websatou::photo life

いつもカメラ(SONY NEX5R と FUJI XF1)を持ち歩いて
仕事や生活の景色を撮っては載せているブログです

ホタル

2007年07月30日 | 旅とか環境とか
昨年の夏は、花火、夏祭り、海水浴
と夏らしいイベントを一つもこなさなかったので、今年は挽回すべく
まずは「蛍」を見に「四季の森」へいきました

関東で蛍を見た事はまだないのですが、調べてみると飼い放しとはいえ
蛍が見れるとこは意外とあるんですね。

なかでも「四季の森」は有名らしく、六月のゲンジホタルのピークには
数千人が訪れるそうです。

今回見に行ったのは、七月下旬に見れるというヘイケホタル。
「七月でもみれるらしいよ」という情報だけでいったのでかなり不安でしたが
日がくれ7時をすぎた頃、ポーッと木の葉にとまった蛍が光りはじめました。



蛍の光の余韻が忘れられずに二日続けて見に行ったのですが
二日めは「暑くて」「風が弱い」という蛍が飛ぶには絶好の気候

予想通り水路の際などにこの時期にしてはそこそこの数であろう蛍が

見物人も自分たちを含め10人もいなかったので夕涼みを兼ねて
ゆっくりと良い時間を過ごせました。



公園を一歩出ると、商店の明かりと幹線道路の車の音
蛍を見ていたという現実感が薄れる程のギャップを感じました

自分の周りにある光は高速移動する乗り物の光だったり
建物の照明だったり、直線的な動きや照度の強いものばかり

空を飛ぶ蛍の淡い光の動きは、確実に自分の中に潜んでいる
「古いなにか」をくすぐるのでした。

うちの床貼りその後

2007年07月22日 | セルフリフォーム
畳の和室をナラ無垢材のフローリングにしてからほぼ一年が経過
先週の台風で湿度がぐっとあがり、ついに材が動き出しました

床を貼る時に隣の材と約0.5mm~1mm程度の隙間を開けながら施工したのですが
材が膨れ隙間をふさぎ、ついには2枚めの写真のようになりました
木の力ってすごいですね

これからどうするかは、これからの状況もみて考え中。



しかしやっぱり無垢材はきもちいいです
経年の差もあるんでしょうが
隣の合板フローリングの部屋は寝っ転がると
自分の湿度と体温でベトッとするのが
無垢材はサラリとした肌触り。



歪まない動かない、工業製品材料に
なれてしまうと面倒このうえない無垢材ですが
二酸化炭素を固着化して貯蔵するという意味合いでも
無垢の構造材は見直されています。

2050年東京AM6:00 摂氏41度

2007年07月15日 | 旅とか環境とか
七月の台風なのにあり得ない方向にやってきて
見事日曜日に関東付近に到達。

雨の合間を縫って図書館へ、雑誌とか読みあさってたら
「2050年の8月東京AM6:00 摂氏41度」
って書いてありました、しかもコレでも控えめな予測なんですね
こんに暑くなったらさらにエアコン回してってもう止まらない悪循環。

エコやらなんやら流行ってきてるので、日本全体の二酸化炭素排出量は
減ってるんだろうなとおもったら、そうでもないようで
産業分野では緩やかに減少してるもの、全体ではガンガン増加中。

1990年と比べると25%の増加、自分の生活だけで考えると90年頃と比べ
なにがそんなに変わったかなぁ、と思い
ロボットが生活に入ってきたわけでもなく、相変わらずな気もするんですが
携帯電話を持つようになり、バイクに乗るようになったかな?



