「仮面ライダークロニクル」の初級、中級のバグスターはすべて攻略され、残るはパラド、グラファイト、ラヴリカの上級バグスターのみ。永夢、飛彩、大我、そして新檀黎斗は団結して上級バグスターを攻略、ラスボスを目指すことを誓う。そのころ黎斗の父・正宗はゼロデイの冤罪が晴れ、釈放されていた。
よしわかった。じゃあ仮面ライダー組とバグスター組のみんなで、クロノスと戦おう!
バグスター組の協力があれば、ラスボスのゲムデウスも召喚できるっしょ?
「あらゆるゲームを凌駕する全知全能の神」だぜ? 時を止める相手でもなんとかできない?
ゲムデウスとライダー&バグスターでチーム医療したら、活路も見えてくるんじゃね!?
・・・って、なんとか勝てたとしても
「じゃあそのあと、ゲムデウスどうすんだよ」って話ですけどね。
用件が済んだら速やかにお帰りいただけると助かるんですが。
さてさて。「ついに最終バトルですよ!」っていう超胸熱展開の待っただなか、
突然現れた男が自らをゲームマスターと称し、全てをぶち壊していきましたよ。どうすんだこれ。
「諸君、このゲームは無効だ。
仮面ライダークロニクルは世界に誇るべきゲーム。
永遠に愛され続けるコンテンツでなければならない。
ここで安易に決着をつけられては困るのだよ」
「黎斗の才能もバグスターの力も、幻夢コーポレーションの商品の一部にすぎない」
「私こそが社長。今こそ、審判の時」
なんつうか。
「織田がつき羽柴がこねし天下餅 すわりしままに食うは徳川」っていう言葉を思い出しますね。
正宗パパ、いきなり出てきてそりゃねーよ、っていう。
そして、自分の息子すら「商品」と言い切るその姿勢。
正宗パパの目的は一体何なんだろう。仮面ライダークロニクルを運営したところで、
いまさら富や名声が得られるとは思えないんだけど。
しかし。「永遠に愛され続けるコンテンツ」という正宗パパと
「夢と冒険の物語は、永久に続くのさ!」という黎斗。その目的は一致してる?
とはいえ。「商品」扱いされた黎斗は、いつもの尊大な態度から一変、
正宗パパから目を逸らし気味で、この親子の関係性が気になります。
同じことを言っていても、仲間とはなり得ない雰囲気。
少なくとも、全然愛されてないようだし、「商品」の言葉に驚きも絶望もなかった。
もーう何が何やら、?マークだけが浮かんだまま今週は終わってしまいましたが、
それはさておき、クロノスの攻撃がめちゃくちゃ格好良かった。
推さざるを得ないよな!
ちなみにaccess大好きで、当時はCDもかなり買ってました♡
さて。様々な情報が公開されたので、とりあえずメモ。
「ゲムデウスは、あらゆるゲームを凌駕する、全知全能の神だ。
全てのゲームをクリアしたとき、ゲムデウスはこの世界に降臨する。
だがしかし。誰もゲムデウスを攻略できない。
プレーヤーは不可能に挑み、無残に散っていく。
そうやって夢と冒険の物語は、永久に続くのさ!」
「仮面ライダークロニクルはクリアできないということか!?」
「もちろん、理論上はクリア可能だ。
伝説の戦士、仮面ライダークロノスの力を手に入れればね。
ただし、クロノスの力を扱えるのは、あらゆるバグスターウィルスの感染をものともしない
完全な抗体を身につけた者のみ。もはや奇跡に等しい」
なぜ仮面ライダークロニクルの攻略に「バグスターウィルスの完全抗体」なんてものを
設定する必要性があったのか。謎です。だってプレイに関係なくね?
頑張って最終戦まできたのに、「体質的に」無理ゲーとかひどくない?
まぁ無理ゲー目的で作ったんだろうけど。
そして「完全抗体ってwww」と半笑いしてたら、それを身につけた人が現れるという驚愕の展開。
「世界で初めてバグスターウィルスに感染したのは、マキシマムマイティX、君だけじゃない。
16年前、私は自らバグスターウィルスに感染し、完全な抗体を身につけた」
いやいやいや。完全な抗体って、望んで得られる類のものじゃないでしょ。
16年間体内に飼ってたから、時間をかけて自力でゲーム病を克服したってこと?
バグスターウィルスだって進化してるんだよ? 「すべての」バグスターウィルスへの抗体とか追いつかないでしょ?
頑張ってどうにかなるものなら、人間だってそろそろ風邪に対する完全な抗体を身につけたって良い頃合いだろ?
・・・って、そういえば話はそれますが。
平ジェネ(昨年末の劇場版)に出てきた東悟くんの「新種のバグスターウィルス」が、
クロノスを倒す鍵になったりしませんか?って思ったり。
いや無理か。もうクロノスの力を扱えてるわけだし。抗体云々の条件がクリア済みなことに変わりないか。
そもそも、なんで16年前に自ら望んで危険なウィルスに感染したんだ?
