陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

「パンケーキを毒味する」DVD

2023-06-09 22:23:09 | Weblog
<「新聞記者」「i 新聞記者ドキュメント」などの社会派作品を送り
出してきた映画プロデューサーの河村光庸が、企画・製作・
エグゼクティブプロデューサーを務め、第99代内閣総理大臣・菅義偉の素顔に迫った政治ドキュメンタリー。ブラックユーモアを交えながらシニカルな
視点で、日本政治の現在を捉えた。秋田県のイチゴ農家出身で、
上京してダンボール工場で働いたのちに国会議員の秘書となり、
横浜市議会議員を経て衆議院議員となった菅氏。世襲議員ではない
叩き上げの首相として誕生した菅政権は、携帯料金の値下げ要請など
一般受けする政策を行う一方で、学術会議の任命拒否や、中小企業改革を
断行した。映画では、石破茂氏、江田憲司氏らの政治家や元官僚、
ジャーナリストや各界の専門家に話を聞き、菅義偉という人物について、
そして菅政権が何を目指し、日本がどこへ向かうのかを語る。
さらに菅首相のこれまでの国会答弁を徹底的に検証し、
ポーカーフェイスの裏に隠された本心を探る。  映画.comより>

“菅義偉”と言う人物はこういう人だったの言うのはまあ政治姿勢を見て、
大体は理解していたが・・・
予算委員会の映像を見ていた大学教授が笑いながら答えてくれていた。
辻本さんの質問の仕方が上手すぎて、菅氏が同じ答弁を繰り返していて
笑っていた。論点ずらしているだけで、答えになっていなかった。

また別の話では「甘利に背くヤツはぶっ潰す」と過激な発言もあったとか。

菅氏は“ばくち打ち”だったが、全部外してたと言う話しは面白かった。
梶山氏を担いでいたが小渕氏に負けたり、学術会議任命拒否で支持率落ちたり、緊急事態宣言を延長に延長重ねても、コロナは収束しなかったりで、
結局総理を辞めた人になった。

権力とは何か?との答えは憲政会、宏池会(こうちかい)、外務省、財務省、アメリカ、中国だという。主要な権力は自民党の派閥なんだと言う結論。

菅氏が総理大臣の時、裏切らない人物を身近に入れていた。
(杉田氏、和泉氏、北村氏という重鎮がいたが、その後政権では北村国家
安保局長&今村補佐官に変わった。)
3人なかなかの人物だったような記憶があるが、故安倍氏の側近を
ハズしたんだっけ?

“赤旗”が『サクラを見る会』や『加計問題』に突っ込んだ取材をして、
スクープ連続で取り組む姿勢が凄かった。共産党の小池氏が予算委員会で
質問していたが、『赤旗』が持って来た資料をズバズバ突っ込んでいたのは
私も記憶に残っている。4270万円使用した件を突っ込まれて全然答えられなかった総理側。“権力の源泉”は「機密費」にあったんじゃないか?という
赤旗編集部の意見だった。

記者クラブとのパンケーキ会談の話。
一緒に食べないとハズされる・・・使ってもらえない。
この毒味は嫌だったろうね、食べないと取材も出来ないことに・・・

後半のアニメは恐かったね。羊が大量にいるのに、全然餌ももらえず、餓死。
家の中でヌクヌク過ごす飼い主達。餌を食べた羊が生き残り、飼い主達に
猛反撃の所でアニメが終わる。
『飼い犬に怪我をさせられる』という話しを羊に置き換えて、パンケーキ
会談に結びつけるって上手いこと考えたね。わかりやすかった。

なぜ自民党権力が続くのか?選挙に勝つからとの各方面からの答え。
小泉政権以降からそう言う状態が続いている。
35年前ぐらいは喧々囂々で自浄作用があったと思うと石破氏は言っていた。
確かに、重鎮は吠えていたよな~😀と感じる。
現在自民党内で吠えるヤツほどドンドン切られているし・・・というか片隅に
追いやっている感じがする。
重鎮がいなくなって、箴言する人もいなくなってきた。
だからお山の大将が出来てしまうんだと思うけどね。

最後に大学生達の政治観が聞けたが・・・まだまだ政治をきちんと見ている人
は少ないように感じる。
すべてにおいて、先進国より日本がいかに置いてけぼりにされているか、
というランキングが出ていた。
日本は世界から見放されてしまうかも。
C国に汚染されて国を取られてしまう可能性もあるのでは?恐怖だね。
ドキュメンタリーと少し演出を加えた映画だが、政治を見つめ直す
キッカケになればいいなと思った映画だった。
コメント
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