねぇか?『ウォーカー(歩く人)』。
 おまえにピッタリだろ」

それを聞いてポカンとする三人だったが、アレンは真っ赤になり、バーバは大喜びする。

「うん、うん、そうだな、うん!
 似合ってる!!」

二人とは別にマザーはそう言った男の背を複雑な心境で見つめる。

『村が菜の花で染まる春の暖かい日和のことだった。
 この数十年、幾度と見送ってきたあの男の姿が、
 この日に限って妙に目に焼きついたのを覚えている』

「ウォー…カー…」

クロスに言われて、震えるような感動を覚えて立ち尽くすアレン。

「アレン…ウォーカー…」

今まで自分はただの「アレン」だった。
だが、クロスに名をもらった事で「アレン・ウォーカー」となった。
それはマナの苗字だけど、同時に「歩く人」には特別な意味がある。
クロスはそれを知って「ウォーカーはお前にピッタリだ」と言ったのだ。
クロスと自分だけが知ってる特別な意味。
クロスにそう言ってもらったのが嬉しかった。
自分はこの日、「アレン・ウォーカー」になった。
そして、クロスに認めてもらった最初なのだと。

アレンがウォーカーと名乗るのを躊躇うからこそ、クロスの「ピッタリじゃねぇか」が
効いてくるんだけど、アレンが躊躇う理由がアレだけに手放しで感動出来ない罠(^_^;)


そんな二人を見つめ、マザーは思う。
(なんていうのかねぇ。
 予感がしちまったんだよ)

クロスが初めてもった弟子。
その理由を知っていたからこそ解る。
人は人の考えるよう単純に物事は運ばないのだと。


そんな昔の事が今日に限って、何故か思い浮かんだ。
自分の予感はよく当たるだろうか。
いつも騒がしいバーバの呼ぶ声でうたた寝から目を覚ます。

「マザー!! コレ見て、コレ!!」
「ああ…?寝ちまったのかい」
満面の笑みでお構いなしに差し出されたのはアレンの子供の頃の服。

「ジャーーーン!!
 アレンのピエロ服ぅ~~~!!」

だが、マザーはバーバのテンションについていけない。
醒めた目でそれを見返す。

「チッッッちゃくって可ぁ~愛いなぁ~~~ッ!!」
「…あんた、どっから出してきたんだい、そんなモン」
「神父さまの部屋から!!
 荷物整理しろってマザーがいったんじゃないか。
 ホラ!他にもこんなに出てきたんだ!」

バーバはマナが着ていたピエロ服を着て、部屋一杯にサーカスの小道具を広げる。
色とりどりの風船。玉乗り玉。びっくり箱になってるからくりシルクハット。
ジャグリングのポール。スティック…etc。
華やかなものにあふれて、まるでパーティ会場だ。

「懐かしいなーッ。
 あの頃は結局、一度も見れなかったけど、おらアレンのピエロ芸、
 見てみたかったなぁ~~~」
「…これ、あとでちゃんと片付けるんだろうね」

大はしゃぎのバーバと対象的にからくりハットをかぶっても、マザーの鉄面顔は崩れない。

「今だから白状すっけど、おら…小っさいアレンと一緒にピエロの舞を舞う
 自分の夢を何度も見てたんだ…っ」
「あの頃はそれどころじゃなかったからねぇ」

真っ赤になって顔を覆うバーバだが、マザーはそんな幸せな思い出をこの品々に持てない。
このピエロ服で思い出すのは、今日と同じ雪の日、血だらけのピエロの服の少年を
抱きかかえたクロスが青い顔で玄関に立っていた事だけだ。

『マザー…』

そう言ったクロスの顔は今まで見た事もない程蒼白だった。


あら、クロスはマナの遺品を全部自分の部屋の保管してるの?
サーカスか宿が処分する前に送ってもらったのかな。
ノアと伯爵に足取りを攫ませないにする為か、『14番目』やクロスと関わりのあるものが
含まれてるかも知れないからか。
クロスとネアとマナが関係がある以上、クロスのものだってあっただろうし。

