aiaiのきまぐれ日記

子どもたちとの日々、いなかの暮らしで感じたことを、きままにおしゃべり。

絵本の読み語り 12月

2009-12-09 16:02:29 | ナチュラルファミリー
今日は、娘の保育所に月一回行っている絵本の日でした。

「12月って、どんな季節と思う?」
「クリスマスツリー!」「サンタさんをつくる~」(さっき保育所でサンタクロースを折り紙で折ったらしい)
「私もそう思って、そんな絵本を持ってきたよ」

最初の絵本は
『サンタさんからきたてがみ』
  たんの ゆきこ (文) 垂石 真子 (絵)

ちょっと長いお話だけど、
これまで何度も通った保育所だから
最初の本に選んでみました。

途中で、一番年少の男の子(3歳)が絵本の世界に入り込んで
感嘆符を顔につけたような表情をして引き込まれていたのを見て、
私は、その子と目を合わさないように、気付かれないように
サッと目を逸らしました。
聞き手と読み手と絵本の関係の微妙なライブ感。
読み手の出方はなかなか、奥が深くて、何度やっても面白い。


2冊目
『かお かお どんなかお』
 柳原良平(作)

短いセンテンスと単純な絵が子どもたちを想像の世界とつなぐ。
いろんな表情をして遊んでみました。

最後のお話は
『おおさむ こさむ』
 こいでやすこ(作)

  ♪おおさむ こさむ
   山から小僧が やってきた
   なんといって やってきた
   寒いといって やってきた♪

この歌を知ってる?と聞いたら、みんな知らないというので
はじめにみんなで歌ってみることにしました。
といっても、わらべ歌。
一度私が歌ってみて、教えなくったって続けてみんなで3度でも歌えば
なんとなく歌えるようになる、それでいい。それがいい。

このお話では、「寒い」と言ったら「おおさむ」「こさむ」に凍らされてしまう!という、ドキドキの場面があって、
ドキドキしながらページをめくっていきました。

ところで、全部のお話が終わった後、
すぐに絵本をしまわないで、子ども達がページをめくりに来るのを楽しむのが
最近のパターンになっています。
私も、あいさつが終わってもゆっくりした感じでいると、
数人が、見せて~といって寄ってきます。
そのときの交流が面白い。

今回おもしろかったのは、最後の絵本について、
年中の男の子が、
「おおさむとこさむが同じ大きさなのは変だよ」
と言ってページをめくりに来たことでした。
「おおさむのほうが大きくないとおかしい」
というのです。

「なるほど~」
私がその子に返せる言葉は、これしかないです。

「どっちがおおさむ?」
「こっちだよ」
と言い合っている子ども達もいました。
子ども達が絵から読みたい世界があるんだなあ。

私も、その子のおかげで、いろんな疑問を心の中で
くりひろげることができましたよ。
わらべ歌「おおさむこさむ」に出てくる小僧さんは
ふたりなのかなあ。とか、
「おおさむ、こさむ」の出てくる民話とかがあるのかな?とか。


今回も、楽しい絵本の会を過ごさせてもらいました。

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2 コメント

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雪ですよ (aiai)
2009-12-21 23:58:03
TAMUさん

こちらは雪です。真っ白い世界です。

BSで、柳田邦男さんが語っていたんですね。
聞きたかったなあ!

絵本の読み語りの心地いい時間が
改めて見直される時代なのでしょうか。
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雪でしょう? (TAMU)
2009-12-17 20:52:59
今日みた番組(BS)で、柳田邦男さんが
絵本の読み語りのすばらしさを熱く語ってたわ。

絵本の読み語りする人、増えたよね♪


明日はこっちも雪がちらつくかも~。
そっちは「おおさむこさむ」で
「ゆきんこ」が舞い踊るでしょうね。
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