HAPPY??? Get it Done!!!

Krannert@Purdue Univ.でのMBA留学。 学んだこと、考えたこと、書き綴っていきます。

3/15(火) シーワールド

2005-03-20 | Community/Family
 なぜか何処に行っても水族館が大のお気に入りのわが息子。今日はこの旅の最大の目的のシーワールドへ。盛り沢山のアトラクションを親子とも堪能した一日。

 まずは海亀のパビリオンへ。が、改装中のため休館。「亀さんお休みだったね」とその後一日中繰り返す息子。しつこいっつうねん。

 続いてエイのコーナーへ。水槽に手を入れてエイに触ることもできるのだが、息子はビビッて手を入れようともしない。ふん。小心者め。

 隣のイルカのプールへ。ここでもイルカに餌をあげたり触ったりできるのが売り。早速イルカの餌(小魚3匹で$5也。高い!)を購入してトライ。うまく3匹ともイルカに手で餌を食べさせて息子は大興奮。僕もイルカの背中を撫でることができてちょっと嬉しい。なんというか滑りのよいビニール製のソファーを撫でている感触。

 続いて絶滅の危機に瀕するマナティーのプールへ。優しげな顔で巨体をゆったりと水に漂わせるマナティーに感動。息子も絶滅の危機云々について理解している訳でもないのに、なぜかマナティーに惹かれたらしく、水槽に吸い付いたように飽きずに眺めていた。マナティーが醸し出すゆったりした優しい空気には、人を惹きつけて離さない何かがあるようだ。

 昼食を挟み、アシカのプールを経てシーワールドの目玉であるシャチのショーを見物。50列くらいの階段状のスタジアムのうち、前20列くらいはシャチが作り出す波をかぶって必ずズブ濡れになるという代物。大迫力。 おまけに演出が楽しい。米国のプロスポーツもそうだがお客さんをいかに楽しませるかよく工夫されている。例えば開演前の待ち時間。大スクリーンにクイズが出題され、スクリーンに映し出された客が指サインで選択肢を示して回答しなければならないというのが続く。途中からアダルト対キッズという趣向でそれぞれに出題される。Kids向けは超カンタン(というか2つの選択肢のどっちでも正解)。Adult向けは超難問(例:Q この数式は何? A シャチが水中で発する音波)。当然ながらKids Teamの勝ち!で場内盛り上がる。という他愛もない演出だが、単純に楽しい。

 余談だが、シーワールドの親会社はバドワイザービールのAnheuser-Busch社。シャチのショー開演前に"Here's to our Heros"というコーナーがあった。まず大画面に今年のスーパーボールのときに流れて話題になったバドワイザーのApplauseというCMが映し出される(空港の到着ロビーにイラク戦争帰還兵達が現れ、空港に居合わせた人々が無言で拍手を始める。拍手が徐々に広がって、最後にバドワイザーのロゴが無言で登場するもの)。その後、CEOのBusch3世氏(まだ創業者一族がCEOだったんですね)が画面に現れて彼らの献身と犠牲を称えるスピーチ。さらに、ショーの司会役のお姉さんが、「イラク戦争に参加した人、あるいは参加した家族を持つ方々はご起立ください」→「この方々が我々の真のヒーローです」→場内大拍手、というもの。
 感想を3つ。
(1)Anhizer Busch社って、筋金入りの右寄りの会社だったのね。スーパーボールのCMを観たときはそんな背景を知らず、安直にイラク戦争をマーケティングに利用しているだけかと思い込んでいたが、失礼しました。ここまで徹底して筋を通しているのなら文句はありません。
(2)こんな主張を貫けるのも、創業家という核が強く存在し続けている企業であるからこそ、なのかなぁ。主張の是非はともかく、強い主張が貫けるというのは組織の強さの一因。トヨタしかり、松下しかり。
(3)普段は多くの車が後部に付けている黄色リボンステッカー(Support our toorps)くらいしか目に付かないが、この国は戦時下にあることを改めて実感。
 
 サメのパビリオンは長蛇の列に体力の限界を感じ始めた両親は断念。息子「大きいシャーク会えなかったねぇ」。。。怖がって朝時点では「シャーク見ない」って言ってたくせに。きっとLafayetteに帰ってもしつこく言い続けるに違いない。

 ともあれ、魚・動物たちとの距離の近さをフルに堪能した。大満足。

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