雨音

やっと梅雨らしい気候になったと思ったら
今度は豪雨....

幼い頃からマンション暮らし
しかも高層階となると雨の滴る「雨音」
というのには縁が遠かったのですが

夏休みのおばぁちゃん家で聴く
屋根を打つ雨の音には
夏の雷雨への恐怖心もありましたが
不思議と心地よさも覚えていたと思います。

その思いをさらに強く感じたのは
自転車でテント旅生活をしていた頃
滞在を強いられてしまう雨の日ですが
狭いテントの中で「雨音っていいな」
と思いながら本を読んだり絵を描いたり。



Photo : OLYMPUS E-410 14-42mm / P mode

実感のわかない話ですが
超高層住宅ともなると”地上”に降りないと
雨の降っている事すらわからない、とか

人間の心のバランスって
「太陽の光」とか「風の肌触り」とか
「草木のにおい」とか
五感をフルに使って保たれていると思うのですが

（そのうちから２つか３つを取り除くと人間の心は
不安定になるんじゃないのかな、とも思います）

「雨音」もその一つなのではないのでしょうか。