クロスの部屋が特別にあるって事は、パトロンてだけじゃないのかな。
女たらしのクロスが何十回もここを通う程、マザーと密接な繋がりがあるのか。
まぁ、クロスは魔導士だし、年齢不詳だからね。
マザーがクロスの師匠じゃなくて、マザーは孤児でここで育ったが、
クロスの影響でこんな不良シスターに…が真相じゃないかな(笑)


大好きな人をAKUMAにした子供。
伯爵と関わるとどういう事になるか、子供は身を持って彼らに教えてくれた。

まず、子供は食事を受け付けなかった。
マナに受けた傷はダークマターによるものだ。
それが齎す激痛と高熱は凄まじい発作となってアレンに襲い掛かった。
運んでも食べさせようとするだけ無駄だった。

切り裂かれた左顔は真っ赤に腫れ上がり、はじめは顔もわからなかった。
激痛は一ヶ月以上続き、泣き叫びすぎて、ついには喉が潰れた。

バーバはもがき苦しむアレンに何もしてやれず、アレンを押さえつけるクロスを見ているしかなかった。

だが、激痛がどうやら治まった頃、より最悪な状態である事をクロスは思い知らされた。
もっと重症なのは心だった。

絶えず悪夢と罪悪感に苛まれ、淀んで血走った目を見開いた子供はベッドの隅に膝を抱えて蹲り、何の反応も見せなくなった。
激痛で罰してくれる。
その状態の方がアレンはマシだったのだ。
それが消えた後は自分で自分を罰するしかなかった。

クロスがじっと傍で見守っていても、スープを用意しても何の反応も示さない。
ただ痩せ衰えていくばかりだ。

何の甲斐もないまま、日だけが過ぎていく。 
「ダメだ。手もつけようとしねぇ」

今日もまた無為に終わり、クロスは台所に戻ってスープ皿を流しに投げ込んだ。
何の進展もない怒りと苛立ちを家具に叩きつける。

「あーーーーーーーーーーーー!!!!」

クロスが物に当たるのはいつもの事だから、マザーは慣れっこだ。相手にしない。
寝酒のワインをやりながら呆れる。どうせロクな看病の仕方も知らないのだろう。

「まだ子供なんだ。
 おまえが食べさせてやんなよ」

クロスはギョッとしたように振り向いた。
まさかこの俺様に看護婦の真似事をしろだと?

「俺に女みたいにフーフーしてあーん❤しろってのか?」
「言っとくが、あたしゃあんたのパトロンであって、『14番目』の協力者じゃないんだからね」

ギギギギギとクロスが凄んだが、マザーは動じない。
わがままも通らない事はあるのだ。

「三十年かけて、やっとこさ見つけた宿主なんだろ。
 死んじまってもいいのかい?」

マザーはにべもなく言った。
クロスに協力してるから宿を提供してやってるんで、ノアに優しくする義理はない。
大事なものは自分で守ればいい。
見守ってるだけじゃ、心は癒せない。
心に触れなければ、あの仔は心を閉ざしたままだ。
それをしないで、うちの家具に当り散らすのはお門違いだよ。

説教されて立ち尽くすクロスを詰るようにティムが齧る。
傷ついたアレンを抱き締めてやらず、撫でもしないクロスにティムも憤慨してるらしい。
女の慰め方は精通しているくせに、一定の距離を保ったままではアレンがクロスを
見る訳がないではないか。

クロスはしばし立ち尽くす。
こんな筈ではなかったのだ。
ネアと別れて、そして、再会した時はまたすぐに元の関係に戻ると思っていた。
一から始めるにしても、それでも昔の距離を崩す事無く振舞えると思っていた。
アレンの中にネアがいるものだと、少しは目覚めていると信じていた。
年下なら、いっそ面白い。からかい甲斐もあるだろう。
そう思ってすらいたのだ。

