読みました。「エッジ」上・下巻 鈴木光司 著

こんな僕にも、こどもが授かり
父親になりました。

出来の悪い父親だから、
妻にも、こどもにも迷惑をかけっぱなしです。

こどもを持つと世界観が変わるね。

本当にがらっと変わる。

改めて思い返すと鈴木光司さんの著書は、
こどもを守り 見守る親の視点で書かれています。


有名な「リング」(どちらかと言えば著者の中では異色な内容)
でも、我が子の為なら祖父母や社会を
犠牲にしてでも助けようと、
主人公は結論を導き出し、行動をおこします。

「紙オムツとレーサーレプリカ」、
「闇のむこう」など
何が何でも家族を守る父親を主人公にしています。


リング3部作の「ループ」では親は子育てを終え、
初めて息子の視点で書かれています。
リングシリーズの最終話ですが、
ホラーではありません。

しかし、読んだ後に足元の地面が
すっぽり抜け落ちる気分になりました。


エッジはループに読書感が似ているのかなぁ…

ホラーでないホラーはありきたりでなく、大好きです。

	エッジ 上
	鈴木 光司
	角川グループパブリッシング