I.D.S.

ニュースは日々大量に配信され、そして消え去っていきます。記憶しておくべき情報を拾い上げ、保存することを目的としています。

だったら質問しないでください。

2007-03-23 23:59:40 | 政局
●<安倍首相>「安倍語」に変化 逆質問倍増、官僚言葉は減少(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000001-mai-pol
 安倍晋三首相が発する言葉が変わってきた。記者団を問い詰めるような「逆質問」が増えたのがその一例。内閣支持率の続落で、首相は「どうせ落ちるなら、やりたいことをやる」(首相周辺)という心境になっていると言われ、「安倍語」の変化も、そんな開き直りの姿勢と関係しているようだ。
 記者 公務員制度改革は必要なのか。
 首相 必要じゃないと思ってます?
 記者 そんなことないと思う。
 首相 そうでしょうね。多くの人がそう思っているからやるんです。
 記者 国民にとってどんなメリットがあるか。
 首相 公務員制度改革をですね、やるべきというのは国民の声だと思いますよ。あなたもそう思いませんか?
 記者 はい。
 首相 だったら質問しないでください。
 15日夜、立ったまま記者団の質問に答える「ぶら下がり」でのやり取りだ。衛藤晟一前衆院議員の復党問題でも9日、記者団から「党内に不満がくすぶっている」と指摘され、「そんな不満くすぶってませんよ。誰かいます? 特定の人物?」と切り返した。
 毎日新聞の調べによると、首相がぶら下がりに逆質問など「疑問形」で応じた回数は、政権発足後の3カ月では11回だったのに対し、最近の約2カ月半(1月5日~3月22日)では25回と倍以上に上っている。
 歴代首相の言葉に焦点を当てた著書のある立命館大学の東照二教授(社会言語学)は、首相の疑問形多用について「挑戦的に聞こえる。『顔が見えない首相』などと批判され、居直ってきたのではないか」と分析する。
 東教授によると、小泉純一郎前首相も疑問形が多かった。ただ「小泉さんは聴衆との距離感を縮めるための疑問形だった」のに対し、「安倍さんは『居直り』の結果の疑問形で、それが『強気』と見られているのではないか」と指摘する。
 最初の3カ月と最近の2カ月半の首相を比べ、「いずれにせよ」という言い回しが、28回から13回に減ったのも特徴だ。
 首相はこれまで、政府のタウンミーティングの「やらせ」問題や復党問題など「耳が痛い」質問には、「いずれにせよ」とかわすことが多かった。「タウンミーティングで質問をした人に金銭を渡していたとの疑惑があるが」(昨年11月14日)との問いに対しては、「報告を受けていない。いずれにせよ、きっちり調査をしなければならない」と応えていた。
 東教授によると、この表現は「官僚スタイルの言葉で、自信がないときに物事を客体化する話し方」という。弱気な言い回しを意識的に抑えることで、強気な姿勢を示そうとしている面もあるとみられる。



何故か、毎日新聞のWeb板には見あたらなかったので、Yahooの記事で紹介します。
この記事を読んでいると、記者の言うことに異論を挟む政治家は悪だって印象を受けてしまいます。しかし、相手がアホなことを言ってる時はつっこんであげることは優しさであると思います。そもそも、記者なんてそんな偉い職業じゃないですし。

なんだか毎日新聞が涙目でこの記事を書いたのかと勘ぐってしまいます。総理がこういった態度をマスコミに対して取るのも肯けてしまいます。だって、記者や新聞社が「こうあって欲しい」ことを記事として書き立てるのがマスコミのお仕事のようですから。最近では「日本が孤立化してる」とか盛んに書いてますが、日本を巻き込んで金を出させたい中・鮮の代理人をやってるとしか思えませんね。

ところで、記事の中では最近の安倍首相の応答と小泉首相の応答を比較していますがはっきり言って的外れです。
では、この安倍首相の語り口はどこから来たのか?答えはここをご覧ください。

こういうやり取りを報道しないから、
東教授によると、この表現は「官僚スタイルの言葉で、自信がないときに物事を客体化する話し方」という。弱気な言い回しを意識的に抑えることで、強気な姿勢を示そうとしている面もあるとみられる。
あんて、的外れな解説をしてしまう人が出るんです。

ん?毎日新聞がコメントを依頼してる時点でそういう見方をする人じゃないのかって?確かにその通りですねw

最新の画像もっと見る