Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

「身体」のある言葉。ドラゴンズファンの言葉

2008年09月20日 | 日々の雑感
公式ドアラ写真集 ドアラ☆チック
中日新聞社出版開発局
PHP研究所

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身体を通して時代を読む (木星叢書)
甲野 善紀,内田 樹
バジリコ

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■昨日もドラゴンズが負けた。しかも、長年のファンから見ても非常に後味の悪い負け方。相手のカープは、本拠地である広島市民球場が今年最後ということもあり、初のクライマックス進出がかかると相まって、勢いの差は歴然というところ。これだけ見ても怒る要素も十分あるが、だいたい10年周期でこういう場面が巡って来るような気がする。
■前回はナゴヤドーム元年のころ。狭いくて汚い、私の昔のバイト先でもあったナゴヤ球場からドームに移ったのはいいが、人工芝と広いグランドにまるで対応できず、確か最下位に沈んだのではなかったか?公式サイトにも記録がないのでNPBのサイトに行って確認したらやっぱりそうだった。首位から24ゲーム。何だ、今シーズンとあまり変わらないじゃないか。で、そのころに世代交代してレギュラーを守ってきた選手が、今もフィールドに立っている。万物は流転する。そろそろ、新しい息吹(いぶ)きを感じさせてくれてもいい頃だ。「アラ・イバ」が岩崎と谷に取って代わるのはいつの日か。
■久しぶりに野球で熱く書いたのには、Yahoo!を始めとする各種ポータル等についているコメント欄の影響もある。こういう個人ブログならちっとは責任のある言葉を紡ごうとする人も沢山いるのは確かだし、そういう人の名を見聞きすることも多い(逆にそうじゃない奴も同じくらい目に付くが)。何なんだろうか、あの匿名の、ろくにデータも歴史もニュースも確認せずに好き放題に書き散らしたような文字の羅列は。もちろん、昨今の◎◎予告の電話や書き込みで逮捕者が出ていることからも、ウェブの世界は絶対に匿名であるなんてことは言えないわけで、それを知ってのああいう行為なんだろうか。文は人なりという警句は知らなくとも、書いてていい気持ちがするはずがないのに、と考え込む。
■演劇の世界に片足突っ込んでいる人間から言えば、そういう言葉には身体(しんたいと読んで下さい)がないということだ、とも思う。言葉から発せられる痛みと、実際に叩かれたりつねられたりする痛みを意識上で統合できない状態で書かれているといえばいいのだろうか。と、思いながらもう1冊の本を取る。内田先生は他はともかく、身体論を語らせるとまさに「身体のある」納得の言説の塊となるように思える。



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