もの創り アドリブ工房日誌

工房アドリブでの作業と作品 
反省と発見
試行錯誤と整理整頓
満身創痍と創意工夫

腕時計の直し方2

2015年03月31日 | 日記
前回からの続きです。
5.不具合の原因が判ったら、他に異常は無いか?輪列のシェイク(遊び)も見ながら、機械を分解します。

6.ベンジンで油分や汚れを落とし、部品を一つ一つチェックして、洗浄機に掛けて洗浄、乾燥します。
7.機械台に地板セットし、注油の必要な箇所に適量を注します。未熟な技術者は多めに注しがちです。多いと流れて効果は半減します。注油組み立てを終えます。

8.ダイアルと針をセットして、ケースに収めて、時間調整して、修理修了です!


腕時計の直し方

2015年03月30日 | 日記
1.ケース、ガラス、ブレスレットの傷などをチェックする。

2.針回し、ゼンマイ巻き、カレンダー、自動巻きなどの機能チェックする。

3.ケースナンバーなどから25年前に販売されていたもので、現在も製造されている名機2135です。

4.時計の不具合の止まりの原因はゼンマイ切れでした。

次回に続きます!

リストウオッチ修理の検証

2015年03月22日 | 日記
修理を終えた時計は検定機に掛けて、
歩度測定します。
ロールペーパーの線は1日20秒進みと読めます。
姿勢差もあり、これぐらいでよしとします。
次に自動巻きと姿勢差を実際に腕にはめた様にシュミレートしたサイクロマチックと言う機械に24時間テストします。
が私には必要ないので持っていません!
実際のところ、24時間はめっぱなしはほぼ有り得ない!
と言うことで、実際に時計を腕にはめて検証します。
これを腕試しと言います!
これで、問題が起こらなければ、
修理は修了です!

久しぶりの腕時計修理!

2015年03月20日 | 日記
文字盤側からテンプの動きが見える構造の腕時計をはめていたのですが、
自動巻きの巻き上げが悪く、
時々止まります。
オイルも切れている様なので分解掃除します。
ケースに汗か水が入って錆びています。
機械とダィアルやオートマの部品が両面テープで留めてあり、三流の仕事と二流の機械です!
ただ分解掃除するだけでは面白くないのでハート形の穴を開け夜光を入れます。