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Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

進撃の巨人 第56話「役者」 1

2014-04-12 00:07:48 | 進撃の巨人

別マと一緒に「悔いなき選択」も買いました。
確かにリヴァイは綺麗だし、絵も綺麗ですけど、恐らく原作の巨人がこんな絵だったら、
今の人気はなかったと思います。
アカギが福本絵じゃなきゃダメなように。
やはりまずは物語ありき、だなぁ。
つったって、同人とか買う時は、まず絵で手に取ったりするんだけどね(笑)
後、1話見てあわあわして「シドニアの騎士」大人買いしてきた。
学園ラブコメなのに、かわいい子も兄貴もバンバン死んでくよぉ。
さすが俺の弐瓶さんやでぇ。絵はバイオメガとかの頃が好きやけど。

進撃の巨人 第56話「役者」 1

着せ替えカバー。
へいちょおおおお!!(*´▽`*)
週マが静的なら、こっちは動的。
どっちも好きですねぇ。
どっちももったいなくて使わないけどね。
本表紙が一番好きだし。

さて、本編。
エレンは寝ながらぼんやりしてる。
その時、思い出したのが、ライナーに首絞めされて落ちる間際に聞いたユミルとベルトルトの会話。
『君は人間に戻る時、誰を喰ったか覚えているか?』ってアレね。

つまり、理性ある巨人が自我を取り戻すには、同じく理性ある巨人の素養を持つ人間を喰う必要があるというアレ。
でも、これって元々理性ある巨人になれる人がいるという大前提がないとダメだよな。
やっぱり、何処かにそういう種族がいて(ユミル族か知らんが)、それを元に研究して人工的に理性あるのとない巨人を
生み出していったって事かなぁ?

理性ある巨人は(今んとこ)希少だし。
猿巨人みたいな別格もいるしな。

まぁ、とにかくエレンはレム睡眠とノンレム睡眠の間あたり、一番意識があやふやな時、色んな記憶を取り戻せるようだ。
四六時中頭殴って、小鳥さんピヨピヨの状態にしとけば、エレンパパの事やら、薬で抑えてある事やら情報が引き出せそうだけど、
その前にエレンがバカになるか、俺がミカサにブチ殺されるかで余りうまい方法ではない。
催眠術師とか、この世界にいねぇかな?

で、ふつー寝てる時に考える事とか夢とかすぐ忘れちゃうもんだけど、巨人にまつわるとても大事な事だったので、
慌てて飛び起きるエレン。
余りに衝撃的な内容だったので、寝癖も構わず「忘れないうちに!」とメモを取りに階下へダッシュ。
まだ寝てていい時間だったので、寝ぼけ眼のジャンと、見張りで寝不足のアルミンはぼんやりエレンを見送る。

さて、拷問が終わって、戴くもんは戴いたので、サネスはラルフと同じ牢に収監。

「サネス! なぜここに!?
 お前…大丈夫か!?」

包帯だらけのサネスを座っていたベッドから見上げるラルフ。
冷たく見返すサネスに

「お前…まさか…こいつらに喋っちゃいねぇよな?」
「俺達の王への忠誠心はこんな奴らに屈するわけないはずだ」
「オ…!? オイ!? サネス!?」

突然、両手でラルフの首をもの凄い力で締め上げるサネス。

「お前の声は!! もう! 聞きたくない!
 今までよくも俺を! 裏切ってくれたな!!」
「…ッ!? ~~!? な…!?」
「信じていたのに!!」
「……。
 まさか…」

あ、これって…?と恨みがましい目でハンジを見やるラルフ。
悔し涙でラルフを絞殺そうとするサネスに鉄格子越しにハンジは怒鳴った。

「サネス! 彼は何も話していない!
 っていうか何もしてないし、何の質問もしてないんだ。
 ラルフは君が遠くにいると聞かされていた。
 そしてナイフで脅され私の作った作文を声を出して読んだ。
 それだけだ」

ハンジが見せるメモに真っ青になるサネス。
ラルフの首から手を放して、床にへたり込む。
咳き込みながらベッドに倒れ込むラルフ。
情報統制下でうまく操られちゃった憲兵隊(^▽^;)
まんまとハメられました。

