秋津蛉のモンスターリスト

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鳥竜種の書 怪鳥 イャンクック

2024-04-18 22:13:05 | 鳥竜種







「怪鳥」

イャンクック
Yian Kut-Ku
鳥竜種
竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 クック科
全長約790.77cm~1123.25cm
全高約241〜321cm
足裏のサイズ約58〜115cm
・狩猟地
森丘、密林、未知の樹海、古代林、沼地、遺跡平原、遺群嶺など




・概要、特徴
全身を覆う赤みがかった鱗と甲殻、顔の大部分を占める巨大な嘴、扇状に開く大きな耳が特徴で、その鳥のような風貌から「(大)怪鳥」と通称される大型の鳥竜種。





イャンクックが正式名称だが、一部にはヤンクックと発音する者もいる。
飛竜のなかでは比較的小柄で非力な印象があるが、それはあくまで相対的な評価であり、 人間からみて強大な生物であることに変わりはない。イャンクックを狩ることに成功してはじめて、ハンターは初心者を卒業できる、とされている。





・生態
主に森丘や密林などの温暖な地域に生息するが、稀に暑い地域にも出没する。
非常に臆病な性格で、他の大型モンスターと遭遇した際には逃げ出すことが多い。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1638386602664919040?s=19




扇状の大きな耳は普段は畳まれており、外敵に遭遇すると身体を大きく見せて威嚇するために展開される。
広がった耳は拡声器の役割も果たしており、 イャンクックはここに鳴き声を反響させて、より大きな音で相手を威嚇する。
また、高性能な集音器でもあるため、この耳は聴力に優れることでも知られており、 遠く離れた敵の気配を音によって察知する例も確認され、強力なモンスターに気づかれることなく安全な場所に逃げたり、他の生物が争っている現場に駆けつけて自分より弱い生き物を襲うこともある。




子育てをする雌は雛の健康状態を鳴き声で判断する他、餌をとる際には地中で虫が動く音を感じ取って捕食を行うなど、鋭敏な聴覚は非常に重要な能力である。


その反面、至近距離で爆音や高周波を受けると鋭すぎる聴覚が仇となって三半規管にダメージを受け、ショックの余り体が麻痺してしばらく放心してしまうため、ハンターの間ではそれを逆手にとって音爆弾等を用いた狩猟方法が取られることもある。
しかし、意識を取り戻した後は怒り狂って暴れ、そんな興奮時には爆音すらも意に介さず、外敵と判断した相手に積極的な排撃を試みる。








イャンクックは温暖で餌となる昆虫の多い土地を求めて渡りを行う生態を持ち、今まで確認されていなかった地域にも出現する事がある。
なお、イャンクックが食事を終えた後には、地面の土が掘り返された跡が残っているが、これは縄張りを誇示するものでもある。



繁殖期になると雄の顎はより頑丈に、より大きく発達して、 雌がゆったりくつろげるだけの大きさの巣穴を掘る。
雌は気に入った巣穴を掘った雄と交尾し、産卵する。選択権は雌の側にあるのだ。より多くの食糧を確保するため、 そしてより雌にアピールする巣穴を掘るために、顎の大きさは雄としての魅力に直結する。
繁殖期には多数の雄のイャンクックが縄張りをめぐって争い、鳴き声を耳飾りで反響させて威嚇音を出す様子が見られる。




この競争ではより大きな威嚇音を出した個体が優位となるが、それで決着がつかなければお互いの耳を破ろうと攻撃し合う。
雌は繁殖期になると腹部に特殊な羽毛が生え、卵を温める。ヒナが孵化すると、 雌雄が協力して子育てにあたる。
親は、嘴の中に餌を入れてヒナに与える



時折大繁殖することで知られるが、これにはその年の気候などが大いに関係しており、特に気候の良い日が続いた年にはイャンクックの好物であるミミズなどが各地で異常発生を始め、 食料を必要以上に確保できたイャンクックはこぞって繁殖しはじめるのである。



しかし、 個体数が増えると今度は食料が少なくなり、 イャンクックたちは食べ物を求めて縄張りを広げはじめ、ついには人里を襲うものも出るようになる。 こうなるとハンターによる大規模な討伐が実行されるが、これによって減らされるイャンクックの数は全体の数パーセントに過ぎない。


だが、残ったイャンクックも結局は食料が足りずにほとんどが餓死する運命にあり、大繁殖があった次の年には、その個体数はほぼ元どおりになる。
・食性
昆虫やオオミミズ、ウシミミズ、オオイモムシなどの巨大土壌生物を主食とし、嘴で掬って食べる。
クンチュウが大好物であり、これも地中から掬いあげて一呑みにしてしまう。極めて堅牢な事で知られる盾虫の甲殻も、丸呑みにされてしまってはその意味を成さない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1477140337608912896?s=19
特に脱皮を終えたばかりの甲殻が柔らかなクンチュウを好んで捕食するとされ、近年ではクンチュウが豊富に生息する、バルバレギルド管轄域の未知の樹海での発見報告が相次いでいる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1780939351716925753?s=19


また、温暖期や繁殖期にはハチミツを蜂の巣ごと食べる姿が見られる事もある。
・危険度、戦闘能力
非常に臆病な種であるが、相手が外敵と判断すると耳と翼を広げ、鳴き声をあげて威嚇を行う。
これで相手が退かなければ実力行使に及ぶが、こうなったイャンクックは危険そのもので、ともすれば命を落としかねないため、接触を試みる際には十分な注意が必要。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1477142544479707136?s=19





主な攻撃は長い尻尾を振り回したり、口から火炎液と呼ばれる発火性の高熱の体液を吐きかけるもので、興奮時はこの火炎液の量が増え、炎の規模が大きくなる。
巨大なクチバシも殴りつけるように連続で啄む他、噛み付いて牽制することに用いられる。
しかし、最も脅威となるのは"パニック走り"である。





頭を左右に振り乱しながら凄まじい勢いで突進を繰り返し、火炎液を吐き散らかす。
威力、範囲ともに極めて危険な攻撃であり、回避に徹するのが最善策だろう。



また、力をつけた個体はクンチュウを掘り出して投げつけることで武器として扱うなど、知性と技術を感じさせる攻撃を仕掛けてくる事もある。



基本的には臆病なモンスターとされるが、一部の個体が各地で人を襲うなどの事例も存在し、決して無害なモンスターではない。
また新米ハンターには危険なモンスターであり、ハンターとして一人前の実力を示す登竜門的モンスターであることから、その危険度は白兎獣やドスイーオスと同等とされている。







・利用
イャンクックから得られる素材は耐火性に優れ、翼は防具の下地、耳の皮はボウガンの逆火を防ぐパーツや大砲、火薬弓の素材に用いられるなど、その用途は多岐にわたるため珍重され、高額で取引される。
甲殻は防具の素材として重用され、 加工されたクチバシは武器としてハンタ一に利用される。
繁殖期の雌の腹部に生える羽毛はクックファーと呼ばれ、高級素材として珍重されている。
・ソース
MH4G
MHXX
モンスターハンター モンスター生態全書vol②
モンスターハンター モンスター生態全書vol③
モンスターハンター2 モンスター生態全書vol①
復刻ハンター大全
https://youtu.be/amDrAJNpPBo



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