お役に立てれば 〜日日是好日のアダチマ日記〜

日々の暮らしでの小さな工夫や発見、お気に入りのものたちの記録。
見知らぬあなたの、お役に立てれば。

タイトルも装丁も印象的『水曜日は働かない』著:宇野常寛

2024-06-26 15:10:00 | 勝手に書店員
約1年ぶりの投稿です。
 
新しい仕事が3年目に入り、まだまだペースはつかめていないけれど、ここらで「書く」こともそろそろ復活させたい。
 
そう思っていた矢先、立ち寄った本屋で見つけた本。


何も奇抜な言葉をつかっていないのに、妙に印象的なフレーズ。
その時は立ち読みだけで買わなかったけれど、後日入手。読み終えました。
 
批評家の宇野さんのことは、まだ時々私がテレビを見ていた頃に、NHKの討論番組で知りました。
時々、お名前を拝見するけれど、本を読むのは初めて。仕事観や日常生活のことなどが語られた、エッセイ集です。
 
ブログ再開(何度目??)の最初の記事でこの本のことを書いたのは、
 
”僕は朝起きてから昼食までの時間は自分にとっていちばん大事な、本を書く時間にしようと決めて、予定を一切入れずに机に向かうことにした…”
 
という一文で、はっとしたから。
 
確かに、そうだ。
 
多方面の話題が登場し、正直全てがわかったわけではないけれど、ご自分の興味があるジャンルを、つまみ食いみたいにして読むのがおすすめかな、と思います。
「食べるチャンスは逃さない」
「窓ぎわにトットちゃんはもういない」
の2記事が興味深かったです。
 
これから毎週水曜日に投稿できる自信はないけれど、私ももっと意識して「自分にとっていちばん大事なこと」に時間を使うように。
 
そう宣言するために、この記事を書きました。
 
日々是好日 アダチマ
 
 
 

 

 

 
 

食生活見直しの意外なきっかけ『「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55』著:古市幸雄

2023-05-27 07:00:00 | 勝手に書店員

こんにちは。アダチマです。

前回に続き、昨年(2022年)に読んだおすすめ本の紹介を。

こちらも、たまたま本屋で見つけて買いました。

失礼ながら、著者の古市幸雄さんのことは全く存じ上げず。でも、手に取った書籍の裏表紙の目次を見て、「ムムム」と思い、試しに買ってみたら大正解でしたー。

 

私の目に留まったのは、「勉強効率アップのための食事・睡眠」の項目。1~8章のうちの第7章。

 

「勉強の大敵のひとつは? 意外に思われるかもしれませんが、食事です!」

 

という衝撃的な1行から始まります。

 

 これについては、初めて知ったというより、自分で感覚的に気づいていたことをはっきり言語化・文字化してくれてすっきりした、という感覚に近いかも。

 

 私自身、昼休みをはさんで行われる資格試験や、講義やZoom講座などを受講する際には、かならず普段とは違う昼食の取り方をしていました。というのも、社会人になってから各種の試験や講座に参加する際に、明らかに食事がもとでパフォーマンスが落ちるという失敗を何度も経験していたからです。「眠くならず、かといって空腹にもならず」という食品を必ず用意して、試験や講座に臨んでいました。

 

そうか。試験や講座のときだけではなく、普段から眠くならない食事をすればいいのか。

 

これは、目からうろこの発見でした。

 

以来、この古市さんの書籍に書かれていたことを大幅に取り入れて、朝食・昼食・夕食の摂取方法を変更。特に、朝食に関しては、家族もいっしょに食生活を変えることになりました。

 

気になる方は、ぜひ、本書を手に取って、そこからいろいろと「食と体調管理の関係」についてご自身で調べてみることをお勧めします。

 食生活のことばかりをクローズアップしましたが、勉強の習慣化、英語学習の方法、勉強に役立つツールなど、とにかく実践できる話がいろいろと書かれています。平易な文章なので、中学生くらい~大人まで、幅広くおすすめの一冊。私も何度も読み返して確認しています。

 

 新感覚の体調管理、

日々是好日 アダチマ

 

 


自己啓発本のようで、そうではない『限りある時間の使い方』著:オリバー・バークマン

2023-05-20 07:00:00 | 勝手に書店員

こんにちは。アダチマです。

何と3年ぶりの投稿。前回の投稿が、2020年3月。ずーっと塩漬けになったまま、広告非表示(有料)の料金だけ払い続けていた(笑)。消してしまおうかとも思ったのですが、コロナを挟んで書き続けるのも悪くない気がしてきた。そんな訳で、久々の投稿です。

 

さて、ブログ再開の試運転に、まずは本の話。

昨年の11月に買った、『限りある時間の使い方』について書きます。

 

 われわれにとって、時間とはすなわち、自分の命(死ぬまでの時間)である

 

という、考えたらあたりまえだけど頭から抜けていた事実について、淡々と分かりやすく書かれている本。高橋璃子さんの訳文も読みやすく、気に入った箇所を手帳に転記したり、時々、寝る前にぱらぱらと目を通したりしています。付箋、貼りすぎ(笑)

