大岸壁も雪に覆われてしまっては迫力にかける。
4月18日(晴れ)
メンバー番頭さん・shibata
数年前に沢登りで訪れた大畠谷の滑降。面白そうな計画であったが、実際の中身はなかなかのハード山行となった。
5時にゲートを出発。スキーを担いだまま取り付きとなる開津谷右岸尾根まで歩を進める。
尾根に上がるまで急斜面で雪が締まっていたためアイゼン歩行。尾根に上がるとスキー歩行に切り替える。
取り付き尾根、下部は雪溶けが早いようだ。
桂湖に映る景色も良いです。
この日の天気は快晴、申し分のない天気であるが、二人して風邪をひいて鼻水ズルズル、咳ゴホンゴホン、更に僕は朝から下痢ピーピーと体調はいまいちである。
尾根は、途中で一か所雪の途切れている場所と、仙人岩前のトラバースで板を脱いだ以外は、特に問題無く進めた。
今回、大畠谷左俣の滑降を計画していたが、谷が割れていて滑ることはできそうもないということで、仙人岩手前で終了して、ここから大畠谷へ滑り込んだ。気持ちの良い滑りはほんと最初の数百メートルだけで、あとはデブリと倒木に覆われた見るも無残な谷の滑降となった。
大畠谷、最初は良かった。
次第に様相が変わり、デブリ地獄突入。
雪のゴーロ帯。
標高750mくらいまで滑れたが、谷割れの為250mほど登り返して尾根にあがり、更に谷を滑り込む。だが、この谷も最後は割れていて徒渉、最後の最後まで気を抜けなかった。
桂湖湖畔に出るとようやく安堵、のんびりと来た道を帰る。ゲート16時半到着。
山スキーを楽しんだというより、スキーを履いて探検したといった感じではあったが、沢登りで登った谷が雪で埋まると、こうも変わるのかととても興味深く、面白い山行となった。
マニアック山行最高!!
山猿さんのレポで満足しておこうっと。
何をおっしゃいますか!
昨年の富士山からしたら余裕です。
この辺の山域ならまだまだ行けますぞ!!