HAPPY??? Get it Done!!!

Krannert@Purdue Univ.でのMBA留学。 学んだこと、考えたこと、書き綴っていきます。

3/20(日) Lafayette帰還。ホテル紹介など

2005-03-22 | Community/Family
 とうとうLafayetteに帰還。往復で2,467マイルの旅。最後はケンタッキー州Lexington→オハイオ州Cincinnati→インディアナ州Indianapolisを経てのドライブ。山々を越えてたどり着いたのはトウモロコシ畑ばかりが広がる全く平坦な見慣れた風景。思えば常に山が身近な環境に生まれ育ち(岐阜)、学生時代に東京で暮らしていたときは山が見えないことに違和感を感じていたものだが、今やこのインディアナの平坦な風景にホッとしている。人間、どこでも住めば都である。

 さて、わが一家はHomewood Suite というホテルチェーンを旅行の定宿にしている。値段は1泊$100前後と、他のホテルチェーンに比べれば若干割高なのだが、ベッドルームとリビングルームが分かれ、キッチンが完備している設計と、ほとんどの部屋で無料高速インターネット接続が可能、行き届いたサービスという点で、他のホテルに泊まる気がしない。3歳児と6ヶ月児を抱える我が家の場合、子供が寝るのは8時頃。ひとつの部屋にベッドが並ぶ一般的なホテルの部屋だと、その後は何もできない。また、子供のアレルギー(乳製品、卵)のために外食の選択肢が限られる我が家にとっては、キッチンで自炊できるかどうかが大問題。この旅も炊飯器と米を持参して専ら自炊。

 が、このホテルチェーン、どこの町にもある訳ではない。たいがい各州の主要な都市のダウンタウンか、安全そうな郊外に立地しており、この旅のルートを計画する際も、Homewood Suiteで泊まれる旅程を組むのに少し苦労した。大変だったのは帰路。当初予定したルートのHomewood Suiteがどこも満室。おかげでちょっと無理なドライブになったわけだが、各地のHomewood Suiteに泊まって満室の理由が判明した。

 1泊目、サウスキャロライナ州Columbia。ん?、なぜか子供連れの家族が妙にに多い。みんなサッカー関連のTシャツを着ている。朝食時に近くにいたおじさんに尋ねてみると、南部の少年サッカーチームの大会がColumbiaで開かれ、彼自身もアトランタから来ているとのこと。どうりで。
 2泊目、ケンタッキー州Lexington。チェックインに行くと、ロビーにはバスケットボールのユニフォームを着た小学生くらいの子供たちがはしゃぎ回っている。フロントの兄ちゃんは疲れきった顔。「どうしたん、えらい疲れてるみたいやん」と尋ねると「もうボロボロさ。今晩、70人の子供が泊まっているんだ。明日ケンタッキー州の少年バスケ大会がこの近くであるんだよ」。。。ちなみに、この兄ちゃんの苦悩は深夜まで続く。夜、ホテルのロビーでバスケチームのパーティーが開かれ、親たちがロビーで楽しむ間、バスケキッズたちはホテル中の廊下を走り回り、全ての部屋をノックして周り、奇声を上げ続ける。。。同行している親はなにしとんじゃい!と危うく文句を言うところであったが、フロントの兄ちゃんが「絶対に10時には静かにさせる」と疲労を滲ませた顔で確約したのに思いとどまる。

 どうもこの季節(St.Patric Dayの週末)は、全米各地でこうしたキッズスポーツイベントが開かれているらしい。米国でこの時期に旅行を計画する際はご注意を。

3/19(土) Long Long Drive 2 アパラチア山脈を超えて

2005-03-20 | Community/Family
 移動2日目。サウスキャロライナ州ColumbiaからI-26、ノースキャロライナ州AshvilleからI-40に乗り換えてSmoky Mountainsでアパラチア山脈を超え、テネシー州へ。KnoxvilleでI-75に入り北上。ケンタッキー州Lexingtonまで440マイルのドライブ。

 昨日はひたすら続く湿地帯にあきれたが、今日はひたすら続く山と森林に、またもや「よくもまあこんなところに町を造ったものだ」&「こんなところに高速道路を敷いたものだ」と感嘆。もちろん、なかには高速道路が通った後に開発された町もあるだろうが、なかには開拓時代に拓かれた町もあろう。こんなに広大な国で、なぜこの山中に住みつき、町を造ったのか、町々の歴史を辿りたくなるドライブだった。

