『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

第61回赤鬼利酒会 結果速報!

2013-10-30 03:25:43 | イベント、お知らせ
お待たせしました。
昨晩行われた、第61回赤鬼利酒会の結果が出ましたので
さっそく発表致します!

まず、正解から。

• 春 霞  ( 1 )
• 常 山  ( 5 )
• 五 凛  ( 3 )
• 車 坂  ( 6 )
• 花 巴  ( 4 )
• 黒松仙醸 ( 2 )

お手もとの控えをみて答え合わせをしてみてくださいね。

さて、結果です。

全問正解 
1名 おめでとうございます!
 なんと、前回のディフェンディングチャンピオン
 佐塚健さんが、見事に連覇です!

四問正解 3名(早川さん、仲村さん、北原真知子さん)
三問正解 10名
二問正解 18名
一問正解 14名
0問   13名

…今回は難しかったという声多数でした。
貴方の結果はいかがでしょうか?

次回は来年5月末に開催予定です。
みなさま、ふるってご参加を!


第61回 恒例赤鬼利酒会のお知らせ

2013-10-10 00:42:30 | イベント、お知らせ
前回5月末に開催いたしました「赤鬼の利酒会」、
いよいよ今秋の開催日が近づいてまいりましたので
ご案内させていただきます。

お申し込みいただければ、どなたでも参加できる利酒会です。
お店で呑んでいただきながらの参加も、利酒のみの参加も可能です。


「2013年秋 第61回 赤鬼利酒会」

◆日時◆
10月29日(火)17:30~23:30の間で

◆場所◆
赤鬼店内(入り口のテーブル)

◆参加費◆
500円(当日前払い制)

◆利き酒のしかた◆
制限時間11分、6種類のマッチング方式です。

まず、参加費と引き換えに解答用紙を受け取ります。
解答用紙はこんなふうになっています。
(お酒の名前は一例です)
まずは、「控え」のほうを使います。
……………………………………………………………………
 提出用       | 控え
           |
☆☆☆富士 (  ) | ☆☆☆富士 (  )
☆☆☆桜  (  ) | ☆☆☆桜  (  )
☆☆☆正宗 (  ) | ☆☆☆正宗 (  )
☆☆☆の花 (  ) | ☆☆☆の花 (  )
☆☆☆寿  (  ) | ☆☆☆寿  (  )
☆☆☆娘  (  ) | ☆☆☆娘  (  )
           |
お名前        |
ご連絡先       |
……………………………………………………………………


1・スタッフが受付順にお名前をお呼びしますので、
  自分の番がきたらお酒の並べてあるテーブルに行きます。
2・利き酒用のお猪口と水のグラス、筆記用具をもらいます。
3・テーブル左半分に、銘柄の書いてあるお酒が6種類。
  これを少しずつ利いてそれぞれの特徴を憶えます。控えにメモします。
4・テーブル右半分に、銘柄の書いてないお酒が6種類(番号つき)。
  どのお酒が、何番であるか、( )内に記入していきます。
5・11分の制限時間内であれば、何度利いてもかまいません。
  お水を適宜飲みながら行ってください。
  利いたお酒は吐き出し用のバケツがテーブル下に用意してあります。
6・時間が来るとタイマーが鳴ります。
  控えに書いた解答を提出用の方に書き写し、回収箱へ入れてください。
  提出用にはお名前とご連絡先を必ずご記入下さい。
 

◆利酒のポイント◆
最初に銘柄のわかっているお酒それぞれの、香り、旨味、癖、特徴などを、
自分なりに印象づけること。
時間内なら何度利きなおしてもよいのですが、オーナーも以前にブログで
書いております通り、一番最初のインスピレーションが大事です。
あとで変えるとだいたい外れる、と経験者は語ります。
意外と当たるのは、「自分の好きな順位」をつけてあてはめていく方法かも。
似たような質のお酒があったり、引っかけ問題があったりするので、
はずれてもおおらかに楽しみましょう!

◆全問正解すると…◆
見事6問正解された方は、名誉あるネームプレートが店内に掲げられます。
副賞として、赤鬼で使える金券一万円分をお贈りいたします。

◆お願い◆
最近、参加してくださる方が増えたので、ご来店後すぐにお申し込み頂いても
少々お待たせしてしまうことがあります。
確実に参加されたい方にはまずお席のご予約をお願いしておりますが、
ご予約いただいても、いらした時間にすぐに利き酒を始められない場合がございます。
どうかご理解、ご協力をお願い致します。
少しでも効率よくすすめられますようスタッフも努力してまいります。
また、正解発表後のご連絡のため、解答用紙には忘れずにお名前とご連絡先を
ご記入ください。正解は店内でも当ブログでも発表いたします。

そのほか、わからないことがございましたら、当日でもご予約時でも
遠慮なくスタッフへお尋ねください。

♪♪♪

年に二回の、恒例の赤鬼利酒会。前回の全問正解は四人でした。
毎回お知らせしていることですが、
ラインナップは普段赤鬼にてお出ししていない火入れのお酒となります。
毎回チャレンジされている方も、初めての方も、条件は同じ。
いつもとはまた違ったお酒との対話を、
短い時間に集中して愉しんでみてくださいな。

なお、当日はもちろんオーナーも上京して一緒に利き酒をします、
お声をかけてくださいね。

どうぞ、たくさんのかたにご参加いただけますように…
まずはご予約のお電話、お待ちしております!





