会社の中が非常にゴタついてまして、毎日凄いストレス(´;ω;`)
激しい罵詈雑言が飛び交う中で仕事するのは、とてもしんどい。
平和島静雄は静かに暮らしたい、まんまです。はぁ~。
土曜日、友達とストレス発散しに飲みに行ってくるぜ。
ついでに今度こそペルソナ3を観よう。
レディースデイに行きたいけど、深夜10時しか時間が合わねぇ。
妹が「高畑さんにしちゃ珍しく、かぐや姫が面白かったよ」と言ってきたので、かぐや姫も見に行きたい。
SQの入荷が遅れたー。地方はツライ(´;ω;`)
青の祓魔師 第52話「もう誰も頼れない」 1
さて、今回は出雲の過去話。
狐の御使いは語る。
「稲生大社は五穀豊穣、商売繁盛などを司る豊宇気昆売命(トヨウケビメ)を主祭神とし、
古代からここ稲生周辺の国々を鎮護してきた」
長い参道と広い森の中に大社を中心にお社が点在する。
周囲は田んぼ。
「祭祀を担うのは宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)の神使を祖とする稲神家(いなみけ)。
神木家はその分家だ。
――つまり、狐神と交わって神通力を得た一族なのだ。
そこの神の炎を纏う小僧と同じだな」
「!」
「汝らのいうところ悪魔と血縁を持つ人間ということになる」
それを聞いて京都に行く途中の新幹線で出雲から
『あんたは知らないんでしょーけど、この世界に悪魔と人間の血縁者はざらにいるの!』
と聞いた事を思い出す燐。
異種交配は古代宗教じゃよくある。
ギリシャ神話や北欧神話、多神教じゃそんなもんだらけ。
キリスト教のイエスだって、そんなもん。
「…とはいってもすでに本家筋の血は薄まり、俗人となんら変わらぬがな」
千年以上も続く家だしなと言う御使い。
天皇家が1600年位?だから、マジ凄ぇ(^▽^;)
マンガやアニメはポンポン千年続くとか言っちゃいますが、家はそー簡単に続かないんですよ。
世界史やったら解ると思うけど、覚えるのうんざりする程、王家が変わりまくり。
血が弱るんで、古い家だと女ばっかしか生まれなくなって、婿入れるしかなくなるし。
「――しかし神木家はそのつとめの質(たち)ゆえに、今だに血に強い神通力を備えておった…」
つー事で表紙は神木家一家と狐たち。背景は狐曼荼羅。
ママと出雲と月雲。みんな、顔そっくり。
ママは凄いおっぱい巫女(笑)
ママが貧乳でかわいくなかったら、悲劇も起きなかったかもなぁ。
『神木家は大社の側近くにひっそりと社を囲えておった。
神木出雲はここで生まれた。
母は神木家六十四代目宮司――神木玉雲(たまも)…』
「ひっく、うええ~~ん!!
いずもだすけでえ、へっく。
みんな、玉ちゃんにつめたぁ~い!!」
神木家の朝は玉雲のごね泣きで始まる(^▽^;)
「あああん、みんなみんな、玉ちゃんが一人で悪いみたいにゆうの。
ひどくな~い!?」
「…しょうがないでしょ。
世間体の悪いことしてるんだから!」
幼い月雲に食事させてる出雲の腰に取りすがって泣く母親。
「そんな事ないもん!
宗さまと私は相思相愛!
誰に恥じる事もありません!」
目をキラキラさせる乙女な母にイライラする出雲。
「もうっ、いい加減にしてよ!!
フツーのお母さんは娘に助けられたりしないの!!」
「どーして!?
つめたーい!
出雲は玉ちゃんの娘なんだから、玉ちゃんを助けるのは当たり前でしょ!?
それに宗さまはあなた達のお父さまなのよ?
もっと真剣に考えてよぉ!」
「一度も会いに来ないお父さんなんていないも同じよ!」
鼻で笑う出雲。
一度もか。それはひどい。二人も生ませといて。
「宗さまは今おつとめが忙しいだけなの!」
“はい、玉ちゃんの朝餉だよ”
「ありがと、ウケちゃん!」
泣きながら、狐神に礼を言う玉雲。
「いつか家族いっしょになって、玉ちゃん、素敵な奥さまになるんだもん!!」
“玉雲、洗濯物干したぞ”
「ありがと、ミケ!!」
そういう部屋の中は子ぎつねから人型狐神まで狐だらけ。
蛍光灯まで子ぎつねで一杯で足の踏み場もなし。
うおおおおおお、何て羨ましい部屋!!(*´▽`*)
「…狐神に家事全部まかせてるくせに」
なにが素敵な奥さまよと呆れる出雲。
「あらー、いいじゃない!
これも玉ちゃんの才能だもん!
ねーっ、みんな❤」
“ねーっ”
“きつねのアイドル!!”