 ひとりで暮らしていた頃は、よくブラブラと国道を走って町々を見て回った。僕の場合、自動車そのものに興味はないが、未踏の道と町をドライブすることが大好きで、いろいろな町の歴史に思いを巡らせるのが妙といえば妙な趣味であった。なぜこの場所に町ができたのか、川の水運か、防衛上の有利さか、などなど、考えても詮無きといえば詮無きことをつい考えてしまう。ついでにいえば、自分が町を造るとしたらどんなところに造るべきか、ある程度起伏があったほうがいいのか、町割りはどうするのか、などなど、さらに無用のことを考えている自分を見つけて苦笑することもある。

 苦笑と言えば、地図を見てルートと走行時間をプランすることも好きなことのひとつ。道の状況や道を間違えるリスクが事前には分からないから、当然にしてプランとのズレが生じる。それを頭の中で計算して速度と予定到着時間を修正し、修正後プラン通りに到着すると妙に自己満足を覚える。そんな自己満足を覚えている自分をアホやなぁといつも苦笑してしまう。

 こんなドライブの楽しみ方、貴方もいかがですか?(かなり孤独ですが。。。)

3/18(金) Long Long Drive1 大西洋、湿地帯

2005-03-20 | Community/Family
 とうとうOralndoともお別れ。帰りは大西洋を見よう!ということでDaytona BeachからI-95、A1Aという海沿いの国道を経て北上。あいにくの寒風が吹きすさむ一日で寂しげな海だったが、12年前の学生時代、親友Krと米大陸往復ドライブ旅行の際に、ロスアンジェルスからようやく辿り着いた大西洋を思い出す海岸。
 その後もひたすら北上、フロリダ州Jaksonville、ジョージア州Savannahを経てI-26に入り、サウスキャロライナ州Columbiaまで480マイルのドライブ。疲れた。途中、休憩のために降りた町でたまたま見つけたアウトレット・モールに寄って時間をくってしまったこともあり、朝8時から夜7時半まで、ひたすら走り続けた一日だった。
 それにしてもフロリダ州やジョージア州南部というのは、まだまだ開発途上の変わったところである。まったく人の手が入っていないようにみえる湿地帯と森林をひたすら走ると、ごくごくたまに町にぶつかる。それもなんでこんなところに町を造ったのだろう?と疑問に思うほど唐突にある。未開と人工の繁栄が交錯する不思議な土地であった。

3/16(水) 再会

2005-03-20 | Community/Family
 Orlando3日目。雨の天気予報を受けて手軽にダウンタウン・ディズニーで買物など。メインは偶然Orlandoに来ていた友人ご家族をお招きしての夕食。 実は昨日、旅に出た場合の恒例の日本料理屋にて夕食中(インディアナでは美味しい日本食は食べられないのです。。。)に、なんと2年ぶりに別のビジネススクールに留学中の日本人Kzさんご家族と遭遇。さっそくゆっくり会いましょうということになったわけである。それにしても、日本食に恵まれない地域に暮らす日本人留学生の行動パターンは皆似たようなものである。わが息子とKzさんの娘さんが英語と日本語交じりで走り回る中、気が付けばビールが進み、楽しい夜は更けていったのでした。

3/15(火) シーワールド

2005-03-20 | Community/Family
 なぜか何処に行っても水族館が大のお気に入りのわが息子。今日はこの旅の最大の目的のシーワールドへ。盛り沢山のアトラクションを親子とも堪能した一日。

 まずは海亀のパビリオンへ。が、改装中のため休館。「亀さんお休みだったね」とその後一日中繰り返す息子。しつこいっつうねん。

 続いてエイのコーナーへ。水槽に手を入れてエイに触ることもできるのだが、息子はビビッて手を入れようともしない。ふん。小心者め。

 隣のイルカのプールへ。ここでもイルカに餌をあげたり触ったりできるのが売り。早速イルカの餌(小魚3匹で$5也。高い!)を購入してトライ。うまく3匹ともイルカに手で餌を食べさせて息子は大興奮。僕もイルカの背中を撫でることができてちょっと嬉しい。なんというか滑りのよいビニール製のソファーを撫でている感触。

 続いて絶滅の危機に瀕するマナティーのプールへ。優しげな顔で巨体をゆったりと水に漂わせるマナティーに感動。息子も絶滅の危機云々について理解している訳でもないのに、なぜかマナティーに惹かれたらしく、水槽に吸い付いたように飽きずに眺めていた。マナティーが醸し出すゆったりした優しい空気には、人を惹きつけて離さない何かがあるようだ。