「じゃあ…俺が…王を裏切ったのかよ…」

無念、俺のバカバカと泣き出すサネス。
ラルフもハンジ達を詰る。

「…あ、悪魔め」
「…そりゃ否定はしないけど。
 ニックにもあんたらがそう見えただろうね」

ハンジはメガネを額に上げ、顔を鉄格子に押し付ける。

「だからあの時言っただろ?
 あんたらがかわいそうだって。
 本っ…当に惨めだよ…。
 おっさんが泣いて…喚いてみっともない。
 ざまあみろ!! ばーーーーーーーーか!!」

ニックの代わりにハンジは怒鳴った。
大事な協力者だったのにねぇ(´;ω;`)

「そこでクソするだけの余生に生きがいでも見出してろ!
 じゃあな!」

捨て台詞を残して立ち去ろうとするハンジに、サネスはボソッと呟く。

「…順番だ」

責めるでもないセリフに意味が解らずハンジは立ち止まり振り向く。

「こういう役には多分順番がある…。
 役を降りても…誰かがすぐ代わりを演じ始める。
 どうりでこの世からなくならねぇわけだ…。
 がんばれよ、ハンジ!」

むしろ憐れむようなサネスの涙に、ハンジの顔が強張った。
黙って階段を上って行くハンジに部下が呼びかけたが、ハンジは立ち止まらない。
ドアを閉める。
悄然とし、溜息をついた。
憐れまれた。
仇討したつもりだった。上手を取った。
なのに、まるで負けるのはお前らの方だと言われたようだ。
サネス達は負けたが、ハンジ達も勝ってはいない。
ただ情報を得ただけで、状況は何も好転してないのだ。
次にあの牢の向こう側で嗤われるのは、ハンジ達かも知れない。
サネスはそう言いたかったのだろう。

つまり、サネス達などトカゲのしっぽに過ぎず、簡単に勝てる敵ではないと見抜かれての涙だと。
確かにサネスは完全に手のひらで踊らされ、ハンジの才覚を認めただろう。
だから、「頑張れ」と言った。
だが、憐れまれる筋合いはない。
負ける訳にはいかないのだ。

ハンジは思い切り、テーブルと椅子を蹴飛ばした。

「…ハンジ…さん?」

ハンジの剣幕に恐る恐る壁から顔だけ出してエレンが声をかける。
ハンジは苛立ちと怒りを眼鏡をかけ直す事で封じ込めると

「ゴキブリがいたんだよ。
 こんな廃墟のような関所なんだからいるのは当然だろうけど、
 さっきの私の一撃で粉々に消し飛んだよ。
 一切の痕跡も残らないくらいにまったく。
 清々しい朝というにはまだ早いけど、エレンどうしたの?
 その紙は?」

ハンジさんはウソの言い訳をすると矢鱈長くなるらしい。
解りやすいね。

「今さらなんですが…。
 以前のベルトルトとユミルの会話を思い出しまして…。
 それを紙に書きとめました」

さて、数時間後、全員一部屋に集合。
ハンジだけがいないので、リヴァイがエレンに尋ねると

「大至急エルヴィン団長と相談しなければならないと言って飛び出して行きました」
「あのメガネ…」

リヴァイは苦笑し、女性団員に声をかける。
遠くから馬飛ばして来たので水飲んで一息ついてます。

「ニファ、夜通しの伝達ご苦労だったな」
「…いえ」

エルヴィンがいないので、リヴァイが副団長のような形で団員に気配りしてるね。
優しいね。

「早速だがエルヴィンの伝言を聞かせてくれ」
「……。
 …しかし、彼らは?」

リヴァイ班やサネス達の見張り役だけでなく、リーブス商会の親父と若い男が二人。
話す内容が事が事なので、言いよどむニファ。ショートヘアのなかなかかわい子ちゃん。

「リーブス商会だ。問題ない、話せ」
「は…はぁ」
「席を外すくらい何ともねぇよ、旦那」

親父は立ち上がろうとするが、リヴァイは押しとどめる。

「イヤ聞いててくれ。
 そういう契約だったはずだ。
 隠しごとは無しだ」
「……」
「あんたらのことは信用している」
「へぇ。
 今日初めて紹介した俺のせがれも信用するってのか?」

