第6モジュールで履修した「Manufacutiring Strategy」というクラスで学んだことの備忘録&若干の考察。(英字だらけでゴメンなさい)
◇Strategy(戦略)= How to gain "Sustainable Competitive Adantage"(持続的な競争優位をいかに築くか)
◇戦略論には「Positioning focused View」と「Capability focused view」の二通りがある。前者は、「競合と比較して、どのような価値を提供できる存在として(=どのように差別化して)、顧客に認識してもらうか」が、競争優位を築くために重要と主張する考え方。 一方、後者は、「競合に真似できない価値を創り出す、提供する能力を組織が身につけること」が重要だと主張する考え方。
◇もちろん、両方とも重要であることは言うまでもないが、このクラスでは、「Capabilityの方がより重要である」というのが教授の主張。この点は強く共感した。そもそも、顧客に提供する「価値」を創り出す能力(Capability)がなくては、仮にマーケティングであの手この手を使って強力なポジションを得ても(Positioning)、長続きはしない。企業の競争力の源泉は、あくまで組織のCapabilityだと強く思う。
◇さて、ではCapabilityとは何か。競争優位を創り出すCapabilityであるからには、簡単に競合が真似できないものでなくてはならない。その特徴としては、次の3点が挙げられる。
(1)Complexity ビジネスプロセスを通じて生まれる複雑で外部からは理解しにくいもの。長年培われたOrganizational Learning(組織として学習し、身に着けたこと)などがこれにあたる。
(2)Organizational Diffuseness 組織の様々な部署が広く連携して行われるプロセス。たとえば、商品開発を、開発、マーケティング、製造部門など、多くの部門がうまく連携して行っているCross functionalなプロセスはなかなか真似できない。
(3)Well-Developed Interface 組織の中のコミュニケーションの方法、手段、道具。個々人の能力をいかにチームとして、組織としての能力に発展させていくかが重要。
忘れてはいけないのは、こうしたCapabilityの優位さは常に変わりうる(過去の優位は未来の足枷になり得るという意味で)ので、常に進化させていかなければならないということ。それには、組織として学習する力(Learning Organization)、常に改善・進化に取り組み、妥協しないという人々のマインドと行動が不可欠。
◇製造業が目指す競争優位は、以下の5種類が考えられる。どれを目指すのか、そのためにはどのようなCapabilityを身につける必要があるのか、どのように身につけていくのかを考えるのが「戦略」である。
(1)Lowest price/cost(最低価格、コスト)
(2)Highest quality(最高の品質)
- Product/Service performance(製品の性能)、torelence(耐久性)、purity(純度)
- Customer Service
などで、「最高」を提供する。
(3)Most dependable(最も頼りになること)
- Product/Service (製品そのものの信頼性)
- Delivery or availability(すぐにいつでも手に入る)
- Field service/Repair(どこでもいつでもアフターサービス)
(4)More flexibile(より柔軟)
- Broad product line(品揃えの豊富さ)
- Customized products(特注に対応)
- Fast response/Delively times(即答即納)
(5)Most innovative(革新的)
- New products(新商品開発において最も革新的)
- Latest technology(最先端の技術を誇る)
◇ 自社の置かれた環境(顧客、競合)と自社の現在のリソース、将来獲得するリソースをよく捉え、どの競争優位を獲得しにいくのか、そのためにどのようなCapabilityを身につける必要があるのか、そのためにはどのようなマインド・行動様式を組織の人々が持たねばならないのか、全てはここから始まる。
Class: Manufacturing Strategy (Prof. Tom Brush)
◇Strategy(戦略)= How to gain "Sustainable Competitive Adantage"(持続的な競争優位をいかに築くか)
◇戦略論には「Positioning focused View」と「Capability focused view」の二通りがある。前者は、「競合と比較して、どのような価値を提供できる存在として(=どのように差別化して)、顧客に認識してもらうか」が、競争優位を築くために重要と主張する考え方。 一方、後者は、「競合に真似できない価値を創り出す、提供する能力を組織が身につけること」が重要だと主張する考え方。
◇もちろん、両方とも重要であることは言うまでもないが、このクラスでは、「Capabilityの方がより重要である」というのが教授の主張。この点は強く共感した。そもそも、顧客に提供する「価値」を創り出す能力(Capability)がなくては、仮にマーケティングであの手この手を使って強力なポジションを得ても(Positioning)、長続きはしない。企業の競争力の源泉は、あくまで組織のCapabilityだと強く思う。
◇さて、ではCapabilityとは何か。競争優位を創り出すCapabilityであるからには、簡単に競合が真似できないものでなくてはならない。その特徴としては、次の3点が挙げられる。
(1)Complexity ビジネスプロセスを通じて生まれる複雑で外部からは理解しにくいもの。長年培われたOrganizational Learning(組織として学習し、身に着けたこと)などがこれにあたる。
(2)Organizational Diffuseness 組織の様々な部署が広く連携して行われるプロセス。たとえば、商品開発を、開発、マーケティング、製造部門など、多くの部門がうまく連携して行っているCross functionalなプロセスはなかなか真似できない。
(3)Well-Developed Interface 組織の中のコミュニケーションの方法、手段、道具。個々人の能力をいかにチームとして、組織としての能力に発展させていくかが重要。
忘れてはいけないのは、こうしたCapabilityの優位さは常に変わりうる(過去の優位は未来の足枷になり得るという意味で)ので、常に進化させていかなければならないということ。それには、組織として学習する力(Learning Organization)、常に改善・進化に取り組み、妥協しないという人々のマインドと行動が不可欠。
◇製造業が目指す競争優位は、以下の5種類が考えられる。どれを目指すのか、そのためにはどのようなCapabilityを身につける必要があるのか、どのように身につけていくのかを考えるのが「戦略」である。
(1)Lowest price/cost(最低価格、コスト)
(2)Highest quality(最高の品質)
- Product/Service performance(製品の性能)、torelence(耐久性)、purity(純度)
- Customer Service
などで、「最高」を提供する。
(3)Most dependable(最も頼りになること)
- Product/Service (製品そのものの信頼性)
- Delivery or availability(すぐにいつでも手に入る)
- Field service/Repair(どこでもいつでもアフターサービス)
(4)More flexibile(より柔軟)
- Broad product line(品揃えの豊富さ)
- Customized products(特注に対応)
- Fast response/Delively times(即答即納)
(5)Most innovative(革新的)
- New products(新商品開発において最も革新的)
- Latest technology(最先端の技術を誇る)
◇ 自社の置かれた環境(顧客、競合)と自社の現在のリソース、将来獲得するリソースをよく捉え、どの競争優位を獲得しにいくのか、そのためにどのようなCapabilityを身につける必要があるのか、そのためにはどのようなマインド・行動様式を組織の人々が持たねばならないのか、全てはここから始まる。
Class: Manufacturing Strategy (Prof. Tom Brush)