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随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

天敵君!

2009-05-25 | ライフスタイル
 米国のほかのところはよくわかりませんが、私の住む街では清掃車は週に「1回ずつ」きます。「1回ずつ」というのは、普通ごみ・分別ごみ・その他(例えば庭の木とか草のようなもの)等の回収がそれぞれの曜日毎に決まっていているからなのです。

 日本の場合はゴミの種類によっても違うのでしょうが、恐らくは週2-3回というペースではないでしょうか? それに比べるとそれぞれが週1なので、少ないように感じられるかもしれません。

 ところが、こっちのそれぞれの家庭にあるゴミ箱は、日本と比べると格段に大きいのです。

 私の住んでいるところでは、市からそれぞれ一つずつそれ専用のゴミ箱が与えられます。大きさは、日本でよく目にする大きな青いバケツでざっとみて4-5個分以上はあるでしょうか? やはり大量生産&大量消費する国ですし、それが週一の回収ですから大きくしなければならないことは容易に想像できるかもしれません。でもそれ以外にももっと大きな意味があるのです。

 こちらの清掃車による回収法は日本とはまるで違ったものです。今はもっと違ったものになっているのか、地域によって違いもあるのではないか? と思いますが、私の日本での清掃車のイメージは、どこからともなく音楽がなってきて(うちの地域は「乙女の祈り」でした)から車が現れます。そこで2人くらいの人がゴミだし場からゴミを車の中に突っ込みます。終了すると横のボタンを押して、掻き込み弁を動かしゴミを車の内部に入れ込みます。そしてその後、車を移動させて次の場所へ、というものです。

 しかしこちらの場合、さわやかなメロディーなんていうのは一切ありません。突然「ガァー」という大音響とともに大きなトラックが現れます。その車にはサイドに、大きなバケツを挟むような取っ手がついているのです。それで上手いこと掴み、頭上に持ち上げバケツをひっくりかえすのです。そうなるとゴミはそのままトラックの中にほうりこまれるのです。「がしゃん、がしゃん!」と大きな音を立てて一連の作業をやるのですが、全部機械がやるのです。日本のように人の手を借りることはありません。ドライバーが一人でできるようになっているのです。何と合理的なのでしょうか?

 でも日本では、これだけ大きなトラックを街中で運転することができません。大国米国だからこそできる力技といわざるをえないのです。

 想像すればお分かりでしょうが、これだけの力技です。当然容器もそれなりに強力なものになっています。どうしたって壊れることの無いようにプラスチックが強化されているのです。多少痛い目にあわせたところで、自分の手が痛くなってしまうように頑丈にできています。

 こう考えると米国という国は、日本の「きめ細かなサービス」というよりは、「合理的で且つコストパフォーマンスの良いサービス」を目指し、市民に不満足感を与えないようにうまくやっているような気がします。だから日本人的には物足りないサービスでも、公共料金の安さを考えるとまあまあ納得してしまうのですが・・・。

 そんな強力なゴミバケツにでも、「天敵」はいるのです。それが、あの「リス君」なのです。彼らは本当に腹が減ると、そういうバケツを喰いやぶって、中のものをあさるんだそうです。あの可愛い顔をして、その獰猛さたるや、なかなか想像できないかもしれません・・・。

 そういう目にあった家は結構まわりに多いようです。

 まあ私の家の場合、庭にえさ箱を置いてあるので、どちらかというと餌に関してはそちらに気がいっているようなので、今のところ被害がないのが幸いですが・・・。

 バラじゃありませんが、可愛いものほど危険なのかもしれませんね・・・? 

初体験

2009-05-21 | ライフスタイル
 さすがに髪の毛が長くなりすぎて、おまけに寝癖がついていつも爆発してしまうようになりました。さらにここ最近の豚インフルエンザ騒ぎで、「7月には日本に戻ってすっきりできるだろう。」と思っていたのが暗雲が漂うようになり、「こりゃ、下手すると日本に一時帰国できないかも?」とか思い込みだしはじめました。そんなこんなのいろいろな要因が重なると、しばらく蓄えてきた長い髪も、うっとおしいだけの存在になりはじめてしまったのです。

 ちょうど同じ頃、うちの細君が友人の紹介で良い美容師さんがいるとの情報を入手してきました。他にも何人かその人に切ってもらっているのがわかり、細君も「とりあえず切ってもらおうかな?」と言いだしたのです。それと自分のうっとおしさが重なって、私は気の迷いから「ちょっと切ってもらおうかな?」と誤って言ってしまったのです。それが運のつきでした。細君が電光石火で予約を取り、私は生贄になってしまいました。

