山猿日誌

~春夏秋冬~クライミング・山スキー・登山の記録集。

別山谷滑降~oyazi危機一髪~

2010-04-19 | 山スキー2010

別山山頂より白山&oyazi

4月18日(日)晴れ
石川県・白山山系別山(2399m)
メンバー:oyaziさん・山猿
ルート :白峰5:40~チブリ尾根登山口6:40~チブリ尾根小屋10:30~別山山頂12:10
     山頂発13:00~別山谷登り返し14:00~チブリ尾根小屋15:00~登山口16:00~白峰16:40

 家から車を飛ばして1時間ほどで、白峰ゲート着。oyaziさんはまだ来ていないようだ。
準備をしていると、軽トラにママチャリを乗せたoyaziさん到着。
5:40自転車にスキーとザックを取り付けゲートを出発。もう辺りは明るくなっているので景色を眺めながらのんびり行く。
途中凍った道で二度大転倒!!チェーンは外れるわでタイムロス。
それでも僕が登山口に着いてから30分程後にママチャリにまたがったoyaziさん到着。
しかしバイクを持っているのに毎回この道をママチャリで来るoyaziさんには恐れ入ります。僕も負けていられません。

 登山口から最初は登山道沿いに行くがすぐに外れ尾根へ一気に登り上がる。
しかし雪はとぎれとぎれでほとんどスキーは担いでいた。1200m手前まで登れば雪はばっちりで快適なスキー歩行開始だ。


最初少しだけ登山道歩き。

 新雪が下部5㎝~上部20㎝程積もっていた。チブリ尾根小屋手前で単独の方を抜いて先を急ぐ。
小屋まで来ると本日の滑降ライン別山谷が良く望める。左俣はスッキリとした一直線のライン。
右俣は全容は望めないが、大きな滝が露出しているのが見える。右俣は厳しいだろう。
山頂までもう少しというところでもう一人の先行者を抜き、別山到着。大阪から来た方でなかなかの熟練者っぽい。
今日の登りのトレースも無駄のないトレースで非常に助かった。
しばらくしてoyaziさん到着。
山頂で今回の滑降ルートをどうするか話し合う。上部はクラスト斜面、新雪による雪崩の危険、どうするか迷ったがせっかく来たのだからと予定通り別山谷へ。

 
小屋手前、1人目の先行者が見えてきた。              チブリ尾根小屋と別山谷。 

        
   チブリ尾根もなかなか楽しめる                    別山山頂

最初のクラスト斜面100m程は尾根沿いにアイゼンを履いて下降し、足場の良いところでスキーを装着して別山谷へ突入。
雪崩の危険があるので一人づつ滑りこむ。そしてこの危険は的中!!
しばらく下降し、oyaziさんが先に行く、そこで僕の視界からoyaziさんが消えると同時に雪崩発生。
oyaziさんの姿が見えないどうなった?様子が分からないがまだ雪崩の危険があるため滑り込むわけにはいかず少し様子を伺う。
そうしているうちにoyaziさんの姿がひょっこりと見えた。どうも転んでいたらしい。何ともなくて良かった~。

 
別山谷へ。この後雪崩が起きる。                      雪崩の跡      

 
下部は緩やか~。                                    釜出現
その後は傾斜も緩くなり雪も重くなりだす。とりあえず雪のつながっている所まで滑ってみようということで、滑って行くが1650m付近で大きな釜が現れた。
捲きは非常に悪い、そして捲いてもこのあとがまだあるかもということで登り返すことに。
別山谷を少し登り返してから、チブリ尾根小屋と1932mとのコルに登り返した。

尾根の雪はまだそれほど重くなく、しばらくはかなり快適に滑ることができた。
下部もトラバース気味に滑ることによってほぼ登山口までスキーを使え存分にスキー滑降が楽しめた。
あとはマウンテンバイクに乗りこんで一気にゲートまで。毎回この何とも言えない爽快感がたまらない。

 
こういう尾根滑りも楽しい。                               お疲れさまでした。

ちょっと危険な目にも遭ったが予想以上のスキー滑降距離などで満足のいく山行となった。
今度は山頂から右俣を滑ってみたいものだ。

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