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田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

食事に感謝する作法

2012年02月24日 20時48分26秒 | 日常
 近くの小学校から給食に招待されて、食べさせてもらいました。
 大きなランチルームで全校の子どもたちと一緒に地域の人も入っての給食でした。献立は子どもたちの大好きなカレーライスですた。どの子もきれいに食べて満足な顔でした。そして、食べるマナーがとてもよくて感心しました。

 当然ながら、放送で「手を合わせましょう。いただきます。」の合図で一緒に「いただきます」と「ごちそうさまでした」をしました。きっと子どもたちは、家でも朝晩の食事の時はこのようにしているのだろうなと思いました。

 神社神道では、食事の前後に本居宣長の和歌を唱えることとしています。
 食前には、静座して一拝し、拍手を一つした後で、
「味つ物(たなつもの) 百(もも)の木草(きぐさ)も 天照(あまてら)す 日(ひ)の大神の 恵み得てこそ」
と唱えてから、「いただきます」と言って食べ始めます。

 食事が終わると、最初と同じく端座して一拝し、一拍手の後、
「朝夕(あさよい)に もの食ふごとに 豊受(とようけ)の 神の恵みを 思へ世の人」
と唱えてから、「ごちそうさまでした」と言って終わります。

 この、日の大神は「天照大神さま」で伊勢の神宮の内宮の神様です。豊受の神は「豊受大神さま」で神宮外宮の神様です。

 私は、普段の食事では和歌を唱えることは出来ないでいますが、拍手を一つしてから「いただきます」「ごちそうさまでした」をしています。
 食事が出来ることに感謝することは、すべての宗教でやっていることです。日々食事を食べられることを神や仏に感謝することを失いたくはありません。


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