内閣府が、さまざまな障害を持った人たちに行なった
アンケートの結果についてです。
このアンケートは、先に「障害者と関わりのある健常者」が
「障害について『こういうことを知ってほしい』と思う項目」を
アンケートによって選び、
それについて「障害を持った人たち」がどう思っているかを調査した結果です。
先の日記でも書きましたが、今回アンケートを取った「視覚」
「聴覚・言語」「肢体不自由」「内部障害」「知的障害」「精神障害」
「発達障害」を持つ障害者全体で、
「外見で分かるものだけが障害ではなく、外見では分からないために
理解されずに苦しんでいる障害もある」に賛同した障害者は「84.7%」でした。
このうち、「聴覚(言語含む)障害者」だけのデーターをみると、
この項目に「賛同できる」としたのは「90.8%」でした。
全体での統計に比べて、約6ポイントの差が出たのは
「聴覚障害」が「外見では分からない」障害ゆえの結果と見てもいいと思います。
(けろっぴはそう思う・・)
で、今回のアンケートでは、障害別に「知って欲しい項目」についても
調査を行なっています。
まず「知って欲しい事」として、一番多くの「賛同」を得たのは
「聴覚障害はコミュニケーションが困難な点につらさがある。」(87.2%)
次いで
「音声での情報が理解できず、アナウンスされても分からない」(83.0%)
「聴覚障害には、全く聞こえない者もいれば、
聞こえづらい者もいる。」(82.3%)
「聴覚障害者が手話を使えるとは限らず、
中途失聴者の多くは手話ができない。」(81.6%)
「聴覚障害者の中には音を感じる器官(内耳)が障害されている者も多く、
その場合には補聴器で音を大きくしても聞こえるわけではない。」(79.4%)
などとの結果が出ました。
一応、手話サークルなんかに長くいると、こうした内容のことについては、
ある程度理解しているつもりではいるんですが、
今回のように「数字」で、今もなお「こうした事を知って欲しい!」という
声が多いという事は、正直少し「ショック」でもありました。
実際、次の項目で「行なって欲しい配慮」についての項目でも
出てくるんですが、
「音声中心」の社会において、意外と「聞こえない人たち」への配慮が
立ち遅れている結果なのかな?とも
健聴者のけろっぴは思ってしまいます。
たしかに「補聴器つけてるから聞こえるんでしょ?」ってなこと
言う人もいますし・・。
あと、「聴覚障害者が手話を使えるとは限らず、
中途失聴者の多くは手話ができない。」
って所も、あまり詳しく教えている
手話サークルって・・県内には(徳島)あまりないかもしれない・・
で、「必要な配慮」についての調査結果。
「アナウンスが聞こえないので、電光掲示板やパネル等の視覚を
通じた情報伝達の方法も考えて。」(87.2%)
「聴覚障害者はテレビからも情報を得ており、テレビの字幕放送や
手話入り放送を充実して。」(84.4%)
「聴覚障害者と話す場合には、手話、筆談、口話等コミュニケーションの
方法も人により様々なので、どのようなコミニューケーション方法が良いか、
直接本人に確認してほしい。」(82.3%)
「連絡方法が電話だけだと対応できないので、メールやファックスでも
連絡できるようにしてほしい。」(82.3%)
「手話ができない聴覚障害者も少なくなく、イベントなどでは手話通訳だけで
なく、要約筆記・パソコン筆記通訳も付けてほしい。」(80.1%)
さらに
「手話ができなければ聴覚障害者と会話できないと決めつけず、
筆談や口話(口の形の読み取り)、身振りなど色々な
伝達方法を試みて。」(76.6%)
との結果・・です。
ここでけろっぴが思ったのは「聴覚障害者=手話」っていう所に
最近スポットが当たりすぎているのかな?