 今日初めて米国で髪を切りに行きました。

 美容師さんのテクニックは結構イケてて良かったです。うまかったです。そういう意味では問題はなかったのです。まぁ、外見的には成功でした。が、やっぱり過去8年間、ずっと同じ美容師さんにやってもらっていて、その人がとってもというか最上級に上手い方で、更に過去のつきあいから信頼関係も抜群であったことから考えると、やっぱりここで切る必要があったのか?  もう少し我慢できたんじゃないかな? と感じてしまったのです。そういう意味では切って失敗だったかもしれません。

 とはいえ、過去に散々いろいろな人の失敗を見てきていますから、もちろん私も馬鹿ではありません。まず切るときに、「1.5インチ、このくらい!」という風にしっかり長さを強調しました。それでも、最初「4インチくらい切る?」とか言いだすものですから、「No! No! (そんなに切られたらどんな格好になるかわからん! と言う意味です。)」としつこく強調し、もう一度手でこのくらいだよ! と指示しました。それから切り始めました。

 普通カットしてもらうときには何気ないいろいろな話をしながら進めるのでしょうが、何しろ私は緊張のしっぱなしなので、美容師さんの一挙手一投足に至るまで注意し、間違いないように怖いくらい見張っていました。きっと彼女からすれば異様だったでしょうね? とりあえずうまい下手はどうでもいい! 下手にカットされなきゃいい、だめだったら日本に戻ったときにしっかりと切ってもらおう! と自分に言い聞かせながらやってもらったのです。

 さて実際にどうするかと思えば、やっぱりカットの主体はカミソリです。それでばっ、ばっ、ばっ!と切って行くのです。いつはさみを使うのか?と思ったのですが、切る時間大よそ15分ではさみを使ったのは僅か2-3分でした。「やっぱり・・・。」といった感じです。「あまり短くするな!」と強調しまくっていたのですが、1.5インチとお願いしても、やはり2インチ以上切られていました。この方、韓国の方だったのですが、しっかりアメリカナイズされていました。結果的には何とか自分の「想定の範囲内」で収まったのですが、あの時切る長さをしっかり言っておかなかったら、きっとわかめちゃん顔負けのおかっぱにされたかもしれません・・・。

 米国の美容師さんの怖いところは、自分の思い込みでカットするのです。人の話を聞きません。自分のセンスでやるのです。いやはやこれが困るんですよね?

 まぁ、失敗と感じたわりにはほどほどにましでしたが、できるだけ早く日本に戻ってちゃんとしたいなぁ・・・、と思いました。日本にいると、こういう苦労ってわかりませんよね? 今日は精神的に疲れました。

 一方で日本の美容師さんは、やっぱり世界で最高の技術をもっていると痛感しました!

Eliminator! 

2009-05-20 | ライフスタイル
 先週末に家に「Bug Lady」という方がいらっしゃいました。その名を直訳すると、「害虫女」になってしまうのですが、その名とは全く違った方がいらっしゃいました。(とはいえ、揚羽蝶のような方と言うわけではありませんでしたが・・・。)

 彼女の目的は家に巣くうあの「黒光りするすごいやつら」をどうにかしてもらうために招聘したのです。この1月からゴキブリ君が毎日のように家の中を闊歩しているのでした。それが出てくるたびに、家中では細君やら娘の悲鳴がとどろきわたるのです。さらにそれがどういうわけか、私が居るときには出現回数が少なく、出張とかで家にいないと出てくるわけで始末に終えません。(細君曰く) よって、しばらく留守にして家に帰ってくるとまずまっさきにこの話が出てくるわけで、それをまた延々と聞かされるわけですから困ってしまっていたのです。

 結局うちの細君は家のオーナーに頼んで、駆除退治のスペシャリストを呼んでもらったわけです。

 準備にほぼ2週間、家の中の物品の整理も兼ねて彼女は一生懸命やりました。それで彼女を迎えたのです。ちなみに当日までの直近2日間の睡眠時間は3-4時間程度だったそうです。しかし彼女の姿は普通のポロシャツにジーンズ、そして5Lくらいのビール樽にスプレーをつけたような容器というものでした。うちの細君は唖然としていました。(笑)

 彼女は私達の話を聞いて、出現するところをまんべんなく樽スプレーで液をちょろちょろとまいていきます。それを各部屋、ベースメント、そして家の周りといった感じで・・・。で、30分くらいで終わりました。