“人形に化けるのは疲れるが、玉雲がかわいいから仕方ない”
「あんたらがそーやって甘やかすから!!」
モテモテの母にキレる出雲。
まぁ、玉雲がちっちゃくて頼りなくいつまでも少女っぽいままで、
娘の出雲が反動でしっかりしてしまったので、精神的に成長しない玉雲がかわいいと思うのは
幼い頃から接してる狐達も仕方ないんだろーな。
祖父母もいないし、狐神はやはり神通力の強いものに弱い。
けど、甘やかしてしまったのは後々よくなかったんだけど。
「それより早くご飯食べたら?
朝のおつとめでしょ?」
「はぁい」
散々、泣いて娘に甘えた後はケロリとして食事を始める。
『――そう玉雲はこのとおり、頼りなくだらしない女であったが…
宮司としては強力な神通力を持っておったのだ。
――神木家は“魔”を鎮めるつとめを負ってきた』
朝のおつとめは稲穂や供え物を揃え、大きな巨木に舞を奉納すること。
琴の音に併せて、雅な衣をまとい、狐面をかぶり、扇を片手に優雅に舞う。
その巨木には大きなうろがあり、その中にはオウム貝に似た奇妙な大岩が安置されている。
『“殺生石”
近付く生者を殺し、死者を甦らせる魔石だ』
確か東北にある殺生石が何で島根県にあるのかはスルー(^▽^;)
まぁ、日本中あちこち殺生石の破片やら伝説やら塚やらあったりするので、ここにあっても不思議ではない。
『殺生石はかつて陰陽師によって討ち滅ぼされた白面金毛九尾の狐の結晶である』
は、白面の者…Σ(゜口゜;
うしとら、うしとら(笑)
『神木は九尾の呪いを鎮めるため、稲神から分かれ、件の陰陽師と設けられた血統だった』
お役目さまですね。
『代々宮司となる巫女は“玉雲”を名乗って“神降ろし”という神楽を舞い――…
九尾に成り切り同化する事で九尾を鎮める。
当代の玉雲は歴代のどの巫女よりも力強く、美しく舞った』
出雲は舞台の端に控えてるんだけど、その出雲が見惚れる程、舞は綺麗らしい。
代々の巫女が玉雲と名を受け継ぐようで、出雲もいずれは「玉雲」になる訳ね。
祖父母がいないとこ見ると、余り長命な家系ではないのかも。
殺生石は毒を吐くし。
舞を終えると玉雲は月雲を出雲に渡し、
「じゃ玉ちゃん、今日は外におつとめがあるから、月雲を社務所に預けてね。
お願いよ」
「はいはい!」
母は急に二人をまじまじと見つめ、
「あ~ん!!
離れるのさびしいい、私の宝物お!!」
「ちょ、ちょっとやめてよ!!」
泣きながら二人を抱きしめてすりすりすり。
二人を見送りながら、いつまでも泣いている。
『玉雲はこういう憎むに憎みきれん不思議な女であったが
出雲と月雲は本家の当代宮司稲神宗爾の外腹の子という、それはもう複雑な立場で育った』
お父さんをぶん殴りに行っていいですか?(`Д´#)
つーか、狭い大社の中でよくもまぁ…。
『その上、殺生石を扱う神木の子ということで、嫌な顔をしたり嘲ったりする者もいた』
役目の為なのに、蔑まれてるとは。
これは本家がかばわないといけないのに、パパがこれじゃあな。
不倫はアカンで。
月雲を社務所の預けに行くが、子供の境遇は知られてるので社務所の人の視線も冷ややか。
当然、月雲は離れるのを嫌がって、出雲に抱きつく。
「どしたの、月雲」
「…やだぁ」
「大丈夫だよ。
ねねがあげたお守り出してごらん」
「ん!」
くまちゃんのポシェットから狐のお守りを出して見せる月雲。
「これがあれば月雲は一人じゃないの。
無敵よ!
さ、くまの中にちゃんとしまっておきな。
学校終わったら、すぐ帰ってくるからね」
「うん…」
子供は周囲の空気に敏感なので、出雲は学校に来ても溜息ばかり。
『社の外でも気はぬけぬ。
自分達と違う者を嗤う者がいるからだ』
「月雲、冷たい仕打ちされてなきゃいいけど」
“ボクの兄弟に見守らせてるし…大丈夫だよ”
狐神が言うが、出雲は心配。
物理的な折檻はされないだろうけど、精神的攻撃は狐も防ぎようがない。
「でも、やっぱり…。
あんたも見に行ってくれない?」
“しょーがないなぁ~”
これを見ていた少女たちがクスクス笑いながら
「みてぇ、神木さん、また一人でしゃべってるー」
「こわーい!」
「始まっちゃったよ、霊感少女アピールが!」
「きゃはははは!