 昼食を挟み、アシカのプールを経てシーワールドの目玉であるシャチのショーを見物。50列くらいの階段状のスタジアムのうち、前20列くらいはシャチが作り出す波をかぶって必ずズブ濡れになるという代物。大迫力。 おまけに演出が楽しい。米国のプロスポーツもそうだがお客さんをいかに楽しませるかよく工夫されている。例えば開演前の待ち時間。大スクリーンにクイズが出題され、スクリーンに映し出された客が指サインで選択肢を示して回答しなければならないというのが続く。途中からアダルト対キッズという趣向でそれぞれに出題される。Kids向けは超カンタン(というか2つの選択肢のどっちでも正解)。Adult向けは超難問(例:Q この数式は何? A シャチが水中で発する音波)。当然ながらKids Teamの勝ち!で場内盛り上がる。という他愛もない演出だが、単純に楽しい。

 余談だが、シーワールドの親会社はバドワイザービールのAnheuser-Busch社。シャチのショー開演前に"Here's to our Heros"というコーナーがあった。まず大画面に今年のスーパーボールのときに流れて話題になったバドワイザーのApplauseというCMが映し出される(空港の到着ロビーにイラク戦争帰還兵達が現れ、空港に居合わせた人々が無言で拍手を始める。拍手が徐々に広がって、最後にバドワイザーのロゴが無言で登場するもの)。その後、CEOのBusch3世氏(まだ創業者一族がCEOだったんですね)が画面に現れて彼らの献身と犠牲を称えるスピーチ。さらに、ショーの司会役のお姉さんが、「イラク戦争に参加した人、あるいは参加した家族を持つ方々はご起立ください」→「この方々が我々の真のヒーローです」→場内大拍手、というもの。
 感想を3つ。
(1)Anhizer Busch社って、筋金入りの右寄りの会社だったのね。スーパーボールのCMを観たときはそんな背景を知らず、安直にイラク戦争をマーケティングに利用しているだけかと思い込んでいたが、失礼しました。ここまで徹底して筋を通しているのなら文句はありません。
(2)こんな主張を貫けるのも、創業家という核が強く存在し続けている企業であるからこそ、なのかなぁ。主張の是非はともかく、強い主張が貫けるというのは組織の強さの一因。トヨタしかり、松下しかり。
(3)普段は多くの車が後部に付けている黄色リボンステッカー(Support our toorps)くらいしか目に付かないが、この国は戦時下にあることを改めて実感。
 
 サメのパビリオンは長蛇の列に体力の限界を感じ始めた両親は断念。息子「大きいシャーク会えなかったねぇ」。。。怖がって朝時点では「シャーク見ない」って言ってたくせに。きっとLafayetteに帰ってもしつこく言い続けるに違いない。

 ともあれ、魚・動物たちとの距離の近さをフルに堪能した。大満足。

3/14(月) ディズニー・アニマルキングダム

2005-03-20 | Community/Family
 Orlandoといえばディズニーワールド。今日はそのうちのひとつ、アニマルキングダムへ。お目当てのサファリツアーで象、ワニ、ダチョウと至近距離で見た息子は大興奮。キャラクターグリーティング(着ぐるみのディズニーキャラクターに会うアトラクション)では、グーフィーと写真を撮ったところでスコール。周囲の客とグーフィーが一緒に駆け込んで雨宿りという一幕であった。
 とりたててディズニーキャラクターに執着のない我が一家にとっては、この演出の行き届いた動物園たるアニマルキングダムだけが、この旅でのディズニーワールド体験。十分に楽しめた一日。

3/13(日) 怒涛の3週間とOrlando, フロリダ!

2005-03-20 | Community/Family
(3/13(日)記す)
 1ヶ月近く更新が途絶えた。思えば、2/24日に、「明日金曜日もこんどはレブロン・ジェームズ率いるCleveland戦を観戦予定。」と書いたが、その金曜日に息子(3歳)が急病にかかり、出発予定30分前に泣く泣く観戦を断念。消化器系の調子を崩した息子は嘔吐と下痢がその後1週間ほど続き、続いて娘(6ヶ月)も風邪。これに期末試験&プロジェクト〆切+幹事を務めているアントレクラブのシンポジウム(4/1日予定)の準備+その他諸々が加わり、恐ろしくタイトな日々を何とかクリア。息つくまもなく春学期第2モジュールが3/7日から始まり予習の山。で、今週1週間の春休みにようやく辿り着いた。

