"Take a step from your comfortable world" ビジネススクールに入学した頃、新入生に送る心構えとして、盛んに言われた言葉である。「自分の居心地によいところに居座らず、一歩でも外に踏み出してみよう」とでも訳すべきか。仲のよい友人のグループ、母国語を同じくする友人たち、慣れた環境、得意な分野、などなどから、一歩だけでも踏み出してみないと、新しい世界は広がってこない、自分にも成長はない、、そんな意味の警句であった。
アントレクラブとシンポジウムの運営を通じて、自分に言い聞かせていたのもこの言葉であった。むしろ、この"Take a step"をすることが、1年前にクラブの役員を引き受けた動機のひとつでもあった。当時、ビジネスクールの勉強だけであれば、クラスやチームでの議論で、なかなかの存在感を示すことができることもよく分かった頃であった。同級生には日本人も大勢いて、無理せずともなかなか快適な暮らしをおくることも可能だ。こりゃいかん、何か自分への負荷を増やさないと、自分を鍛えることは難しい、、、。そう考えていたところに、たまたま久しぶりに参加したアントレクラブのゲストスピーカーイベントで翌期の役員の選挙があり、ひょんなことからその場で役員を引き受けてしまったのである。
クラブでの仕事を振り返ると、一歩を踏み出しておいてホントによかったと思う。自分の本質は、「面倒くさがりや」かつ「えぇカッコしぃ」である。こんな自分にとっては、例えばクラブのイベントのためにピザひとつ注文することも、初めは実に煩わしいものであった。どの店に行って、どうやって注文して、費用の清算の手続きはどうすればいいのか。そんな些細なことを、最初は英語の問題も含めて「えぇカッコして」やろうとして、ひどく手間取った。(ちなみに、学校のクラスで話す英語よりも、町のバーガーショップで話す英語のほうが、えてして難しいものである。) スピーカーにお迎えしたゲストをホストとして迎えるときも、初めの頃はゲストの経歴を調べ、何をどうやって話そうか、必死に準備したものである。当然、こんな仕事のやり方をしていたら、ますます睡眠時間がなくなってしまう。次第に「座って迷っている暇があれば、とりあえず動いて、人に会って、伝えて、尋ねてみる、のが、結局一番早い」というモードに、実体験を通じて少しは変わってきた。
もちろん、自分はまだまだ「動く前に迷う」ことの方が多いタイプではある。そんなとき、「結局、動いてみて損することはない」というこの1年間の体験は、自分を「とりあえず動かす」のに、役に立つだろう。Take a step from your comfortable world 常に肝に銘じておきたい言葉である。
アントレクラブとシンポジウムの運営を通じて、自分に言い聞かせていたのもこの言葉であった。むしろ、この"Take a step"をすることが、1年前にクラブの役員を引き受けた動機のひとつでもあった。当時、ビジネスクールの勉強だけであれば、クラスやチームでの議論で、なかなかの存在感を示すことができることもよく分かった頃であった。同級生には日本人も大勢いて、無理せずともなかなか快適な暮らしをおくることも可能だ。こりゃいかん、何か自分への負荷を増やさないと、自分を鍛えることは難しい、、、。そう考えていたところに、たまたま久しぶりに参加したアントレクラブのゲストスピーカーイベントで翌期の役員の選挙があり、ひょんなことからその場で役員を引き受けてしまったのである。
クラブでの仕事を振り返ると、一歩を踏み出しておいてホントによかったと思う。自分の本質は、「面倒くさがりや」かつ「えぇカッコしぃ」である。こんな自分にとっては、例えばクラブのイベントのためにピザひとつ注文することも、初めは実に煩わしいものであった。どの店に行って、どうやって注文して、費用の清算の手続きはどうすればいいのか。そんな些細なことを、最初は英語の問題も含めて「えぇカッコして」やろうとして、ひどく手間取った。(ちなみに、学校のクラスで話す英語よりも、町のバーガーショップで話す英語のほうが、えてして難しいものである。) スピーカーにお迎えしたゲストをホストとして迎えるときも、初めの頃はゲストの経歴を調べ、何をどうやって話そうか、必死に準備したものである。当然、こんな仕事のやり方をしていたら、ますます睡眠時間がなくなってしまう。次第に「座って迷っている暇があれば、とりあえず動いて、人に会って、伝えて、尋ねてみる、のが、結局一番早い」というモードに、実体験を通じて少しは変わってきた。
もちろん、自分はまだまだ「動く前に迷う」ことの方が多いタイプではある。そんなとき、「結局、動いてみて損することはない」というこの1年間の体験は、自分を「とりあえず動かす」のに、役に立つだろう。Take a step from your comfortable world 常に肝に銘じておきたい言葉である。