つまり、「聞こえない人はみんな手話で話しをするんだ!」って言う
意外と「落とし穴」的な知識が一人歩きし始めていないかな??ってことと、
もう一つ、ここでも「きこえ」に対するバリアフリー整備の
遅れが浮き彫りになっているような気がするんですが・・
アンケートの結果についてです。
このアンケートは、先に「障害者と関わりのある健常者」が
「障害について『こういうことを知ってほしい』と思う項目」を
アンケートによって選び、
それについて「障害を持った人たち」がどう思っているかを調査した結果です。
先の日記でも書きましたが、今回アンケートを取った「視覚」
「聴覚・言語」「肢体不自由」「内部障害」「知的障害」「精神障害」
「発達障害」を持つ障害者全体で、
「外見で分かるものだけが障害ではなく、外見では分からないために
理解されずに苦しんでいる障害もある」に賛同した障害者は「84.7%」でした。
このうち、「聴覚(言語含む)障害者」だけのデーターをみると、
この項目に「賛同できる」としたのは「90.8%」でした。
全体での統計に比べて、約6ポイントの差が出たのは
「聴覚障害」が「外見では分からない」障害ゆえの結果と見てもいいと思います。
(けろっぴはそう思う・・)
で、今回のアンケートでは、障害別に「知って欲しい項目」についても
調査を行なっています。
まず「知って欲しい事」として、一番多くの「賛同」を得たのは
「聴覚障害はコミュニケーションが困難な点につらさがある。」(87.2%)
次いで
「音声での情報が理解できず、アナウンスされても分からない」(83.0%)
「聴覚障害には、全く聞こえない者もいれば、
聞こえづらい者もいる。」(82.3%)
「聴覚障害者が手話を使えるとは限らず、
中途失聴者の多くは手話ができない。」(81.6%)
「聴覚障害者の中には音を感じる器官(内耳)が障害されている者も多く、
その場合には補聴器で音を大きくしても聞こえるわけではない。」(79.4%)
などとの結果が出ました。
一応、手話サークルなんかに長くいると、こうした内容のことについては、
ある程度理解しているつもりではいるんですが、
今回のように「数字」で、今もなお「こうした事を知って欲しい!」という
声が多いという事は、正直少し「ショック」でもありました。
実際、次の項目で「行なって欲しい配慮」についての項目でも
出てくるんですが、
「音声中心」の社会において、意外と「聞こえない人たち」への配慮が
立ち遅れている結果なのかな?とも
健聴者のけろっぴは思ってしまいます。
たしかに「補聴器つけてるから聞こえるんでしょ?」ってなこと
言う人もいますし・・。
あと、「聴覚障害者が手話を使えるとは限らず、
中途失聴者の多くは手話ができない。」
って所も、あまり詳しく教えている
手話サークルって・・県内には(徳島)あまりないかもしれない・・
で、「必要な配慮」についての調査結果。
「アナウンスが聞こえないので、電光掲示板やパネル等の視覚を
通じた情報伝達の方法も考えて。」(87.2%)
「聴覚障害者はテレビからも情報を得ており、テレビの字幕放送や
手話入り放送を充実して。」(84.4%)
「聴覚障害者と話す場合には、手話、筆談、口話等コミュニケーションの
方法も人により様々なので、どのようなコミニューケーション方法が良いか、
直接本人に確認してほしい。」(82.3%)
「連絡方法が電話だけだと対応できないので、メールやファックスでも
連絡できるようにしてほしい。」(82.3%)
「手話ができない聴覚障害者も少なくなく、イベントなどでは手話通訳だけで
なく、要約筆記・パソコン筆記通訳も付けてほしい。」(80.1%)
さらに
「手話ができなければ聴覚障害者と会話できないと決めつけず、
筆談や口話(口の形の読み取り)、身振りなど色々な
伝達方法を試みて。」(76.6%)
との結果・・です。
ここでけろっぴが思ったのは「聴覚障害者=手話」っていう所に
最近スポットが当たりすぎているのかな?
つまり、「聞こえない人はみんな手話で話しをするんだ!」って言う
意外と「落とし穴」的な知識が一人歩きし始めていないかな??ってことと、
もう一つ、ここでも「きこえ」に対するバリアフリー整備の
遅れが浮き彫りになっているような気がするんですが・・
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