アラフィフおひとりさまの現実

何てことのない日常を綴っております。

理想のタイプ

2018-05-03 18:20:05 | ひとりごと
熟年婚活において結婚まで行き着かない男性の特徴、というようなネット記事を読みました。

"最初のデートで居酒屋に行き、割り勘"

これがダメパターンの筆頭に挙げられていました。

職場の女の子達ともそんな話になった時、全員が全員『最初のデートで居酒屋に連れて行かれたら幻滅する』と答えていましたが、そこには「自分が安っぽく見られているようで嫌だ」とか「最初のデートくらい素敵な思い出になるよう演出して欲しい」とか「待たせないためにも予約は必須」など色々な思いがあるようです。

ましてや熟年ともなれば、美味しいお店も知ってるだろうし、それなりに収入だってあるんだから最初から居酒屋なんてやめてよ!というところでしょうか。

実は私も彼と初めて食事をすることが決まった時、とても楽しみでした。なぜなら彼は仕事柄、絶対美味しいお店を知っているはずだし、予約もバッチリ入れてくれているだろうと期待していたからです。

ところがデート初日。お店は決まってないし、「気の張るお店には行きたくない、大衆居酒屋がいい!」と言い出して、私は内心がっかり。居酒屋に入っていきなりお好み焼きや焼きそばを注文する彼のメニュー選びにもビックリだし、お勘定はすんなり割り勘になるし、正直がっかりポイントが加算される方が多かったです(笑)。その後、度々会うようになってからも、お茶するのにファミレスのドリンクバーがいいとか、ビックリさせられることばかりでした。


それでもまだ、私と彼は一緒にいます。

私が彼に驚かされたことがあるように、彼も私の価値観に驚くことは沢山あったと思います。それでも互いに理解し受け入れられるならば、こうして関係は続くのだと思います。これは若い頃のような、許したり許されたりする関係でもなければ、お互いがお互いのために変わろうとする努力の結果でもありません。この歳だもの、お互い変わるのは難しいですしね。だったら「へーこんな人もいるんだ」と受け入れる方が楽です。

彼は旧家の地主でセミリタイアをしても収入があるような人、多分土地もお金も沢山持っているでしょう。でもお金に関して言えば、それは単に彼の節約の賜物だと思います。彼は無駄だと思うことに、決してお金を使いませんから。

彼は私にも「ここぞという時にはお金を使ってもいいけれど、あればあるだけ無計画に使うのはだめだよ」と言います。確かに老後は働きたくても働けないのだし、入るお金が限られるならば大切に使わないとなぁとしみじみ思います。


若い頃の私が彼と出会っていても、果たして彼を選んだでしょうか? 歳を重ねて色々な経験を経て出会ったからこそ、相手の良さが理解出来て付き合えた2人だった気がします。

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