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田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

松山堂の小筆を買う

2014年07月07日 17時03分47秒 | 日記
 今日も一日雨が降り続き、じめじめした陽気でした。ちょうど自分の心も落ち込んでいたので、いい感じでした。

 柏崎市の集団検診に出かけて、胃の検査や胸のレントゲン、血液検査など受けてきました。今まで職場の検診や人間ドックでやってきたため、地域の人との検診は初めてでした。これでまた地域の人の中に入れた思いがします。
 その後、携帯電話の設定を替えてもらいに買った店まで行ってきました。分厚いマニュアルを読むよりもやってもらった方がよっぽど楽です。

 帰り道、長岡市関原の松山堂に寄って小筆3000円を2本買ってきました。



 40数年前、小学校や中学校時代に習字の時間には決まって松山堂の筆でした。今は、広島県や奈良県の筆が出回っているのでしょうか。ホームセンターで探すと安い筆はありますが、しっかりとした作りの穂先がいつまでの整った筆を手に入れることは難しいです。
 私は使い慣れた松山堂の筆が好きです。イタチの硬い毛の筆も柔らかい羊毛の筆も、何となく松山堂の筆がいいのです。

 その松山堂は今から10年以上前に会社が倒産して筆つくりをしていません。10年以上昔に作られた毛筆が今でも工場のあった所で売られているのです。
 一本3000円は、10年以上昔の頃の3000円の価値です。しかもそれを半額で入手できました。
 時代の中で忘れ去られたような毛筆の小筆は、どこか自分に似ているようで愛おしい気がします。まだもう少し在庫があったので、「今後も買える」と安心しながら帰ってきました。

 外は雨が降り続いています。気分も沈んでいます。

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