 それで終わりだったものですから、細君の気の抜けようは想像に難くありません。

 もともとはバルサンなのか、それともかなり匂いのきつい化学品をたっぷりまくのではないか?と思っていたのです。そのため、人体に影響は無いのか? はたまた締め切りにしておかないと効果がないのでは? といろいろと想像していただけあって、「これで終わり?」といった感じで完了してしまったものですから、彼女からすれば、「あの努力はいったいなんだったんだ~!」と夕陽に向かってバカヤロー状態になるのもわかります。

 まあとにかく何はともあれ作業は終わりました。で、とりあえず一ヶ月間様子を見ることになりました。その後の経過で、1ヶ月してもまだ出現回数が多いようであれば、無償でアフターケアしてくれるそうです。そういう意味では効果が絶大であると彼らは言っているのです。今はまだまいたばかりなのでどうなるかはわかりませんが、そうならないように祈っています。でも本当に効果があったら、やっぱり優れものなのでしょう! 

 ちなみに彼女にそのプロセスやら中味やらを聞きました。彼女曰く、液をまいたところにゴキブリが通ると体にその液が付着するというのです。それが神経系統を徐々に犯し、やがて死に至らしめるのだそうです。では人体に影響がないのか? と訊ねたら、もともとの成分が植物ベース(ユーカリベースみないなもの?)だというのです。だから影響はないということなのです。確かに米国のEPA(厚生省みたいなもの? 薬品の許認可及び管理をする組織)は日本と比べて厳しいので、そんなに人体に影響のあるようなものを簡単に認可はしないのが事実です。とはいえ、中味もわからないとそれはそれで困ったものですからいろいろと聞いてみました。結局“Deltamethrin”というものを溶媒に薄めていることがわかりました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Deltamethrin を参照してください。

 ということで、一応彼らとの決戦は最終局面を迎えました。あれから数日立ちましたがやはり何匹かは息絶えていました。確かに前よりも出現回数が減ってきたような気もします。これでいなくなってくれれば、あの悪夢のような悲鳴から開放されることになるでしょう。そうすると効用は恐るべし! ということになります。

 日本のバルサンとかそういうのを考えると、こっちのものは自然や人体に配慮されていろいろと開発されているんだなぁ、という印象を受けました。日本が遅いというわけではないのですが、規制面ではまだまmだ欧米諸国に比べるとゆるいというか甘いというか? という風に自分的に感じてしまいました。やっぱり健康で害のないものであれば一番いいですよね? 

 「ゴキブリ君、さようなら!」 私はその効果に期待しています。

頭痛の種

2009-04-07 | ライフスタイル
 最近久しく日本に帰っていないもので、髪の毛がずいぶんと長くなりました。まあ以前にはかなり長くしていたので、自分的にはそれほど違和感がなかったのですが、やはり半年近く切らないとさすがにうざくなってきます。この次は多分夏になるまで日本に戻る予定はないので、ちょっとなんとかしたいのですが、とはいえ、米国内で髪を切れば失敗するのは目に見えています。前にうちの同僚さんが2人トライしたことがありましたが、両方とも大失敗です。切った本人はあまりにもひどいので、すぐに自分で手直しをしたそうです。うちの息子もトライをしましたがこれも大失敗でした。アジア系の人だったので、「くれぐれも1インチだぞ。1インチは3センチだからね! あなたはメートル法の国だから3センチってわかるよね?」って散々念を押したにも関わらず、結果は3インチ(9センチ)も切ってしまったのです。これにはうちの息子もあまりの悲惨さに後で目で怒りをあらわしていました。

 こっちにはどうも「美容師・理髪師の免許」が無いらしいのです。つまり誰でも人の髪を切れますし、それで商売をすることができるのです。一回10-15USDという値段は日本に比べるととてつもなく安いです。でもそれは素人が切ってくれるからなのです。ちなみに、うちの同僚の一人が犠牲となった理髪師はトータルで15分。そのうち4/5をかみそりでカットしたそうです。ということはハサミを使ったのは僅か3分。いやー、これではとてもじゃないけど切りたいと思わないのが人情というものでしょう。

 もうひとつまずいことは、こっちの理髪師は人の言う事を聞いてくれません。あーだこーだお願いしたところで、自分の感性で切るのです。これが一番困ったものです。その人の感性と自分のそれが見事にマッチすればよいのですが、そうなることはまずありません。したがって十中八九悲惨な結末が目に見えているのです。