※文中の「利酒」の「利く」という字は本来「口へんに利」と書くようですが、
筆者のPCでは出ません。正確でなくてごめんなさい。※

神無月十月、今月の六品 その1

2013-10-04 17:19:27 | 酒の肴
十月の声を聞いたとたんに、肌寒くなりましたね。
本格的な秋の訪れを象徴するような、
今月の六品が、できました。
いつものようにひとつずつご紹介していきます。
ぜひぜひ、お試しくださいね。




「砂肝とエリンギの南蛮漬け」

今月の六品は、お酒のいい相棒ばかり。
まずはこれです。
コリコリの砂肝と、あわびのような食感と滋味のエリンギ。
ただ炒め合わせただけでも美味しい組み合わせを、
南蛮漬けに仕立てました。

衣をつけてさっと揚げることでうまみを閉じ込め、
葱の香味とやさしいお酢できれいに漬けこんでいます。
バランスよく歯ごたえもたのしい一品は、
箸をすすめお酒を促す、鉄板の肴ですよ。

(池田作)

神無月十月、今月の六品 その2

2013-10-04 17:09:41 | 酒の肴
「焼き長芋と豆腐の酒かす味噌漬け」

味噌漬けでお酒!
もう、秋の夜長の飲み方をぴたりと決めるひと品がこれです。

蔵元さんからいただいた酒粕と赤味噌で
美味しい味噌床をつくり、
皮目をこうばしく焼いた長芋と固豆腐とを漬け込みました。
お味噌の風味がぐぐっと入った豆腐がしっとりと口に溶けます。
さくさくとした長芋のほのかな粘りもあとをひきます。
シンプルな滋養。
あっさりしているようで、実は濃厚。
まさに、日本酒のためにあるような一品です!

(箕村作)



神無月十月、今月の六品 その3

2013-10-04 16:59:06 | 酒の肴
「かきのゴマ酒盗和え」

牡蠣を塩辛で和える。
もう、それだけで、酒飲みにとっては
ポワ~ンと妄想が広がるような鉄板のアテですね。
そこで遊んでみました、
柿とおかきでカキトリプル!

酒塩でふんわりと火を通したプリプリの牡蠣と、
サクサクやさしい甘さの柿、
パリパリに砕いた香ばしいお煎餅。
まとめるのは、鰹の酒盗です。
うまみの多重構造なイメージが見えてきたでしょう?
そう、いまの季節の味の乗ったお酒に
ぴったりな肴なのです。
今宵はこれで、ウマウマな一杯をどうぞ。

(箕村作)

神無月十月、今月の六品 その4

2013-10-04 16:51:05 | 酒の肴
「カツオときのこのタルタル」

戻り鰹、ほんとうに美味しいですね。
ホワイトボードの「焼きっぱなし」も
毎年秋の定番となりましたが、大人気です。
その鰹、すこし趣向を変えて、
茸のソースで味なひと皿に仕立ててみました。

椎茸やしめじなど、いろいろな茸を叩いてさっと火を通し、
なんと、ヨーグルトとお醤油を合わせて
タルタルソースをつくりました。
マヨネーズよりも控えめで、やさしい味が
脂の乗った鰹によくなじみます。
さくっと混ぜて口に運べばやわらかな旨味がしみてきて、
ほんのりとお酒が恋しくなる、オツな酒肴です。

(中村作)



神無月十月、今月の六品 その5

2013-10-04 16:42:03 | 酒の肴
「秋鮭の湯葉巻き揚げ」

メニューには「旬の秋鮭を湯葉で巻いてカラリと揚げました」
と書いてます。
それだけでも、なんだか美味しそうな予感なのですが、
食べてびっくり。
これ、絶対おうちではつくれない一品です。

しめじをこうばしく焼いてたたき、刻んだゆずと合わせて
柚子シメジソースをつくり、
開いた鮭の身の内側に塗って巻き、さらに湯葉で巻いています。
それをさっくりと揚げたところに、すだちをさっとしぼって
いただくのです。

焼いて揚げる、香ばしさ。
ダブル柑橘のさわやかさ。
秋味のしっとりしたうまみ。
包み込むゆばのやさしさ。
完璧なバランスの滋味が、たたみかけるように波のように
口中に広がります。
この秋赤鬼で、絶対に食べたい逸品ですよ!

(池田作)



神無月十月、今月の六品 その6

2013-10-04 16:33:13 | 酒の肴
「レンコンつくね鍋」

蓮根と、挽肉。
キンピラで良し、はさみ揚げで良し、そぼろあんで良し。
最強の組み合わせだと思います。

築地の鶏専門店から仕入れている朝〆の鶏の挽肉と、
刻んでシャキシャキの食感を残した蓮根とで
美味しいつくねを作り、
茸たちと一緒にきれいな醤油出汁で煮上げました。

素材のおいしさはもちろんのこと、
茸の滋味や根菜のうまみが染みでたスープは
最後の一滴まで飲み干したい、美味しさです。
深まりゆく秋をうつしとったような、
まさに旬の、小鍋だて。
ぜひぜひ、今宵の酒の〆はこのお鍋で。

(大内作)