本尊の撮影 過去に土門拳は一日の日の周りを見て撮影したというが、
それじゃぁさっきのほうが良かったとなるので胡散臭いと思っていた。
私は 何百年前これを彫った仏師の事を考えてみた。多分身長は現代人より
低いはずでその目線から見てみたりと撮影位置にこだわった。時間帯もやはり
気になった。それで、気が付けばやはり季節によっても時間帯によっても
違うことがわかった。気が付けば、同じことをしていたわけだ。
とりあえず 8×10㌅ で自然の光だけで写しておいた。なにか
良い方法がないかと考えていたら、パノラマ撮影を思いついた
当時はフジフィルムから6×17cmでレンズ交換ができるカメラが
販売されていた。で、買ったと思うなかれ。借りてきて撮影をしたが
あくまでも平面のパノラマなのでだったらバイテンをトリミングしたのと
同じ意味になるのである。なので その次には篠山紀信が一時期していた
ジオラマというカメラを3台並べる手法を試した。3台を同じレベルに並べて
両端の2台は 多少角度をつける。これで 良い感じで写せた。
それ意外に ペンタ67の600mmF4という レンズの前面が人の顔位ある
レンズを借りた。爆弾みたいなレンズでしかも古い設計のレンズで、
確かレンズだけで25kg位の重さがあった。当時は400mmF4を持っていたが
さらに800mmもあったのだが どうしても600mmのF4が必要になった。
でプロ課に頼んで 借りてきた。600mm15.6インチモニターで
レンズの前の文字がこれより2回り大きいのであった。
いろいろな 事をするのだが、まだこれは序章に過ぎない