 まあ、それでもトライしようという気がある人は引き止めませんが・・・。

 したがって、結構多くの旦那さんは、奥さんに髪を切ってもらうことが多いようです。私の住んでいるエリアは当然東海岸・西海岸の大都市から遠く離れた田舎町です。そういうところに日本人チックな髪を切る技術を持った人がいません。以前にだめもとで「そういううまい美容師さんはいない?」と聞いてみたのですが、皆さん「あら、うちの旦那は私が切っているわ!」という奥さんが多かったです。

 それで前回非常にうざくなったところで、一回うちの細君に試しにやってもらいました。でもやはりこれも大失敗でした。本当にやらせなきゃよかった・・・、と思いつつ、後で自分で手直しをしました。

 日ごろからうまい人にやってもらうとこういうところで差が出てしまうのです。

 まあ長いのは多少きちんとセットしておけばいいのですが、もうひとつ困ったことが出てきてしまいました。私の髪は以前にも書きましたが、ここ数年白髪が爆発的に増えています。「禿げるのに比べたらましだ!」ということで自分としてはうれしいのですが、あまりに目立つようになったので、ここ最近日本に帰るたびに染めています。本人は染めるのも「ちょっとおもしろいなぁ・・・。」と思うところもあるのですが、これが時間が経つとどんどんまた白髪が目立ってくるようになるのです。これがまたうざいんです。

 ということで、今回自分で染めてみることにしました。ところが娘のアドバイスと細君のでまかせに頼ったばっかりに、とりあえず白髪はあらかた消えたのですが、染料が皮膚についてしまったのです。それが何ともかさぶたのような色になっているわけなのです。今は前髪で隠しているので、よっぽど近づかないとわからないのですが、良く見ると、どす黒いものが額の生え際に残っているのです。下手にみると何か額をぶつけてそこを流血したあと、しばらくたってかさぶたが残っているような感じにみえるのです。

 さあこうなると、もう当分いじれなくなりました。うまく切ってくれるひとが居ればいいのですが、そんなひともいません。細君が「やろうか?」といいますが、もうこちらからは願い下げです。下手に切れば「傷」が目立ちますし、どんな髪型になるかわかりません。

 とりあえず当面の間、これで耐えるしかないのか・・・、と悲観にくれています。

 Hair Cutは米国では頭痛の種の一つなのです。私にとっては・・・。

広いアメリカ、どうしてスピード厳しいの?

2009-03-21 | ライフスタイル
 この2週間ほど出張がなかったので、頻繁に事務所へ通っています。片道1時間半弱の道のりを往復高速道路をぶっ飛ばして行き来しています。でも一番怖いのは何と言ってもおまわりさんです。意外なところにちゃーんと隠れています。まぁ何度も通っている道なので、だいたいどのあたりをうろうろしているか、どこに潜んでいるかはおおよそ見当はつくのですが、かといって自動車社会。至る所に車がいるものですから時として見落とすこともあります。やばいなぁって思った瞬間にパトカーを見つけると、「ぎくぅ~!」という感じになってしまいます。

 やはり安全運転で、制限速度内で走るのが一番良いことです。

 とはいえ、なかなかそうも行かないのが人情なのです。時間が無ければついつい飛ばしてしまうし、周りに車がいなければ調子に乗ってしまいます。そんなことでは、スピード違反で捕まってしまうのは時間の問題です。

 そうならないためにはどうしたらよいでしょうか? 正直なところ、違法な事への対処法は私にはわかりません。

 でも過去に3回捕まった実績から言わせてもらえれば・・・、
1) 高速でのスピードオーバーは10%か10マイルオーバーすると危険(まあ5マイルオーバーなら見逃してくれるかな?)
2) 止まっている車がいたら必ずスピードを落とすこと。見通しの悪いところは特にパトカーが止まっている場合が多い。あとサービスエリアやトラックの検量所に止まっている場合が多い。
3) 左車線にずっと居座ると、スピードを出していると思われがち。うまい人は、右車線があくと直ぐにそっちに移動し「自分はちゃんと追い越し車線の使い方をわかっています。」という意思表示をする。
4) 夜間のトラック追い越し&左車線の長時間走行は危険。私はこれで3回のうち2回、トラックの陰でパトカーが見えず捕まってしまいました。
5) 車の流れに乗っていれば大丈夫か? でも自分が先頭にならないこと。早い車についていくほうが安全かも?
 等々が、つかまりにくくなる方法なのかもしれません。(絶対ではありません。)

 でも安全運転が一番です。こんなことしないでいつも制限速度内で走ることを心がけたいです。「ちいさな心に大きなゆとり!」これこそが車を運転する上で一番大事なことだと思います。