私のお母さんは神木さんのアレ、家庭のせいじゃないかってー」
「じゃあ笑ったらかわいそうだよぉ、あはは」
大社の宮司の家の者は普通敬われるだろうに、こんな仕打ちを受けるのは、
不倫の子という烙印のせいだろうな。
本家の奥様が苦々しく思ってるだろうし、周囲の者もそれに併せるから。
むしろ神通力の失せた本家の方が頼りないんだが、かばってやってる様子もないし、
本家のパパがいかにだらしないかだな。
子供にそのしわ寄せが行く(´;ω;`)
『出雲はいつも孤立しておった』
大社に戻ると、母子がむつまじげに散歩している。
微笑ましい光景だが、自分にはありえない。
母が自分にべったり寄りかかって現実を見ようとしない状況では。
出雲は参道を夢中で走り出した。
(仕方ない。
あたしは誰も頼れない。
しっかりしなきゃ…!)
早く一人前にならなければ。
玉雲のように舞えれば、誰も表立っては貶せない。
出雲はクルッと舞ってみた。
だが、足を捻って思い切り転んでしまう。
ひっくり返った無様な出雲を狐達が嗤った。
“…下手クソめ!”
“まさか玉雲の神降ろしのマネか?
全然なっとらんわ!”
真っ赤になって否定する出雲。
「!?なっ。
ちっちち違う!!
私も早くお…お…覚えなきゃって、思っただけで…!」
“神降ろしを覚えようが玉雲を継ごうが、我らは汝の僕にはぜっったいならんからな”
“かわいくないもんね”
“そうだ、かわいくない”
「なによ!?
基準がかわいさってなによ!?」
狐達は出雲にキビシイなぁ(´;ω;`)
学生になってもそうだし、神通力が母より低いせいかしらん。
出雲ちゃんのかわいさが解らんとは、困った狐たちだ。
ランドセル背負った出雲ちゃん、かわいい!!
小学生は最高だぜ!(笑)
一人でやろうやろうとするのが「かわいくない」のかな。
べったり頼られた方が狐は嬉しいのか?
でも、出雲が頑張らないと月雲はご飯も食べられないし。
そこにやってきたのは二人のSPと女秘書と従えたイルミナティのマッド博士外道院一行。
水玉模様の背広、気色悪ぅ。
「キャキャ…さすが稲生大社♪
キツネだらけだねぇ~。
はじめまして、神木出雲ちゃん❤
キャキャキャ!!」
「…!?」
「外道院博士、ここは私に」
秘書ぽい女性が外道院に声をかける。
「…チッ、女の方が警戒されないか。
まぁいいだろう」
無害そうな女性が優しげに出雲に向き直る。
「…急に話しかけてごめんね。
私達はイルミナティという先端悪魔研究施設の研究員です」
「悪魔…!?
イル…ミ…??」
「普通の人の目に見えないそこのお狐さん達みたいなものを
“悪魔”と総称してるの」
“だっ、誰が悪魔だ!!”
神の使いなのに悪魔呼ばわりされて狐達は激おこ。
「コ…コイツらが見えるの!?」
「えぇ」
神木一家以外、誰も狐達が見えないので、初めて見える人達に出会って出雲はびっくり。
「ちょうどよかった。
実は私達、あなたのお家で管理してる――“殺生石”について聞きたくてやってきたの」
「!」
「私達イルミナティは人間と悪魔の隔たりをなくすために活動しています。
“殺生石”の研究が進んで石から九尾の力を取り出すことが出来れば、
悪魔と人の区別のないみんなが仲良くなれる世界がくるわ。
よかったら少し話を聞かせてもらえない?」
「……」
絶句する出雲。
見えるばかりに蔑まれてきたし、殺生石を鎮める役目も疎まれてるし、それがいい事に使われるなら一石二鳥。
でも、九尾の力が皆が仲良くなる世界の何に役立つのか。
怨念の塊をどうするのか具体的な事はさっぱり。
訳が判らないよ(◕‿‿◕)
「なにそれ…うさんくさ!
才一、殺生石は神木以外は誰も触れない石なんですけど。
九尾の力を取り出すなんて信じられない!
失礼します!」
思わずドン引きで身を翻した出雲に、秘書は慌てて声をかける。
名刺を取り出し
「待って!
今すぐじゃなくてもいいわ。
それに私達は悪魔の研究をしてるの。
…何か困ったことがあったら連絡して。
私も子供の頃、悪魔が見えて苦労したから。
悩み相談くらい出来るかもしれないし」
「…!」
秘書は笑顔を向け、一行は帰って行った。
出雲は名刺を見る。
吉田マリア。
十字を組み合わせた紋章の下に記された名前。
これがイルミナティとの最初の出会い(;゜Д゜)
玉雲を使い捨て、出雲に神降ろしやってと言ってたから、今だにイルミナティは
九尾を使いこなせてないじゃないかΣ(゜口゜;
ざまぁ…と言ってられん。出雲ちゃんは大変だ。
出雲ちゃんがダメだったら月雲の番だから、出雲ちゃんは八方塞り。
出雲ちゃんが九尾を鎮め、狐達を使役するのではなく、信頼を向けたら、
狐達と和解できるのかな。
しかし、イルミナティが絡むとそれでめでたしって訳じゃないし。
2に続く
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