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アイヌ民族関連報道クリップ

アイヌ民族・先住民族関連の報道クリップです。各記事の版権は発信元にあります。

米先住民の人口激減、DNAで分析(National Geographic)

2011-12-06 00:00:00 | 先住民族関連
National Geographic News December 6, 2011

Ker Than
 約500年前にヨーロッパ人と初めて接触したアメリカ先住民たち。新たな遺伝子研究によるとその後、人口が半数にまで激減したという。ヨーロッパ人が「新大陸」にばらまいた疫病、先住民の虐殺・奴隷化が壊滅的な影響をもたらしたという歴史的な説明の科学的な裏付けとなる。
 研究チームは当時と現代のミトコンドリアDNAの標本を使って、アメリカ先住民の人口履歴を計算した。ミトコンドリアDNAは母親から子に受け継がれるDNAである。
 分析データによると、アメリカ先住民の人口のピークは約5000年前。最低レベルまで減少したのは約500年前で、クリストファー・コロンブスが「新大陸」に到達してわずか数年後、ヨーロッパによる大規模な植民地化直前の時期に重なる。
 研究チームの集団遺伝学者ブレンダン・オファロン氏は、「初期の犠牲者の多くは病気が原因のようだ。病気が拡大するスピードは、ヨーロッパ人入植者の移動よりも速かった可能性がある」と推測する。オファロン氏はアメリカ、シアトルにあるワシントン大学在籍時に今回の調査を実施した。
 例えば、1500年代前半に「新大陸」に到達した最初期のスペイン人であるフランシスコ会修道士トリビオ・デ・ベナベンテ(Toribio de Benavente)は、「当初は多数の先住民が住んでいたメキシコだが、天然痘が大流行し、ほとんどの地域で半数以上が死亡した」と書き残している。
 病気の影響は特定の町や地域に限られるのではないかと疑う歴史家もいたが、今回の研究によると死亡率の高さは広範囲に共通していたようだ。
◆最近の人口減少を特定
 さらに、現代のアメリカ先住民は、ヨーロッパ人との接触以前の先住民よりも互いに遺伝的特徴が近いと判明した。最近のいずれかの時点で人口規模が減少したことになる。
「例えば、小さな村に住む2人に共通の祖先は何世代前になるか尋ねると、それほど昔ではないと答えるはずだ。一方、大きな村なら、かなり遡る必要があるだろう」とオファロン氏は説明する。
 これまでの遺伝子研究では、アメリカ先住民の人口が最近減少したという証拠は見つかっておらず、今回の結果とは矛盾が生じる。
 しかし従来は、正確な時系列の確定に欠かせない当時のDNAを対象としていなかった。「ある研究では人口規模の減少を1000~2000年前と推定しているが、それでは先住民の歴史と整合性がとれない」と同氏は述べる。
 新研究はDNAに基づいているが、統計分析を使用しており、決定的な証拠とは限らない。特定のシナリオの可能性が高まったに過ぎないという。「我々の手法では何千もの系統を推測した。系統の全体的な特徴を調べれば、事実の解明に近づくだろう」とオファロン氏は期待している。
 今回の研究は「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌オンライン版に12月5日付けで掲載された。
Illustration by Richard Schlecht, National Geographic

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20111206002&expand&source=gnews

ピルバラの聖地破壊にキャンベラで抗議(NICHIGO ONLINE)

2011-11-24 00:00:00 | 先住民族関連
ピルバラの聖地破壊にキャンベラで抗議

2011年11月24日
アボリジニ長老、政府と大手鉱山に挑戦
 11月23日、WA州ピルバラ地域の先住民族グループが、「連邦政府が介入しなければ、アボリジニ聖地が鉱山開発で破壊される」と訴えている。
 訴えている先住民族のインジバルンディ・アボリジニ公社(YAC)は、「ピルバラ地域のソロモン・ハブ開発計画の一部でファイアテイル・リース鉱区に含まれている聖地が、フォーテスキュー金属グループ(FMG)の鉱山開発で破壊された。聖地は何千年にもわたって受け継がれてきた土地で、グループの開発作業で、絵の具のオーカーを採る聖地が穢され、通過儀礼に用いる聖石を採集する川の一部が破壊された。
 フォーテスキュー金属グループは、「私は税金を払ったことがない」と豪語して連邦大臣から非難されたアンドリュー・ツイギー・フォレスト氏が社主で、これまで、先住民族アボリジニの雇用を図り、聖地を保護するなどの方針を広言してきている。
 公社のマイケル・ウッドリー氏は、「開発作業中に地域の洞窟の3箇所で複数の古い人骨が見つかっており、さらにいくつもの埋葬地が破壊されることと思う。公示前の聖地調査ですべての洞窟が適切に調査されなかったからだ」と語っており、11月23日、キャンベラを訪問して、トニー・バーク環境相に、「大臣の緊急措置で、FMGの聖地破壊を阻止するよう要請する」としている。
 しかし、バーク大臣は、「何百ページもの提出資料をチェックし、FMG側の主張にも目を通さなければならない。決定の期限を決めることはできない」と反論している。
 これに対してFMGが声明で地元アボリジニ・グループの主張を否定し、「インジバルンディの人々と協力してアボリジニ聖地の同定作業を続けており、地域先住民族コミュニティの支持を得ている。フォーテスキューは何百万ドルも出資して、ソロモン・ハブでも他のどこの操業所でもアボリジニ聖地の保護に努め、聖地のある土地を避けて開発を行ってきた。ウッドリー氏が主張通り聖地を保護する意思があるのなら、詳しい資料を州政府かフォーテスキューに提出してもらいたい。そうすれば当社もその保護に努める」と述べ、「インジバルンディ・コミュニティの人々は、聖地に対するウッドリー氏の態度に失望している」と反論している。(AAP)