 じゃあなんで、実績からそんなこと言うのって?? そりゃ、こっちに来て捕まったのが癪だからですよ! だからこういう車をみたら、「あぁ~、奴らうまく運転をしているんだなぁ~?」って思えばいいんですよ。で、こういう走りをしないでただ単にぶっとばしている奴がいたら・・・きっとこの先で捕まるんだろうな? って思えばよいのです。

 昔「せまい日本そんなに急いでどこに行く?」なんていう合言葉ありました。でも米国は広いのです。「広い米国どうしてスピード厳しいの?」って言いたくなるときもあります。でもこちらはマイル表示なんですよね? すべて1.6倍なのです。そりゃ危険ですよね?(笑)

 まぁ所詮あなたの人生ですが、心は広くゆとりを持って運転しましょうよ! お互いに!

ちょっと時差ぼけ

2009-03-09 | ライフスタイル
 今日の午前2時に1時間ほど未来へタイムスリップしました。時刻になると自動的に午前3時になっていました。今日だけは一日が23時間で普段より1時間ほど短い一日です。

 米国のサマータイムは、2007年より制度が変更になり、現在3月第2日曜日から11月第1日曜日まで導入されています。そしてその日の午前2時になると時計を1時間進めたり戻したりするのです。この制度、元々はベンジャミンフランクリンが提唱した制度ですが、彼の存命中は日の目を見ることができませんでした。実際には第一次世界大戦中にドイツとイギリスが導入したのがきっかけであり、米国では1918-1919年に一度実施されたのですが、不評で一度やめました。でも第二次世界大戦中に資源節約目的で復活し、現在に至ったそうです。

 日本でも1948-1951年の進駐軍駐留時に4年ほどやった経緯があるのですが、それ以降はやっていません。環境論から幾度となく日本での導入を巡っては消えては浮かび、浮かんでは消えていくというのが続いています。

 まあ緯度が高くなるにつれて、日中と夜との時間の季節差が大きくなるので、そういうところにはこのサマータイムを導入するのは効果的だとは思います。

 さて、ここで面白いことなのですが、このサマータイムは全米一斉に時間が1時間移るということではないのです。よく調べてみると、「午前2時」がキーポイントで、この時間になったら変わるわけです。したがって、冬→夏の場合、それぞれのゾーンが2時になった瞬間に1時間スキップするわけですから、隣同士のゾーンで2時から3時までの間は、時差が2時間になるのです。逆に夏→冬の場合は隣同士の時差が無くなるわけです。

 また、米国・ヨーロッパの間にもこの実施時期には差があるようです。ヨーロッパでは3月最終日曜日から10月最終日曜日までの間であり、米国とのずれの間はまた1時間ほど違いが生じるのです。意外と調べて見てわかったのですが、各国の事情により臨機応変にされている分、実際に住んでみないとそのシステムに順応できないようになっています。

 昨日夜ひさびさに漫画を読みふけっていたせいで、寝るのが遅くなってしまいました。たぶん2時近くになってしまったと思います。したがってベットに入った瞬間に1時間損をしたわけですから、朝8時くらいに目が覚めてもいつもと違ってまだ眠気さが残っているのです。出張の疲れもあったわけですから、それも含めて二度寝をしてしまいました。まあこの二度寝をしても10時くらいにごそごそ起きはじめるわけですが、今朝はこれに1時間プラスされてしまい、戦闘準備が整ったころにはお昼近くになっていました。こうなると何か変な時差を感じてしまいます。日ごろ時差を全く感じていない私にとっては、何とは無く体が日の光になじむようななじまないような違和感を感じつつ、これを書いているような状況です。

 冬時間のメリットとしては、日本とここでは15時間の差がありました。だから夕方の6時くらいに電話をするとちょうど向こうは会社が始まった頃の時間で、さっさと用事をすませれば後は気楽にできました。でも14時間になると7時くらいに電話をしなければならないので、それまで待っているのがちょっといやかな? という感じにもなります。でも夏時間になれば昼間の明るい時間が延びるので、夕方にゴルフやいろいろなアトラクションができるので、そこはずいぶん状況が良くなるわけです。

 さあ、これでいよいよ春も本格的に始動となります。日本ではJリーグも開幕しましたし、MLBの開幕も近づいてきました。あ、その前にWBCも今年はあるんですよね? 楽しみが少しずつ始まってきています。そうなると時間は有効に使わないと、ついつい夜更かしをしてしまいそうです。

 「春眠暁を覚えず・・・。」 このシーズンになると、誰もが意識する言葉です。できるだけ朝寝坊はしないようにしなければなりませんね!(笑)

International Call!

