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能楽堂の照明について質問

2011年12月09日 | 金沢日誌

 管理人は去る12月4日に石川県立能楽堂で「12月定例能」を鑑賞した。都立日比谷高校定時制時代は演劇青年だったので、何時もの癖で役者の演技だけではなく、ホールの音響や照明が気になってしまう。今回も県立能楽堂の照明器具が気に入らなかったので渋谷区千駄ヶ谷にある国立能楽堂に質問をした。

『昨日初めて石川県能楽堂で能と狂言を鑑賞しました。
能楽堂の正面ひさし部分に照明器具がありましたが折角の和風建築が台無しだと感じました。このような照明設備はは石川県だけなのでしょうか。
貴能楽堂の照明はどのように工夫されているのでしょうか。
観客から見えないひさしの内側に照明器具を配置し、客席後方からのスポットライトを演者に当てればと思いますが如何でしょうか。
石川県能楽堂の後方と側面にはスポットライトがありました。』

回答文

長谷川 順一 様

この度は日本芸術文化振興会ホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。

早速ですが、12月5日付けで振興会ホームページに寄せられましたお問合せについてご回答申し上げます。

国立能楽堂の照明設備は、見所(客席)天井と舞台上部に設置しています。
天井の照明はスポットライトで、舞台の正面と側面に位置しています。
舞台上部の照明は、なるべく目立たないよう妻壁の裏側などに設置していますが、能楽堂は舞台の脇にも客席があるため、場所によっては器具の一部が見える席もあります。
能舞台は本来屋外にあって外光で演能していたのですが、明治以降、観劇の便宜のため屋内に舞台を造るようになりました。そのため照明が必要になりました。
能舞台の構造は昔のままでありながら、昔は存在しなかった照明器具を取り付けるのですから、各地の能楽堂では、それぞれの条件の中で工夫していることと思います。
国立能楽堂の照明も、外光を基本としてさまざまな検討・試行のすえ現在の形となりました。
長谷川様には是非一度、国立能楽堂の主催公演をご覧いただきたく、ご来場を心よりお待ち申し上げます。

独立行政法人日本芸術文化振興会
国立能楽堂事業推進課長』

『お忙しい中ご丁寧な回答有り難うございました。

> 長谷川様には是非一度、国立能楽堂の主催公演をご覧いただきたく、ご来場を心よりお待ち申し上げます。

金沢に転居する以前の自宅は、新宿区市谷薬王寺町でしたので矢来能楽堂も近く、また代々木病院のボランティア運転手の時は貴能楽堂付近を何度も通っていました。東京では鑑賞する機会に恵まれませんでしたが、水彩画教室の講師日本画家の平木孝志(金沢学院短期大学教授)先生の弟さん豊男氏がワキをされておりますので、できる限り鑑賞していきたいと思っています。』

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