http://nichigopress.jp/ausnews/news/31032/

次期総統選、政見放送日程決まる(Taiwan Today)

2011-11-17 00:00:00 | 先住民族関連
次期総統選、政見放送日程決まる

中央選挙委員会は11日、第8回立法委員選挙について告示した。候補者の届け出は総統選挙・立法委員選挙とも21日~25日となっている。(中央社)
Publication Date:11/17/2011
中央選挙委員会(選管に相当)は15日、来年1月14日に行なわれる第13代総統選挙について、候補者によるテレビでの政見放送の日時など実施要領を発表した。総統候補者は3回で副総統候補者は1回、いずれも午後8時から、候補者1人につき1回の持ち時間は計30分、10分ごとに交替で政見を発表する。日程は以下の通り。

総統候補者
第1回 2011年12月23日(金) 華視(中華テレビ)
第2回 2011年12月30日(金) 公視(公共テレビ)
第3回 2012年1月6日(金) 中視(中国テレビ)

副総統候補者 2012年1月2日(月) 民視(民間全民テレビ)

なお、政見放送の番組を制作・放送するテレビ局は、地上波放送の5局から抽選で決定された。

また、総統選挙と同日に行われる第8回立法委員選挙について、先住民族枠の候補者による原視(原住民族テレビ)での政見放送のスケジュールが以下の通り発表された。

平地先住民族枠の候補者 2012年1月4日(水) 午前10時から
山地先住民族枠の候補者 2012年1月4日(水) 午後2時30分から

http://taiwantoday.tw/ct.asp?xItem=180638&CtNode=1656

TPP交渉、マレーシアは日本の参加を支持(マレーシアナビ)

2011-11-09 20:31:00 | 先住民族関連
TPP交渉、マレーシアは日本の参加を支持
2011/11/09 20:31 JST配信
【クアラルンプール】 マレーシアが交渉に参加しているアジア太平洋地域の自由貿易圏を目指す環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について、ムスタパ・モハメド通産相は、日本の交渉参加を支持する姿勢を示した。
TPP交渉は、10日から13日の日程でハワイで近く開かれる予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)で様々な項目に関して進められるが、妥結は困難な状況だ。今回交渉では市場アクセスや法的文書、今後に向けた合意などが話し合われる見通し。
ムスタパ通産相によると、これまでに9回のTPP交渉が開かれた。2010年3月から交渉に参加したマレーシアのほかには▽豪州▽ブルネイ▽チリ▽ニュージーランド▽ペルー▽シンガポール▽米国▽ベトナム−−が交渉に参加している。
交渉では文書や免税品目、知的財産権、政府調達、労働、環境などについての項目が話し合われている。米国のバラク・オバマ大統領は、交渉の妥結を今年目指すと表明、2015年には完全自由貿易の実現を目指すとしている。
マレーシアと米国の間の自由貿易協定(FTA)では、政府調達やブミプトラ(マレー人と先住民族の総称)優遇措置などの問題について交渉される予定だ。
ムスタパ通産相によると、FTAはチリの国会承認を待ち、来年発効する予定だ。豪州との間のFTAは2012年3月の妥結を目指すという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、11月9日、ベルナマ通信、11月8日)

http://www.malaysia-navi.jp/news/111109063153.html

先住民族産業博覧会で伝統を今に(Taiwan Today)

2011-11-07 00:00:00 | 先住民族関連
先住民族産業博覧会で伝統を今に
発信日時:11/07/2011
先住民族の手工芸や農業などを伝える博覧会が、4日から7日まで台北市の花博・争艶館で開催中だ。史料展示のほか、機織りの実演も。子どもたちが取り囲んで食い入るように見つめる。(中央社)

http://taiwantoday.tw/ct.asp?xItem=179402&ctNode=1887