5月20日に「建築のお知らせ」及び「世田谷区風景づくり条例に基づくお知らせ」が設置されました。管理人の散歩コースなので、マンションが完成した際の公開空地に幅員2メートルの歩道がつくられように区長宛陳情書を郵送しました。お知らせ看板には「高さ制限特例認定取得予定」となっていますが、19メートルを22メートルとして7階建てに高さ制限を緩和するには、世田谷区の様々な「認定及び許可に関する基準」をクリアーしなければなりません。
建設予定地のお知らせ看板
世田谷自動車学校前の歩道
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世田谷区長 保坂展人殿
2020年5月25日
長谷川順一
野村不動産株式会社が建設する（仮称）粕谷1丁目計画並びに共架に関する陳情
【陳情の要旨】
①絶対高さ制限の特例に係る建築物なので、世田谷自動車学校前の歩道と連続性がある、公開空地の歩道有効幅員は2メートル以上にしてください。
②当該敷地北東角より、「東京中央農協前交差点」までの区道は、NTT電柱を撤去して通信線は東京電力電柱に共架してください。
【陳情の理由】
①2020年5月20日に下記の「建築のお知らせ」及び「世田谷区風景づくり条例に基づくお知らせ」が設置されました。
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（仮称）粕谷1丁目計画
建築主 野村不動産株式会社住宅事業部 事業推進二部長 小実晃
敷地面積 12,168.11㎡
建築面積 1,256.68㎡
延べ面積 4,955.38㎡
地上7階地下0 高さ22.00㍍（高さ制限特例認定取得予定）
着工 2020年8月上旬
完了予定 2022年3月末日
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風景づくりに関する配慮事項の概要
配置等 空地を確保しゆとりのある配置とします
外構等 既存の高木を生かした外構計画とします
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「高さ制限特例認定取得予定」となっていますが、「絶対高さ制限の特例に係る区長の認定及び許可に関する基準」によれば「世田谷区風景づくり条例」以外に「世田谷区街づくり条例」、「世田谷区みどりの基本条例」、「世田谷区建築物の建築に係る住環境の整備に関する条例」、「世田谷区ユニバーサルデザイン推進条例」（以下デザイン条例）、「都市計画法第１２条の４第１項に規定する地区計画等 」が規定され「次に定める事項に適合し、かつ、認定にあっては次節、許可にあっては第３節に定める要件を満たすものについて行うものとする。」となっています。「別表１ 整備基準の取扱い」では、（１）外壁等の後退も「壁面の位置の統一を図る地区における壁面の位置を統一する計画建築物」、「周囲の状況等により市街地環境の向上に資すると区長が認めたもの」となっています。
世田谷区のデザイン条例（施設整備マニュアル）には「3歩道の有効幅員は、原則として2.0m以上とし、当該歩道の高齢者、障害者等の交通の状況を考慮して定めること」とされています。
更には「説明会及び周辺への説明」も規定されていますので、「近隣住民に高度地区の緩和に係る計画について」の説明会を原則として２回以上実施すること等、規定通りに開催するよう指導してください。
②デザイン条例「5道路付属物及び道路占用物の整理」では「電力線、通信線、信号機等は、共架化を推進することにより、出来る限り整理する。」及び、「幅員が10.0m以下の道路においては、通信線と電力線のいずれかを共架することにより、一方の電柱を撤去する。」となっています。
「道路現況平面図」によると、当該敷地前面区道の幅員は「6.99m」「6.93m」「6.91m 」「6.92m」でありますので、NTT電柱及び警視庁交通信号機と標識柱を撤去し、東京電力柱に「共架」を実施してください。
尚、歩道切り下げ部の側溝は「世田谷スムーズ段差」を使用してください。
【付記】
複数にわたる担当所管課から夫々文章回答をお願いします。
①建築主への指導並びにNTT、東京電力、警視庁への申し入れ
②建築主への指導と協議結果並びにNTT、東京電力、警視庁からの回答
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隣接しているマンションと近隣のマンションの公開空地状況を陳情書に添付しました。
（了）