2009-03-05 | ライフスタイル
 米国に来てから日本と比べて料金格差でおどろいたものがいくつかあります。ガソリン代、食費、電気、水道・・・。まぁ何をとっても日本と比べれば安いのです。大量購入・大量消費がベースなので、その辺はある程度しょうがないと思います。ハードの部分が安いのは非常にうれしいのですが、その分ソフト・・・例えば、プリンターのインクとかブランクCD、詰め替え製品が意外と高いのに気がつきました。

 商品格差は、各国で為替の違いもあるし、消費基準の違いもあるし、それなりの理由でいろいろとするものだと思われます。

 ところが、どうも腑に落ちないものがあります。それが電話料金なのです。こっちの料金はすべて民間各社によって運営されていますので、それなりに安いとは思います。現に家の電話もTVとインターネットとのセットになっています。日本だったら、全部別々の契約ですよね? それだからそれぞれ別に支払いをしなければならないのです。こっちであれば、Cable TV+Internet+電話が全部で100ドルくらいです。私の場合はインターネットを多く使うので回線スピードを上げている関係上、更にコストは加算されますが、まあまあリーズナブルかと思われます。(ちなみに、回線スピードは最大20Mbpsなので、日本と比べると格段に遅いところはあります。)

 まあ日本での契約の仕方がまちまちなので、総額だけ見るとそれほどかわらないかもしれません。でもこの金額に日本への電話料金が加わっていたらどうでしょうか? 私の家は大体一ヶ月に20-30分くらいは日本に電話をかけています。その分も含めてのだいたいの値段なのです。

 つまり、今日言いたかったのは、日本から米国にかける国際電話料金とその逆の料金が桁違いな違いがあるということなのです。例えば日本からかける場合はどのくらいでしょうか? おそらく分100円はくだならいのではないでしょうか? 携帯だったらたぶん200円近くかかるでしょう。これはあくまでも普通の電話料金なので、今流行のIP電話とかSkypeみたいなものは除きます。

 ところが米国からかける場合、AT&Tの携帯からでも、日本の固定電話なら分10円、携帯にかけたとしても25円くらいでかかるのです。この数字を考えると、いかにサービスの良い日本の電話会社と言われても、あまりにも法外な料金をとっているとは思いませんか?

 まあそれがあるから先ほど出したIP電話とかSkypeとかが普及するわけですが、いちいちPCを立ち上げなければならないとか、めんどくさい、音声が悪いということを考えると、やっぱり普通の電話を使ってしまうのが人間というものでしょう。しょうがありませんね。

 ネットの普及や高速化によりこれからもIP電話やSkypeは増えるでしょう。でもやっぱりかなり高速化・高品質化し、現状の電話に匹敵するまでにはもう少し時間がかかるのではないかと思います。今のところは「便利なものはお金がかかる!」ということなのです。

 家の場合日本から電話がかかってきた場合には、一度切ってからこちらで再度かけなおします。そのほうがずっと安いわけですから・・・。30分話しても、4-5ドルであれば、ぜんぜん問題はありません。ところが日本からかけっぱなしだったら、それだけで4,000-5,000円かかってしまうのです。これは問題ですよね? これこそ生活の知恵なのです。

 別に経済が冷え込んでいるから? というわけではありませんが、皆さんも今一度自分の使っているものが有効になっているか? 無駄なお金を使っていないか? ということを見直したほうがよいのではないかと思います。そういうお金を減らし、他に投資することも大事なことじゃないかなと思います。

 資源の有効利用とはいいませんが、無駄はできるだけ無くすように心がけましょう!

習うより慣れろ!

2009-02-24 | ライフスタイル
 今日から5日間、カンファレンスの日々です。でも仕事の関係上2つのカンファレンスをサンノゼとフロリダで出なければなりません。ということで、あくせく状態の一週間になりそうです。

 ところで、米国での移動はおおよそ車が主体です。もちろん都市部近郊であれば電車やバスを利用することも無きにしもあらずですが、大概の場合飛行機で飛んできて、車で移動するというのがこちらのシステムです。だからいかにうまくレンタカーを借りるか? そして使うか? が良き駐在員としても資質を問われることにもなるのです。

