言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

オバマ大統領の分析、国民への要求【検証】

2009年08月03日 18時41分10秒 | オバマ
CNN.co.jp:オバマ大統領の支持率さらに低下、50%台前半も
NBCとウォールストリートジャーナル、NPR、ギャラップの7月調査でオバマ大統領の支持率はいずれも53%となり、タイム誌の調査で56%、CBSとニューヨークタイムズの調査では58%だった。6月の時点では61―62%で推移していた。


 支持18.6% という麻生政権では、まだ50%台というのは何ともうらやましいことだ。最高は政権発足当時で46%だった。

米大統領、スーパーマーケットで対話集会 | 日テレNEWS24
 オバマ大統領が訪れたのは、バージニア州のスーパーマーケット。医療保険改革をめぐり、財政負担への不安の高まりから支持率が低下傾向のオバマ大統領は、連日、各地で対話集会を開き、理解を訴えている。この日は医療保険改革の重要性を訴えたほか、経済政策での成果を強調した。


CNN.co.jp:黒人教授と警官をホワイトハウスに招待、ビールで和解の場
オバマ大統領は懇談後、「友好的で思慮深い会話」ができたとして、両氏が招待に応じたことに感謝の意を表明した。また「テーブルに着く前から、両氏が言葉を交わし、お互いの話に耳を傾けていたことが分かった」と、「和解」ムードを強調した。
ゲイツ氏は16日、自宅で侵入者と誤認され、通報を受けて駆けつけたクローリー氏に逮捕された。教授は「人種差別だ」と反発したが、警察側は否定。大統領が警察の対応を「愚かな行動」と批判したことから、全米を巻き込む論争に拡大した。


 対話は民主的で良いことだが、「記者会見でのオバマ大統領の落ち着きのなさ」でも指摘したのだが、『この「不安における落ち着きのなさ」とは、まさに自分の口から発した言葉』であるのだ。
 それは『警察の対応を「愚かな行動」と批判したこと』や、『医療保険改革の重要性を訴えた』ことによる、支持率の低下に反応したものだ。

オバマ大統領就任演説の分析.2
 予期する批判に対して過敏な様子が見られる。
 このような神経質さと過敏な反応
が、今後のストレスとしてどのように影響するのか? 


オバマ次期大統領の分析.3  << 作成日時 : 2008/11/12 17:23 >>
 たとえば、エリート主義の支配に拘るようなら、国民への要求が多くなるだろう。大勢を操作できると思い込んでいるのだ。


 つまり、対話を演出しての、米国民への医療保険改革の要求であり、ハーバード大のヘンリー・ゲイツ教授を逮捕したジェームズ・クローリー巡査部長へ和解せよ、という要求であるのだ。

 未だ演説能力に自信を見せているオバマ大統領だが、その行き先に不安がないわけではない。

じわり広がる失望感(JBpress) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス
 就任後わずか1カ月足らずで、オバマ大統領は7870億ドルに上る景気対策法を成立させた。
 景気の急降下にはようやく歯止めは掛かったものの、6月の失業率は全米平均で9.5%と四半世紀ぶりの高水準となり、雇用不安は強まる一方だ。とりわけ黒人の失業率は14.7%まで上昇し、16~19歳に限ると39.4%にも達する。
 国民を不安にさせているもう1つの要因は、際限のない「大きな政府」路線の追求だ。巨額の景気対策により、2009財政年度(2008年10月~2009年9月)の財政赤字は2009年6月までの9カ月間で、既に1兆ドルを突破。過去最悪だった2008年度の2.4倍に達し、恐ろしいスピードで膨張を続けている。
 さらに「年内最大の政治課題」と位置付ける医療保険制度改革の財政コストは、1兆ドルを超すと言われる。国の介入を嫌い自助の精神を重んじる米国では、民間会社が提供する医療保険が主体であり、公的医療保険は貧困層や高齢者など一部に限られる。
 オバマ大統領が支持する与党民主党案は、貧困層でも加入できる水準まで保険料を引き下げるために、公的保険制度の新設で民間保険会社の競争を促すことが柱になる。
 米国では保険料は高騰する一方だから、何の医療保険にも入っていない無保険者が5000万人近くに達する。病気や事故に伴う高額治療費が払えず、自己破産を迫られる悲劇も後を絶たない。
 だが、皆保険化に伴う財政コストは10年間で1兆6000億ドルとも言われる。大統領は無駄を省いて富裕層や大企業への増税で賄うとしているが、民主党内にも反対論があり、政治的には極めてハードルが高い。


 7870億ドルに上る景気対策法を成立=74兆7650億円(1ドル5円換算)。
 財政赤字は2009年6月までの9カ月間で、既に1兆ドルを突破=95兆円。
 医療保険制度改革の財政コストは、1兆ドル超=95兆円。
 皆保険化に伴う財政コストは10年間で1兆6000億ドル=152兆円。年間で15兆円。
 合計年間、279兆7650億円。

 これも大統領の落ち着きのなさの理由となるだろう。

記者会見でのオバマ大統領の落ち着きのなさ 2009年06月04日 06時12分43秒
 アメリカの借金は、2009年1月に累積赤字は65.5兆ドル、約6400兆円にまで膨れ上がった。これは米国民(3億人)1人あたりにして2133万円の借金である。


 以前、ずいぶん乱暴な計算だが、アメリカの国家資産を4800兆円と計算した。

アメリカが破綻しないのはなぜか? << 作成日時 : 2009/07/20 14:09 >>
 世界最大のアメリカの個人金融資産は約4000兆円超。
 アメリカ国家資産>2400兆円×2年分=4800兆円


 個人資産と国家資産の合計が 4800+4000=8800兆円であれば、皆保険化に伴う財政コスト10年間でも、まだ余裕がある。
 しかし、破産というのは資産が0円になることではなく、債務が履行できないことを言うのだ。

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