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友人からのメール「立皇嗣の礼と明仁天皇の生前退位を結び付けた鋭い着眼点」

2020年11月14日 | 天皇制・皇室問題

「仰る通りです。しかし、人類史から見れば、君主制の時代の方が絶対に長いのです。人類が君主という迷妄から目を覚ますのはもっと先でしょう。藤原氏から安倍首相に至るまで時の為政者はこの迷妄を利用する方が便利なんだと思います。日本ばかりではなく、先進国のイギリス、オランダ、スエーデン、ノルウェー、デンマークなども民主主義との両立を図りつつも、依然として<立憲君主制>という君主制の変種から抜け出ることができません。人類はまだ幼年期なのです。」と答えてくれた、友人のKさんからメールが届きましたので転載します。

明仁天皇の「譲位」(生前退位)は男系天皇を続けるために熟慮に熟慮を重ねた。

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相変わらず素晴らしい記事ですね。

「立皇嗣の礼」と明仁天皇の「生前退位」を結び付けた着眼点が鋭い。

明仁天皇が秋篠宮家に男子が誕生したことで、「生前退位」を決断したという長谷川さんの見立ては正しいと思います。

しかし、明仁天皇の「おことば」は象徴天皇としての違法行為です。
これは、昭和天皇の「二・二六事件討伐命令」と「ご聖断」に匹敵する政治行為です。 

でも、現在の皇室典範が女子の皇位を認めていない以上、そして、政府も国会も皇室典範改正をする気がない以上、彼としてはやむを得ない違法行為だったような気もします(ちなみに、昭和天皇も同様だったような気がします)。

とにかく、だらしがないのは政府であり、国会であり、国民です。
天皇の「おことば」に促されて「特例法」を制定したことは、国会が自ら民主主義を放棄したに等しい行為です。

憲法では天皇の皇位継承は「世襲による」という規定しかありません。そして、それ以外の規定はすべて法律によると定められています。
つまり、「世襲」以外はすべて自由に国会で決められるのです。

現憲法では、皇室典範は普通の法律に過ぎません。
正式に改正して、「天皇の任期制、もしくは定年制」、「男子」規定の廃止をすればいいだけの話です。

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大嘗祭跡の見学者の列(2019年12月)

(了)

 

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