 さて、今日は別にレンタカーの話をするつもりではありません。駐車場の話をしようと思っています。日本では狭い路上に車がよく止まっていて、それにペタンと駐車禁止のマークが張られているのはよく見かける光景です。こちらの場合は日本と比べて車社会ですから、大都市部でもそれなりに駐車場はたくさんあります。料金はピンからキリですが、一般に使用頻度が高いところ、便利なところはぐっと高く、ちょっと不便だったり盗難とかの危険性があるようなところだとその分かなりやすくなります。要はここでもまた、資本主義経済の原理がしっかりと出ているのです。

 ところで我々のようにこちらからすれば「外人」にとっては、下手なところに路上駐車をして、警察に捕まるようなことがあると困ったものです。だっていろいろその後処理がとてつもなく面倒だからです。だから私は、絶対路上駐車はせず、公共の駐車場を使います。ところが困ったことに、この駐車場のシステムが日本のように一定しておらず、その地区や場所により違っているところがあります。

 普通であれば駐車券をもらって出るときに清算するものや、パーキング券を前払いで買ってそれをダッシュボードに置いたりフロントガラスに張ったりするものが日本でも一般的です。でも、更にはパーキング券をもらう代わりにキャッシュカードを入れて、出るときにまた同じカードを入れてCreditを見分けるようなところもあります。コインを入れるものもあります。一番びっくりしたのは、昼間の駐車時間が過ぎてしまったところ、ダッシュボードの上に封筒がおいてあって、「そこに現金を入れろ!」というシステムだったり、事前に支払い手続きをしないとでれないとか千差万別の方法が存在するのです。

 いやぁ、そういうことはちゃんとそこここの説明書きに書いてあるのですが、なかなかそこまでいちいち読めないのが、この地での「外人」の辛さです。元々そういう説明には親切でない「米国」なのですから、いちいち説明書きに頼ることもできないのが実態です。我々としてはひとつひとつ汗をかきながら、恥をかきながら覚えていくしかないのです。覚えていけば、それなりにパターンが増えるわけですから、対応も自ずとできるようになります。

 まあそう考えれば結論はいつものことですが、「習うより慣れろ!」というのが一番大事な姿勢になるのです。

 でもいつもそうだけど、こういうのって歳をとる分だけめんどくさくなるんですよね? 何か良い方法はないものなのでしょうか? 例えば車のフロントガラスが全部翻訳機で、そこを通してみるもの全部が外国語から日本語に自動的に変換されるようなものがあるといいんですけどね?

 科学の発展に期待しましょう!

片付けられない女性たち・・・

2009-02-20 | ライフスタイル
 今日のお話は、前提として自分のことは棚に上げています。したがって、こういう話を書いたからといって、「自分は絶対にそうではない!」というつもりはありません。むしろ事情がわかるからこそお話できることだと信じています。こういう風に書き出さないと、きっと非難轟々でしょうから・・・。

 最近よく耳にするのが、「片付けのできない女性」が増えていることです。やまとなでしこのような日本女性は、常に清楚で美しく、しとやかに振舞っているような印象を持っています。それ故、こちらの男性人からすると、他のアジアの国の女性と比べるとかなりランクが上のようで、彼女にしているだけでハクがつくようなことをいう人さえいます。彼ら男性のイメージでは、立ち振る舞いだけではなく、身の回りに小奇麗で、てきぱき家事をこなしている人を想像しているのでしょう。

 そういう女性の方が、日本人の中ではMajorityを占めているのは確かです。その一方で、ここしばらくの間に片付けができない女性も急増しているようです。

 部屋の中が汚い、まるで一見してむさくるしい若い日本人男性のような部屋が多数存在するそうです。食べたものはちらかしっぱなし、ベットは寝ておきたそのまま。物はちらかしっぱなしといった感じのようです。

 確かに彼女たちにすれば、昔の女性より仕事や余暇ですごす時間が増え、時間がなくなったのも事実だと思います。そんなに悠長に毎日きれいに片付けられるはずもありません。また親父っぽく「めんどくさいなぁ~!」という気持ちも十分にわかります。自分がそうであっただけに、それに照らし合わせれば容易に想像つきます。まあ怠惰だからというのはひとつの理由であるでしょう。

 ただ、別の理由で片付けられない人もいます。うちの細君もそうなのですが、「片付け方をしらない」、「片付け方のポリシーがない」人がいるのです。こういう人に限って結構こまめに家や自分の部屋を片付けているのに、いっこうにきれいにならないのです。これはなぜでしょうか?

