この時計は天真が折れ、時針と分針が紛失し、
6時側のスモールセコンドの付く4番車の芯が折れ、
秒針と共に無くなっていました。
再度、秒針を付けるのは不可能です。
秒針が無いと、時計が作動しているか?
判り難いので、テンプ窓を開けます。
秒針の目盛り枠が不用になったので、
ハート形に削り、石を割り入れました。
石は夜光塗料で接着しました。
見た目はひび割れたブロクンハートです。
テンプ窓の周りも夜光を塗りました。
針の先も赤く塗り、視認性を高めました。
この時計のテーマは、?
[傷針の日々]です。英語題名
how can you mend a brokenheart?
ほとんどの時計のテンプの位置は構造上、
9時位置なのですが、この時計は珍しく、
人と同じ左側です。天真(テンプ)は時計の心臓ですから!