着物で寄り道 金沢暮らし

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淡々と時代小説

2010-07-30 08:04:32 | 本のこと


揺れ動き、もがきながらも
職人として生きていく女性の姿が描かれれています。

乙川優三郎さんの時代小説は今の時代にも通じると思われる
決して甘くない現実が淡々と書かれていて好きです。

あ、ハッピーエンドじゃないとかそういう意味ではないです。

人それぞれ、なにが幸せか。
だいたい物語のハッピーエンドの後に果たして幸せは待っているのか!
疑り深い私(笑)


こちらの本、巻頭に
物語に出てくる蒔絵の櫛や印籠や棗の写真が載っています。


蒔絵は本物ですが、制作過程が架空の話。

美術館で作品を見ながらふと
「この櫛どんな人が作ってどんな人が挿してたのかな」
と考えることありますよね。

仮想の話とはいえ読み応えのあるたまらない一冊でした。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
時代小説? (バルちゃん)
2010-07-31 07:17:50
なかなか、しゃれた本をお読みになっておられるのね。

わたすの愛読は「竹の文化」岩波新書でございます。
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バルちゃんさんへ (紫陽花)
2010-07-31 08:12:49
時代劇も好きなのですが
時代小説も好きです。
江戸時代、うっとり(笑)

「竹の文化」かぐや姫?じゃないですよね。
難しそう~。
返信する