16年前の時点で、クロニクルやクロノスの設定を把握してたのか?
永夢が得られていない「完全な抗体」を、なぜ正宗パパはゲットできた?
「完全な抗体」を確実に得る手段があったのか?
いやもう本当にわからないことだらけです。
ついでに挙げると、ラブリカのダメージ判定基準もわからないまま終わってしまった。無念。
あれはラブリーガールズがなんらかのバロメーターだったのか? 知力・体力・時の運、みたいな。
んで、ラブリーガールズが♡出しまくってるときだけ攻撃が有効になるとか?
前回予告で「次回、全員が生き残れるか、お約束できません」などという
不吉すぎる予言が書かれていましたが。
消えたのは天ヶ崎恋社長だった。激しく残念です大好きだったのに。
その他。
「無駄だ、ラブリカは完全体だ、何度でもよみがえる!」
「止まった時の中で死を迎えた者に、コンティニューの道はない。
死という瞬間のまま、永遠に止まり続ける」
時空の間に吸い込まれちゃった感じなんでしょうか。
「消滅→バックアップから再起動」の流れが現実の時間の流れから削り取られた結果、
存在データもろとも消えてしまった感じ?
まぁ「止まった時の中」も何も、普通は死を迎えた者にコンティニューなんかねぇよって話なんですが
「死」とは無関係だったはずのバグスター陣にとっては、衝撃の事実だった模様。
「人間にとって、一番の宝は『命』だ」(27話)と見下すように笑っていたパラドが
その「人間」と、同じ場所まで引き摺り下ろされてる。
「命」の問題が、パラドたちにもいま、突きつけられている。
いやそもそもパラドについては完全体じゃないので、
倒せばゲームクリアで永夢のゲーム病は完治、パラド消滅、だよね?
何気にパラドもライフ1で頑張ってたんじゃないの?
グラファイトLv.99
「超絶奥義 ドドドドド紅蓮爆竜剣」
ドが!ドがゲシュタルト崩壊寸前!
グラファイトにはもっとレベルアップしていただきたいものである。
デンジャラスゾンビ。久々!
ゲーマードライバー装備になったのが、なんかちょっとまだ見慣れない。
ゾンビだから死なないと思ってたけど、
今回、パラドの攻撃でライフひとつ消費しちゃいましたね。ゾンビなのに。
飛彩。
「当たり前だ、俺が誰の背中を見てドクターを志したと思ってる」
今までなんとなく頼りにならない印象の院長先生でしたが、
飛彩はそんな父親に対してそっけない態度をとりつつも、無碍に扱うことはなかった。
その理由がこの一言に込められていて、すごく良いシーンでした。
そんな飛彩も、来週は急展開の予感で、
見ずにやり過ごしてしまった春映画の「白衣を着ていないお前」が本編に絡んでくるのか?と
いまさらながら「見ておけば良かったかなぁ」と悶々としてます。パンフレットは買ったよ!(邪道)
ただ、黎斗のセリフから察すると
・全てのゲームをクリアしたとき、ゲムデウスはこの世界に降臨する。
・だがしかし。誰もゲムデウスを攻略できない。
・(完全な抗体を手に入れることは)もはや奇跡に等しい
ということなので、少なくとも黎斗の構築した最新のシステムでは
「確実に与えられる報酬」ではない印象です。
ですが、もしかしたら初期の構想では、
ゲムデウスに挑戦するものへ与えられる「確実な報酬」だったのかもしれないし
16年前から黎斗のそばで開発を見守ってきた正宗であれば
開発版をプレイして、そのアイテムを手に入れていたという可能性はありえますね!
33話で飛彩が「クロノスの攻略法はないか」と食らいついていたのも、正宗の指示だと考えれば、
「製品版での仕様変更で、自分の知らない機能追加があるかもしれない」
という可能性を潰す目的だったんじゃないかと思うと、ときめきますね。
クロノスの変身音声、言われてみると、感涙モノの格好良さですね!
バグスターウイルスへの完全抗体というのも、『バグスターを倒してそのバグスターのウイルスを克服する』という行為を全てのバグスターに対して行う、つまり『全てのバグスターを倒す』という仮面ライダークロニクルの目的を果たした報酬として確実に手に入れられるモノなのではないでしょうか?
しかし全てのバグスターを倒すというのがそもそもかなりの難度の高さなので、ある意味ゲームバランスがとれているような、とれていないような…?
クロノスの敵キャラらしからぬ変身音声(『天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!!』)も、全てのバグスターを倒した猛者がゲムデウスの待つリングに上がる入場曲なのだと思うと途端に熱いですね
ちょっと違うかもしれませんが、今回のラブリカがゲームオーバー時で固定され復活できなくなったのと、似てるのかな?
ゲームマスターみずからバグ技を積極的に使いこなすとか、ものすごく邪道な感じですが、
命を賭けてバグ技に挑戦するとか、狂気ですね黎斗。
レベル0のオートコンティニューにも上限(99回)があるように、
「無限に生き返る」という設定は、いかにゲームマスターでも不可能ってことでしょうか。