全体で見ると、消費が急拡大してるように思います
なんでも量販店と呼ばれる店が急激に増え、自分の行動範囲でも
ショッピングモールと呼ばれる大型店舗が
綾瀬、海老名、大和、藤沢、相模原、港北と一気に増えました。

車、電化製品、携帯などのライフサイクルが短くなり
悪くなったら、修理より買い替えですしね。

富士通のデータでデスクトップパソコン一製品の
ライフサイクル(製造から廃棄まで)の二酸化炭素排出量でみると
全体を100として、素材33 製造1.72 流通0.01 使用66 改修廃棄0.02

製品を買うまでの行程で全排出量の約35%だから結構おおきいですね
ちなみに二酸化炭素排出量は350kg
1500ccの車でいうとざっと3000km走行相当。

エコな製品に買い替えましょうとか、よくやってますが
この辺の根拠がはっきりしないですね

購入までの負荷が大きい事を考えると
少し効率が悪くても、使うであろう年数で計算すると
修理した方が良いんじゃないのかな、とも思うのですが
まぁそれだと売る方は商売成り立たないですしね。

しかし、国ぐるみでやってる地上波デジタルテレビは
どうかなぁと思います
買い替え需要の掘返しともはっきりいってますしね。

昭和歌謡大全集

2007年07月13日 | 旅とか環境とか


村上龍、昭和歌謡大全集

オタク六人対おばさん六人が殺し合い、エスカレートして最後は大爆発で終わるという
バトルロワイヤルより一億万倍素敵なお話。

オタク衆がおばさんを殺すために埼玉と群馬の県境にトカレフを買いにいくくだり
大型のパチンコ屋、車のディーラーとラーメン屋しかない、
しかも店の看板はすべて英語という景色に遭遇する。

それは全く恐ろしい景色だった。何一つとして美しい物がなく、強引に美しい物を目の前から消し去った様な景色、
何かを行おうという意思や気力をぐじけさせるもと色ばかりで構成された景色、

みんな田舎出身だったので、「オレ達はこういう景色の中で育ってきたのだな」と思い、
東京とはどこが違うかを考え、要するに東京はゴチャゴチャしているのでそういうリアルな点がみえにくくなっているのと、
健在の種類や看板の英語の自体や建物の色が田舎よりは神経を使って構成されているだけだ、
と気づき、それでも田舎よりはましだと思い、
ほんの一瞬だが、何が自分たちをこういう人種にしたのかがわかったような気がした。


地方の国道とか走ってると本当にパチンコ、ラーメン、ジャスコ、車屋しかなくてうんざりしますね
地名はひらがなになるし、個性もなにもあったもんじゃないです。

以前の日記にも似たような事を書きました
自分一人が今の生活や文化を否定したってなんにもならないんですが
こんな景色の中で育った人、日本の原風景のような里山で育った人、下町で育った人
それぞれで同じ考え方の人ができるとは到底考えられません

その土地(景色)が人の人生に与える影響はとても大きいはず
ココまでくるのに、もうちょっとマシな選択肢や方法はなかったのかな?と思います

作った人が一概に悪いのではなくて、受け入れてしまった方にも責任があります
登場人物たちはおもわず泣き出してしまいます、自分もその場にいたら泣いてしまいそうです。

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最近仕事で「埼玉と群馬の県境」付近を通ったのですが
なかなかのどかな里山風景もありほっとしました
しかし(神奈川も千葉も似たようなもんですが)
どこでも地元の人達はジャスコの方向を向いて生活しているのは確かです。

現実につながる想像

2007年07月08日 | 旅とか環境とか
温暖化防止へ倖田来未らが熱唱 Asahi.com 2007.07.08
音楽を通じて、地球温暖化防止を訴える世界規模のチャリティーイベント「ライブ・アース」が7日、千葉などでスタートした。
ゴア前米副大統領(59)らが提唱したもので、世界9カ国10都市で開催。収益は環境保護に使われる。


照明のバンバン焚かれたステージ映像をテレビで見て
また「we are the world」のようなアメリカ的イベントが流行ってる、
性格のねじれ曲がっている自分は感じました。

