ゴールした瞬間は、自力で帰れて良かった…と心底安堵しました。そして、登山はもう懲り懲りと思いました。
ところが、その日の宿泊先へ向かう車中、彼と話をしているうちに、悔しくて悔して仕方ない気持ちが湧いて来るのです。
せっかく彼が計画してくれた登山を台無しにしてしまった申し訳なさ、彼と一緒に楽しむための体力を持っていなかった自分への苛立ち。
彼には
「普段一緒に歩いていて、アキならこのくらいの山は大丈夫だと思ってしまって…本当にごめんね」
と謝られてしまいました。
いやいや、そこはあなたが謝るところじゃないよと思いましたが、何度も謝られるうちに、私の口を衝いて出た言葉は
「私もさ、少しずつ鍛えて体力つけるから、これに懲りず、まずは低い山から一緒に登ってくれる?」
というものでした。
何を言ってるんだ? 言ってる自分にびっくり。
ところが、その日の宿泊先へ向かう車中、彼と話をしているうちに、悔しくて悔して仕方ない気持ちが湧いて来るのです。
せっかく彼が計画してくれた登山を台無しにしてしまった申し訳なさ、彼と一緒に楽しむための体力を持っていなかった自分への苛立ち。
彼には
「普段一緒に歩いていて、アキならこのくらいの山は大丈夫だと思ってしまって…本当にごめんね」
と謝られてしまいました。
いやいや、そこはあなたが謝るところじゃないよと思いましたが、何度も謝られるうちに、私の口を衝いて出た言葉は
「私もさ、少しずつ鍛えて体力つけるから、これに懲りず、まずは低い山から一緒に登ってくれる?」
というものでした。
何を言ってるんだ? 言ってる自分にびっくり。