 そして、今日、フロリダ州Orlandoに辿り着いた。3/11(金)に雪のLafayetteを出発、途中テネシー州Nashville、ジョージア州Macon(Atralntaの南の町)に2泊し、ようやく3/13(日)にOralndoに到着。約1,100マイルのドライブ。ダウンジャケットを着て出発したLafayetteから、ここOralndoでは半袖の暑さである。束の間の休暇を楽しもう。

ヴァレンタイン at チャイルドケア

2005-02-17 | Community/Family
 米国ではヴァレンタイン=女性→男性にチョコではない。恋愛(←すっかり縁遠い言葉だ。。)とは無関係にギフトを贈り合う日のようである。 ただ、わがビジネススクールでは特に盛り上げるイベントもなく、いつも通りの慌しい一日であった。

 が、息子(3歳)の通うチャイルドケアでは異なる。同じクラスの子供全員に、ちょっとしたお菓子などのギフトを贈り合うのが恒例である。当然、宛名を書いたカードをつけるため、ヴァレンタインが近くなると、チャイルドケアの先生が、クラスの子供の名前一覧を書いた紙まで用意してくれる手回しの良さである。昨年のヴァレンタインではそんな習慣があるとは露知らず、わが息子だけが何も贈らずに山のようなお菓子を持ち帰ってきた。

 で、今年はしっかり(妻が)準備。少し毛色の違ったものを、ということで日本製のグミを用意し、カードにFrom (息子の名前)to (友達の名前)を書き込んで簡単に包装。息子は訳は分かっていないだろうが、ギフトが詰まった袋を得意げに抱えて登園したのであった。さて、教え込んだ「This is for you!」の台詞をうまく使えたかどうかは定かではない。。。

早期外国語教育と論理的思考能力

2005-02-08 | Community/Family
 ウチの息子(3歳2ヶ月)は1歳6ヶ月で渡米し、現時点で既に人生(笑)の半分以上を米国で過ごしたことになる。 日中は現地のチャイルドケア(保育園みたいなもの)に通っているため、彼は起きている時間の半分強を英語だけの環境で過ごしている。 考えてみれば言葉を話し始めた1歳半から、家では日本語、外では英語の環境にいるのだから、両方の言語をを同程度のスピードで習得しているようだ。 当然、30代になって初めて米国で暮らし始めた父より、発音は比べ物にならないくらいよい。 友達の名前など固有名詞になると、父は何を言っているのか見当がつかないこともままある。 さらに悔しいことに、父の発音を訂正しやがることさえある(rとかthとか)。

 最近、印象深いのは、彼が英語を習得する順序というか、彼の英語の発展のルートが、われわれの学校教育で習得したルートと(当然といえば当然だが)全く異なることである。例えば付加疑問文。It is fun, isn't it?ってやつである。日本の英語教育では、基本的な文法ををマスターした後で登場する代物だが、息子は実に自然にこいつを使う。日頃から友達が遊んでいるときによく使うのだろうが、文法の理屈からこいつを覚えていった父としては、思わず感心してしまう。 あと、助動詞の使い方。あるとき、家の中で僕がドアを音を立てて閉めて、リビングに向かって歩いてくるとき、妻が息子に「あっ誰か来るよ」と話しかけたら、息子曰く「It could be dad!」。could beだって。僕、こんなに自然にcouldを使えません。。。

 さて、ここからが本題。最近、日本でも幼児向けの早期英語教育に関する話題がよく取り上げられているようだ。 なかばブームのようになっている反面、冷ややかな論調も見受けられる。そのなかで、「まずは母国語の習得が大事。母国語が未熟では深い論理的思考を身につけられない」といった批判も目に付く。しかし、である。本当に早期に複数の言語を身につけることは論理的思考能力の育成を阻害するのだろうか?

 そもそも、論理的に物事を考えているとき、日本語で考えるとか、英語で考えるという言い方は当てはまらないように思える。言語化する以前に、抽象的な概念をチャートのように整理しているのではないだろうか。その際、あくまで抽象的な概念に若干の具体性を持たせるために言語を補助的に使っているだけで、英語だろうと日本語だろうとどちらでも使えるように思う。 例えば、僕の場合、ある思考過程を無理やり言葉にしてみると(以下、AとかBとかは英語の名詞句、アとかイは日本語の名詞句)、「AはBという結果を生み出す。ここでA can be classified into ア and イ。ちょっと待て、ア can create result of B without イ。そっか、実はア→Bや」てな具合である。実際は、「という結果を生み出す」なんて言葉にしないで、単に「A→B」という矢印みたいなものを思い浮かべて考えている。

