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山本氏は「大江戸科学捜査 八丁堀おゆう」を書いている人だ。
この方が他社から出した作品だということで新刊本で買った。
(一巻目「江戸の闇風」、二巻目「花伏せて」)
一巻目、美人常磐津師匠、お沙夜の裏家業は大泥棒😲
借金に苦しむ兄妹を助けるが、兄が何者かに殺されてしまう。
殺された経緯に疑問を抱き、お沙夜の相棒彦次郎らと真相をさぐる。
8000両という大金が動くらしいことを掴みその真相を暴いて、
まんまとこの大金を奪うと言う話。
常磐津、大泥棒で小川真由美さんが演じた「女鼠小僧」を思い出した。
でも、小説ではお金で大勢の人を雇って詐欺まがいのことをして
大金をせしめている。小説でもこれでいいのかよ~とツッコミたくなった。
いくら松平越中守定信が多めにみてくれたって・・・
町方もこの8000両の行方は途中で諦めちゃったし・・・
町方の十手持ち山野辺はそこそこいい男で、お沙夜を口説こうと
思ったが、軽くあしらわれてしまった。
この山野辺も奉行所で得た情報をお沙夜に話すほど仲がいい。
なのでお沙夜の仕事がやりやすいときた。
大泥棒とはつゆ知らず内情を話す山野辺って大丈夫?
二巻目はお沙夜が新たに目を付けたのは町名主と菓子屋の主人。
二人には商家に詐欺を仕掛けて、莫大な利益を得ているという噂があった。
彦次郎や浪人(鏑木左内)とともに真相に迫り大金をせしめようとする。
それも火盗改に化けて・・・ここでも人を雇って大金をせしめた。
本物の火盗改もさすがに怒っていたが・・・
もう一人お沙夜の身の上を知っているものが現れた😲
水野大和守忠成(ただあきら)!
お沙夜はどうやら旗本のご息女だったようで・・・
(お家断絶で行方知れずのものが多数いたという)
どうりで「姫!」と言われてわけだ。(彦さんだったか左内だったか)
旗本のご息女って感じではないよね。(三味線を仕込み刀にしてるからな~)
またまた映画かドラマに出来そうなそんな感じの小説だ。
一気に読んでしまったがまだまだ続きそうなので楽しみ。
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