親父は不出来そうな男の頭をペスッとはたく。

「リーブス商会の人間であれば当然だ。
 フレーゲルだったな?
 お前を歓迎する」
「あんたは…リヴァイだったっけ?
 歓迎してるつもりなら茶菓子くらいそろそろ出てきてもいい頃だよな?」

せがれの生意気な態度に顔を引きつらせる一同。
エレンが一番動揺してるな。
どんだけ仕込まれてんねん(笑)
親父はガッとせがれの頭を鷲掴むとグググと頭を思い切り下げさせる。

「すまねぇ…。
 いつかこいつに俺の跡を継がせるつもりで色々連れ回してるんだが…。
 甘やかしちまったせいで、てんでガキのままだ。
 俺達は席を外すから俺達の役割だけ教えてくれればいい」
「ダメだ。
 ここで一緒に聞いてくれ。
 この件はリーブス商会だけでなく、この世界の今後を左右する。
 だから、あんた達の力と信頼関係は大事なんだよ」

世界の今後と聞いて顔を引き締めるエレン達。
リーブスも真顔になり、せがれの頭から手を放す。

「わかった。
 ここに座ってるから進めてくれ」

さて、ニファはエルヴィンの話を代わって伝え始める。

「…では、ヒストリアをどうやって女王に即位させるかの件に関してですが…」
「え?」

ヒストリアは意味が解らなくて聞き返す。

「…?」
「女王?」

エレン達も訳が判らなくて、当惑。
その反応にニファは驚き、リヴァイに問いただす。

「…俺の班には言い忘れてたが、
 現在のフリッツ王家は本物の王家の代理みたいなもんで、
 その本物の王家はレイス家だ」

その言葉の意味を噛みしめ、次第に青くなるヒストリア。
彼女が真っ青になって立ち尽くした時、既にエレン達はヒストリアから一歩離れて引いてしまっている。
彼女が近寄りがたい高貴な身分と同時に爆弾だというように。
助けを求めるように仲間を見渡すが、同じく驚く顔が帰ってくるばかり。
リーブス親子も驚いている。

アルミンが声も無いヒストリアに代わってリヴァイに質問した。

「ヒストリアを女王に即位させると聞こえましたが…、
 それがこの革命の主目的ということでしょうか?」
「その通りだ。
 ヒストリア、感想を言え」
「……。
 ……あ、私には…無理です。
 ……できません」

リヴァイはヒストリアの前に進み出る。
リヴァイは小柄だが、ヒストリアより大きい。

「だろうな。
 突然この世の人類の中の最高権力者になれと言われ、
 『はい、いいですよ』と即答できるような神経してる奴は…
 そんなに多くはないだろうな…」

リヴァイは改めてヒストリアを見つめた。

「だが…そんなことはどうでもいい。
 やれ」
「……。
 私には…とても務まりません」
「嫌か?」
「私には…とても…」

リヴァイは睨むが、彼女は正視できない。
目を逸らして怯えるばかり。

「わかった」

言うなり、リヴァイはヒストリアの胸倉を掴んで持ち上げた。
小柄でも立体起動を操る鍛え上げた腕だ。
息が出来ない。

「う…!?」
「じゃあ、逃げろ」
「リヴァイ兵長!?」
「兵長…何を!?」
「放して下さい!」

サシャ達が止めるがリヴァイは聞く耳を持たない。

「俺達から全力で逃げろ。
 俺達も全力でお前を捕まえてあらゆる手段を使って、お前を従わせる。
 これがお前の運命らしい。
 それが嫌なら戦え。
 俺を倒してみろ」

突然、リヴァイは手を放した。
ヒストリアは激しく咳き込む。
サシャは介抱しながら、リヴァイを睨んだ。
ジャンも「こんなことしなくても!」とやり過ぎではないかとかばう。
が、リヴァイは動じなかった。

母を早朝駅に送っていかないといけないので(その後仕事)2は明日。




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