 もちろん、ひとつの言語に習熟することは、1)ボキャブラリーを充実させて、より多くの概念を理解、記憶するため、2)時と場合と相手に応じて、効果的な言い回しを選ぶときの選択肢を広げるため、にとても重要であると思う。 しかし、それと論理的な思考能力とは、あまり関係がないように思える。 極端な例を出せば、5ヶ国語(もっと?)を操るカルロス・ゴーン氏の論理的思考能力の深さを疑う人はいなかろう。

 以上はあくまで言語学に関して全くの素人の考えである。いずれにせよ、息子はあと4ヶ月、英語の読み書きを習得する前に日本に帰ることになるため、何らかの環境を整備しない限り、今覚えている英語など、すぐに忘れてしまうだろう。 日本に帰った後にどんな環境を用意してあげられるか、難しいところである。

Flat! -Lafayetteという町(1)

2005-02-04 | Community/Family
 今、僕が住んでいるのはIndiana州 West Lafayetteという町。場所はシカゴから南東へ車で2時間半ほど走ったところ。途中、コーン畑の地平線以外に見えるものはない。おそらく半径300キロ圏内に山らしい山はないだろう(たしか東京ー大阪間って600キロ弱?)。まったくもって平坦な土地である。
 以前、マーケティングの授業で3次元のデータを処理するソフトを使って消費者のパーセプションマップを作成したとき、教授が「インディアナの人間には3次元を理解するのは難しい(平坦な2次元の世界に住んでいるから)」という冴えないジョークを使っていた。このじいちゃん教授、おそらく過去10年以上は毎年同じジョークを使っているのだろうが、笑えずとも頷かざるを得ないほどフラットな土地である。
 さて、なぜこんな平坦ネタを書いているかというと、僕がスキー狂だからである。今は厳寒の冬。ここLafayetteでも最高気温が氷点下という日が続いている。1週間前に降った雪が溶けずにそのまま残っており、毎日雪景色を眺めて学校に通っている。が、山がない。当然、スキー場がない。雪を見るだけでワクワクしていた自分が、今や雪といえば家の前の雪掻き(市の条例で義務付けられている)しか連想しない。本当に住み心地のよい町なんだが、スキーができないことだけが玉にキズなんだよね、Lafayette。

Pratt家Hannahちゃんのバーステーバーティー

2005-01-31 | Community/Family
Pratt家という地元Lafayetteのご家族にとてもお世話になっている。
もともとは大学が企画しているインターナショナル・フレンドシップ・プログラムという、留学生と地元の家庭の交流を促進する企画で、たまたま引き合わされて知り合ったのだが、とても面倒見のよい親切なご家族で、こちらとしてはすっかり仲のよい親戚気分で遊びに行っている。ちなみに、昨年8月に生まれた娘のミドルネームの名付け親になってもらったほどである。(彼女は米国籍も持っているため、日本風のファーストネームに加えて米国風のミドルネームも名づけた次第)

さて、このPratt家、日本に比べると一般的に子沢山の米国でもあまり見かけない大家族である。父Jim、母Cindyの元に、上は22歳から下は1歳半まで子供は♀♀♂♀♂の5人。これが揃いも揃って躾の行き届いたいい子達なのである。

Pratt家から学んだ多くのことはまたおいおい書くとして、昨日は第4子のHannahの6歳のバースデーバーティーにお招きいただいた。子供向けの遊戯施設を備えたマクドナルドの一角を借り切ってのパーティー。玉座のようなお誕生日席に座って山のようなプレセントを受け取るHannahの誇らしげな顔と、言うことを聞かずにはしゃぎまわる子供たちを捌く母Cindyの奮闘振りが印象的なパーティーであった。我が家の長男(3歳)も、大好きなHannahちゃんに会えて大喜び。プラスすっかりスタスタと歩き回るようになったPratt家第5子のMichael(1歳半)を相手にちょっとお兄さん振りを見せて遊んでいた。

米国では子供のバースデーバーティーというのは「外せない」イベントらしく、そのためのギフトやパーティーグッズの品揃えも充実している。米国社会は子供を大切にしているなぁと色々な場面で感じることが多いのだが、バースデーバーティーの充実振りもその一端なのかもしれない。

ところで息子よ。ゴメンね、君の誕生日(12月)にバースデーパーティーをやらなくて。。。