このイベントに参加したわけでもなく、ただニュースで見ただけなのですが、
「愛地球博」の時にも感じた消化出来ない違和感と気持ちの悪さ。

緑のなかを車が走りかならず「エコ」というフレーズが女性の声でささやかれるCM
その車を買うだけで、環境問題の一部が解決してしまうような印象です。

ライブに参加するのは気持ちがいいでしょうが、本当に環境の事を考えるのなら、
もうちょっと別のアプローチ、手段があるのではないのでしょうか?
なんか「エコ」という商業手段にしか見えないのです。

昨日今日起きている異常な集中豪雨とこのイベントで語られるべき「本当の趣旨」
が理解出来たらもうちょっと違うアクションを起こしても良いのでは?



思ったのはこれらのものは「想像力」をすっぽりとスポイルしてしまうのではないかな、ということ

これから起こりつつある事は、戦争のように敵悪がはっきりしているわけではないのですが
私たちにとっては命に関わる恐ろしい事。
だからこそ「エコ」だけでは済まさずにしっかりと起こりつつある事を理解して
考える事だと思います。

2030年「暑い夜」、現在の3倍に 国立環境研予測 Aaahi.com 2007.07.04
地球温暖化の影響は20~30年という短い期間でも目に見えて表れ、
日本で夏の「暑い夜」は現在の3倍の頻度になる。
そんな研究結果を国立環境研究所が2日、発表した。
同研究所は「温暖化は遠い将来の影響だけでなく、いま生きている人の多くが影響を受ける」
と指摘している。


今必要なのは全員で叫ぶ事より、これからを想像して今動くことです
たとえ想像ができなくても既に目の前には数多くの異常現象が起こっています。

NTプライとグチ

2007年07月07日 | つくるしごと
大口の仕事の納期は着々と迫っているのに
今週もいきなり土曜日が休みに。

デザイナーでストップがかかったり
元請け発注元の営業さんの都合ですトップがかかったり
(ボーナス査定のため仕事量を調整するとか)
うちの工場は機械が壊れ修理待ち

修理屋も来ないし、切れる鋸刃も買ってくれないのに
なぜか会社の車は数百万円する高級車になっていたり。

いつのまにか工場を一部壊す事になっていたり
驚きの連続。

さて初めて扱う素材が出てきました
「NTプライ」といいます「プライ」は「プライウッド」(積層合板)ことでしょう
「NT」が何の意味か解りませんが。



普段使う積層合板と違うのは、木口(バームクーヘン状のシマシマ模様)がきれいな事
お店の展示台とかで合板の木口を見せたデザインの物を良く見かけ
どうやってこんなにきれいに仕上げてるんだろう、と思ったのですが

ちゃんとそういう素材があるという事ですね
構造合板だと穴があいてたりしてとてもそのままつかえません。

うちでは、さらに手鉋をかけ#100>#260とペーパーをかけ仕上げます

このNTプライ、元々ある程度仕上がっているので傷を付けられません
あるひ予告もなしに鉄道コンテナ一杯に入荷
うちにはフォークリフトという文明がないので全部手でおろしました
さすがに筋肉痛。

男のイタリアン

2007年07月01日 | 食べること
オレンジページ別冊「男のイタリアン」、写真がきれいで見てて楽しい
買ったのは2年前、作ったことは...ナシ。

とりあえず、鶏肉のトマトソース煮が簡単そうなので作る事に。



amazonの書評には簡単に作れる料理ばかりで、手の込んだ料理を作りたい時にはちょっと、
みたいな書き込みがありましたが、とんでもない!大作業
家具の仕事と同じで準備と手際が悪いとズルズルと美味しい物も、そうでなくなってしまいそうですね。
 



見た目は良いのですが、あまり肉に味がしみていない。肉に小麦粉をふるのをわすれた...
サラダも「色が」きれい、チーズなんかかけちゃったりして。



蔓菜はさっと茹でて、鰹節と醤油。
ほうれん草なんかと比べるとアクが全然なくてさっぱりしてて美味しいです。