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第3期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦 その1

2010-02-15 21:28:15 | Weblog
決戦前夜【挑戦者決定戦プレビュー】

直前の発表のインパクトが大きかったこともあり、既に来期の話題が先行している感のあるマイナビ女子オープン。たしかに、最近の女流アマのレベルの高さとLPSAが創立以来、アマ大会に力をいれてきたことで「第2グループ」のアマ選手の認知度が急上昇したことで、いろんな楽しみができた。とはいってもまずは直近の挑戦者決定戦、そして第3期五番勝負を楽しみたい。

挑戦者決定戦に進出したのは甲斐二段と斎田四段。
甲斐は第1期マイナビ女子オープン決勝五番勝負(2008年)で、斎田も第34期女流名人位戦五番勝負(2008年)で対戦し、いずれも矢内女流名人(当時)に敗れている。勝てば、両者ともそれ以来のタイトル戦。本局は、タイトルへの挑戦権と同時に矢内女王へのリベンジのチャンスをかけた勝負になる。
今期の成績は、甲斐が19勝8敗、斎田が13勝7敗。
8月の女流名人位戦A級の対局では、斎田が勝っているが、甲斐はそれから13勝1敗(新人王戦・小泉三段戦の1敗は除く)と絶好調。その中には、女流王位戦で斎田から上げた勝ち星も入っている。一方の斎田は、8月の対局のあとは6勝6敗と調子に乗り切れないでいる。

最近は、振り飛車党同士の対戦では、どちか(あるいは両方)が居飛車を指すパターンも少なくないが、両者とも振り飛車党相手でも居飛車を選ばないタイプなので、相振り飛車になることは間違いなさそうだ。
両者ともにどちらかというと序中盤でリードを奪い、逃げ切るタイプだろう。序盤で思わぬ大差になることの多い相振り飛車。とくに甲斐は準決勝の石橋戦のように相手のミスをしっかり咎めてくる。午前中のうちに大きなターニングポイントを迎える可能性が高そうだ。

過去の対戦成績は6勝4敗、甲斐が振り飛車党に転向した2007年以降に限ると、すべて相振り飛車で甲斐の4勝2敗(甲斐から見て●○○○●○)。

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