 このような人は、まず掃除をするときにA地点にあるものをB地点に動かして、そこの掃除をします。次にC地点のものをD地点へ、B地点のものをC地点へ、最後にD地点のものをA地点に移動しながら掃除をするのです。結局それぞれにあったものが移動して、その移動の際にその部分が掃除されただけなのです。これを「掃除でよく起きる水平移動」と呼ぶことにしましょう。もちろん応用編として、人によっては「垂直移動」もありえるわけです。彼らにしてみれば、「しまう」とか「収納する」という行為が欠落しているのです。

 私の場合は、こういうタイプではありません。もうひとつのよくない例になりますが、私は「収納命」なのです。つまり、目の前にごちゃっとあるのが嫌いなのです。だからどこかにしまうのです。そうすると、見た目はきれいになります。そこで満足してしまうのです。「はたから見てきれいならいいじゃない?」というのはひとつの解決策かもしれません。しかしながら、詳細のところは何の解決にもなっていないのです。

 だからうちの細君はしょっちゅう私に文句をいいます。「それは片づけではない!」と。だから私も負けじと、「そんなに言うなら、もっと見栄えだけでもきちんとかたづけてよ!」となり、言い争いになるのです。こうなるともう不毛な争いが争いを呼ぶだけです。

 結局目指すべき目標は、見た目もきれいで効率的に使えるようにしまってこその「片付け」なのです。それがなかなかできないんですよね?

 実はこれを書こうと思った理由は、「部屋」ではなく「PC」を昨日からいじっていまして、古いPCのデータを新しいのに移動しているのです。これに関しては、まさに私は「水平移動」をしているだけあって、いっこうにPCの中は「片付け」られていないのです。これが非常に不満なのです。かといって、時間もないしめんどくさいし・・・。で、新しいPCのハードディスクの大きさにかまけて、そのままやっている始末なのです。

 米国に来てよくわかったのですが、家が広くなればなるほど、片付けはめんどくさくなります。それでさらに広いところに移れば、その分物は増え、片付けがままならなくなります。今まさにうちがその状態で、このままの状態であればいつか帰国するときにとんでもないようなことになりかねません。既に日本の旧宅に収まりきれるだけのキャパの倍以上に膨れ上がってしまっているのです。まさに人間の欲望と一緒です。

 さあ、よくある漫画の大風呂敷な展開をどう最後に大団円に導くのか? と一緒で、私の家のものはいったいどうなってしまうのでしょうか? やっぱり片付けるテクニックをしっかりやらねばならないと思っている今日この頃です。

 さて、あなたは大丈夫ですか?


Check Check!

2009-02-18 | ライフスタイル
 日本ではあまり小切手というのは馴染みがありませんが、こちら米国では一般的に頻繁につかわれるものです。要は自分が金額を書いて、相手が銀行に持ち込めば自動的に換金してくれるというシステムなのです。

 だから公共料金、つまりガス・水道・電気等々は、自宅にその会社から請求がくれば、Checkを切って(作って)それを封筒に入れて郵便で送ればいいのです。わざわざ日本のように銀行やコンビニに行く必要はありません。自宅にいながらにしてそういうこともできるのです。

 最初は郵便で小切手を出すのに、Securityの面で非常に心配でした。だって途中でなくなったらどうするのか? ほかの誰かに盗まれて換金されたらどうするのか? ということです。おそらく日本で生活をしてきた人なら誰でもそう思うでしょう。というのも、我々日本人にはそういう知識がないのです。

 もちろんこういう点に関しては米国サイドもしっかりとしたセキュリティーを取っています。支払い内容・本人及び口座確認がされるようにきちんとしているのです。そういうことが徐々に解るにつれて、私も安心してCheckが切れるようになりました。

 いやはや思い出せば、最初にCheckをきったときは車を買ったときでした。日本円で200万弱するようなものを現金を持って買いにいけるわけもありません。また前にも書きましたが、当時私のクレジットがなかったものですから、もちろんカードもありません。そういう中で銀行口座を開いたときにCheckが使えるようになったのは本当に助かりました。ただ、最初にそれだけ高額なものを買ったわけですから、さすがにCheckを切るときは、指が震えてしまいました。(笑)

 まあこういう生活に慣れると、わざわざ外に行って手続きをするのがめんどくさくなります。やるまで、経験するまでが大変で、一度慣れてしまえば本当に楽チンなのです。

 だから、人間楽しすぎると米国人のように外に出歩かなくなり、家で脂分の多いものを食べてばかりいるから太るんですよね? そうならないように気をつけなくてはいけません。この点を考えると、日本のように少しめんどくさいほうが、あっちいったりこっちいったりして、体を動かすことになるのです。そうすれば少しカロリーの消化になるでしょうね・・・。

 だんだん季節が暖かくなってきたので、少し運動をせねばなりません。