必ずマナの元に戻ってくる。

ネアはその約束を果たしたのだから、クロスとの約束も遂行されてると思っていた。
白紙になってしまったなんて、そんな事は聞いてなかった。

「あんな子供(ガキ)だと思わなかったんだ」

部屋を出て行こうとするマザーの背にクロスは苦々しげに呟いた。

「ネアが死んだのは三十年も前だぞ。
 なんだあんな10歳そこらの奴が宿主なんだ。
 
  俺は、ガキの面倒のみかたなんて知らねェんだよ…………っ」

会いたかったのはネアだった。
アレンという名のネアだった。

だから、待った。
だから、探した。
だから、マナを見守り続け、影から守り続けた。
ネアとの約束を果たす為に。

再会とは、また関係を継続させる事ではないのか?
同じ顔で、同じ姿で、同じ声で、自分の名を呼んでくれる。
「さぁ、行こうか」
そう言って、笑いかけてくれる事ではないのか?
昔と同じようないたずらっぽい笑みで。

例え、事情があって幾らか変わっても、何処かに何も変わらないものがある筈ではないのか?

なのに、今、クロスは裏切られたような気分だった。
当てが外れた。
自分を完全に拒絶した子供のお守りをするとは思わなかった。
あの中にネアが眠ってるとも思えなかった。
あの男なら、もっと抜け目なく立ち回ると心の何処かで信じていた。
少しばかり年下の、だが時に老獪な表情をする若者。
そんな男がマナの元に戻ってくると思っていた。

やっと捜し求めた相手なのに、どうして何も始まらないのか。
どうしてここに燻っていなければならないのか。

三十年。
それが余りにも無駄な時間だったように思えてたまらない。
本当にあの子供は「アレン」なのか。
そんな疑いすら頭を擡げそうになる。
どうして30年前に死んだネアの宿主があんな幼い子供なのか。
年月が合わないのではないか?

「…………」
マザーは驚いてクロスを見つめる。
こんなにも途方に暮れたクロスを見るのは初めてだった。
三十年。
ただの人間にとっては、余りにも長すぎる時間。
だから、その失望の大きさが解らないではない。
彼はずっと『14番目』の帰りを待っていたのだから。
終わりの始まりを始めるために。

だが、クロスは一つ間違っている。
マザーは言った。

「…でも、マナの前に現れた『アレン』は
 あの子だったんだろう?
 それとも、もっとクズ野郎が宿主だったらよかったのかい?」

クロスは呆気に取られた。
壊れてしまったマナは名もない少年を『アレン』と呼んだ。
だから、少年はマナについていった。
生前、マナが『アレン』と呼んだのは少年一人だ。
マナは飼っていた犬にも『アレン』と名づける趣味の悪い癖を持っていたが、
人間に対してはあの少年にだけだ。
だから、クロスはアレンを宿主だと思った。
何よりイノセンスの適合者が都合よく現れるわけがない。
本当の『アレン』かどうかはマナにしか解らないのだから。

雪の中、マナに手を引かれて歩く少年はいつもの気難しく、心を閉ざした名無しの子供ではなかった。
頬を染めて、自分を選んでくれた初めての大人の存在を見上げていた。


そのあの子がクズ野郎ならよかった?
クロスは呆気に取られた。
あのネアが選んだ宿主が?

「どういう意味だ?」
訳が解らなくて、クロスはマザーを真顔で問い詰めた。

(全く、こいつときたらネアに何処まで夢見てるんだい)

「……。いいからさっさとメシ食わせにいけや」

マザーはワインを煽った。
解ってないならそれでいい。
解ってしまって、痛みを覚えるのはツライ。
特にアレンがあんなにかわいい寄る辺ない子供なら尚の事。

でも、すぐにクロスは解るだろう。
その時、どんな選択をせねばならぬかという事も。

2に続く



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