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田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

不思議な体験

2019年03月21日 19時36分04秒 | 日記
 享年101で帰幽した人の神葬祭をやってきました。
 昨日は通夜祭、今日は葬場祭と火葬祭、帰家祭などを斎行してきました。喪主さんから私一人でと言われ、祭主一拝や祭詞奏上はもとより、修祓から献饌、撤饌、玉串後取まですべて一人でやりました。葬儀場の人が事前の打ち合わせ通りに進行をしてくださったので、神葬祭は思った通りに滞りなく斎行でき、直会も終わって帰ってきました。
 ただ、葬儀場から火葬場に向かうバスの中で異常に両肩が傷みだしました。重くずしーんとする痛みでした。斎服を身に付け両手で大麻と玉串のを持ちながら肩を動かしました。火葬場で火葬祭をやっているときには夢中だったためか気が付かないでいましたが、帰りのバスに乗ったとたん又重い痛みが襲ってきました。ただの肩こりではなく、痛みでした。長い時間緊張したためだろうか長い葬場祭の祭詞を胸高で奏上したためかと思っていました。バスの中ずっと痛みがあったのに、降りて控室に戻ると忘れていました。その後、帰家祭をやってもさほど痛みは感じなく、今こうしてブログを書いていてもさほど肩の痛みは感じません。
 火葬場付近で感じた重い両肩の痛みは実に不思議な体験です。

しっかり前を向いている宮司さん

2019年03月08日 19時26分00秒 | 日記
 昨日今日一泊二日の日程で神社庁の研修会があり、例年のように私も参加してきました。
 休憩を挟んでの講義や少人数の分散会での意見発表など、普段ぼーっと生きている私には内容理解に苦労していました。

 分散会で私の隣の席にいた宮司さんは、89歳で90歳が近い人でした。耳が遠くなったので補聴器をしながらの参加でした。講義を聞くだけでなく、ホテルで風呂に入ったり大勢で食事をしたり他の人と同じ部屋で泊まったりしなくてはなりません。90歳近くなって一泊二日の研修会に参加でき津ことに驚きました。
 その宮司さんが発言した言葉です。

「私の神社の氏子さんは、保守的で昔ながらのことをずっとやっています。それは、宮司の私が保守的だからだと思います。私が変わらなければと思います。」
 この大先輩の宮司さんの言葉に、私ははっとさせられました。

雪は静かに降る

2019年01月09日 10時51分58秒 | 日記
 今朝起きてみたら一面の銀世界でした。朝方除雪車の音が何回か聞こえていましたが、風はなく静かでした。
 務めや仕事で出かける予定がないため、ゆっくり朝食を食べてから今年初めて除雪機を使って車庫の前を除雪してきました。

 

 家の回りの榊の木にも雪が積もっていました。明日養護老人ホームの新年の安全祈願祭をやるよう頼まれていました。神籬の大きな榊と玉串ようの榊15本を昨日採っておいてよかったと思いました。今日雪が積もっている状態で採ることは大変です。



 これは生活にゆとりがあるためなのか、心配性のためなのか分かりませんが、結果は良かったです。

 



安物買いの銭失い

2019年01月08日 14時59分55秒 | 日記
 貧乏人根性のためか、つい安いもの目が向いてしまい後悔しています。
 6年前に買ったデジカメをうっかり落として壊してしまいました。中古でもいいと、ネットで「新品同様」となっていたものを安く買いました。傷はなく作動状態もいいので安心していましたが、どこかショートしているようで、バッテリーを入れたままにして置くとすぐに無くなってしまうのです。



 そこで、新品をネットで安い店を探して注文し、今日近くのコンビニから送金してきました。
 キャノンのデジカメですが、店によって34738円から65340円の開きがあります。私は、どうしても安い店が目につき、よく名前を聞く店だからと信じて注文したのです。
 しかし、送金したことを少し後悔し心配しながら帰ってきました。外見が同じキャノンでも、中の精密部品がすべて同じとは限らないことに気が付きました。多少不良な部品が入っていても一年間の保証期間に壊れなければいいと、安売り品は区別されて売っていると聞いたことがあります。
 青森からりんごを買っていますが、りんごは贈答用、家庭用、キズありと表示されているため、安心して買うことができます。機械もそうあってほしいと思います。普通に使っていて一年の保証、三年の補償、五年の補償、それ以上を分かっていると値段の違いも分かるのです。
 まったく「安物買いの銭失い」とはこのことです。

今年の書初め

2019年01月05日 17時13分41秒 | 日記
 ちょっと遅くなりましたが、今日新年の思いを書いてみました。



「今出来る幸せを刻み もう一歩」としました。
 若い頃は、「努力次第で今日より明日がよくなる」という希望がありました。だから頑張って働きいろいろなことをやってみようとも思いました。そして、それなりの結果も得られ幸せな思いもありました。
 それが、年を重ねて今年は70代になり、体の衰えを感じ物忘れや置忘れが多くなってきました。大けがをしたり家族が手術をしたり、同年代の人が末期ガンであることが分かったなどを聞くことが多くなったのです。今までできたことが、気が付くと出来なくなっていることがあります。また、どう考えてもこれ以上仕事はできないし収入は増えそうにありません。今出来ることでもいつまでできるのだろうかと不安が多くなります。
 そこで、将来の不安や心配よりも、今出来ることの喜びをしっかりと心に刻んでおくことにしたいと考えました。そして、少しでも前向きに生きていけたらいいなあと思います。