 

 特に、巻末の「付録:有限性を受け入れるための10のツール」の9項目め、「親切の反射神経を身につける」は、今年に入ってからもずっと実行していて、とてもおすすめ。もやもやと気疲れしなくなりました。

 用事があって大阪市内に出かけた際に、地下鉄内の広告で見て気になり、その後、書店で見つけてそのまま買ってしまった。まんまとやられた感じ(笑)まあいいか。

 

 買ってすぐに読める幸せ、日々是好日

アダチマ

 

 


受験生じゃなくても、おさらいに使える『受かる小論文の絶対ルール』著:樋口裕一

2018-06-27 07:00:00 | 勝手に書店員
おはようございます。アダチマです。

タイトルは「小論文」となっていますが、
「正しく書く力をつけたい」
と思っている方、全ての基礎確認に使える本です。



著者は、大手予備校や通信添削等で
長年、小論文を指導して来た方。
小論文に関する本もたくさん出しておられますが、
この本は要点がよくまとまっているように感じました。


2005年が初版、と少し古いので、
その点については注意が必要ですが、
ベストセラーとなっているのもうなずける、
普遍的な内容で構成されています。

私が、この本についておすすめだと感じた点は、
全編、縦書きの文章での説明である、
という点です。
つまり、このテキスト自体が、文章のお手本になっているのです。

「図解!小論文のポイント…」みたいな視点での解説本が、
著者もその他の方からもいろいろと出ています。
でも、せっかく文章の訓練をしているのですから、
文章のプロが書いた説明を何度も読み返して、
その息づかいをインストールするのも一策です。


「樋口式◯◯」という表現が頻出することと、
小論文の出題テーマやネット活用に関しての情報が古いこと、
そのあたりが気にはなりますが、
そこに目をつむれば要点がよくまとまった一冊と言えるでしょう。

私も、自分の文章作成について、
「」と「」の使い分け、など、曖昧な部分がいくつかありました。
以前の記事はご容赦頂くとして、
今後のブログ記事はもう少しそのあたりも意識していかねば、
再認識しました。

これを読んでいるあなたにも、
受験以外に就職・転職、昇進やプロジェクトへの参画等。
ある時、突如「800字〜1000字程度の小論文」
を書く機会が、訪れないとも限りません。

そんな時、みすみす諦めることの無いように、
ちょっとずつ書く訓練をしておくことをおすすめします

まず、小論文みたいな硬い文章のルールに慣れて、
そこからTPOに合わせて、崩したり柔らかくして
文章を書けるようにしておくのが、
結局いちばん近道の様な気がします。
書道の最初に、楷書を習うのと同じで。


そう、アウトプットの習慣化
そのためのルールブックの一つだと思って、
本書に目を通してみるのはいかがでしょうか。

そして、早速、アウトプット。
私のおすすめは、もちろんブログです。

まずはここから、日日是好日

アダチマ



受かる小論文の絶対ルール―採点者はココを見る!
樋口 裕一
青春出版社



将棋ママではないけれど、、、『中学生棋士』著:谷川浩司

2018-06-24 07:00:00 | 勝手に書店員
おはようございます。アダチマです。

以前、このブログでも書きましたが、
竹原ピストルの『最後の一手〜聖の青春〜』で火がついた、
私の将棋ブーム。
正確には、将棋界ブーム、とでも言いましょうか。
とにかく、将棋界や棋士に関する本を芋づる式に読んでおります。


『聖の青春』の中で、故・村山聖が
「谷川を倒すんじゃ」
と広島弁で何度も口にする場面が出てきます。

そう、将棋界どころか将棋のルールすら全く知らなかった私でも、
谷川浩司という若くして一時代を築いた棋士の存在は知っていました。
その、谷川さんという人物に、純粋に興味がわきました。

2017年9月発行のこの本は、
奇しくも「藤井君フィーバー」と重なって、
そちらに重きを置いた内容となっていますが
(そしてやや繰り返しが多いと感じる箇所もありますが)
それでも、谷川さんという棋士にとても好感と尊敬の念を抱きました。

加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明、そして藤井聡太。
名だたる中学生棋士5名について述べられていて、
とても興味深く読みました。


そう、渡辺明さんは、このgooブログでずっと
記事を書いていらっしゃいます
よね。
長きに渡り、淡々と継続されている姿に敬服。
そして、
ブログのプロフィールが
「将棋の棋士です。」
のひとこと。確かに、これで通じます(笑)

『中学生棋士』を読むと、必ずしもみなさん、
ご両親が将棋通だった訳ではなく、
早い時期に将棋と出会って、集中できる環境と
落ち着いた人間関係があったようだ。

「こどもが何かに集中しているときは邪魔をしない」
はい、確かに(笑)
これは、どの道についても言えることかな。
ついつい大人の都合を優先して、なかなか出来ないですが。
まずは、そこを心掛けます。

弱いけど、また時々、子どもの相手を出来るように、
いまだに子供用の解説本でルールを習得中の私です。

『みるみる強くなる…』が私のお気に入り。

こどもに入門、日日是好日

アダチマ



中学生棋士 (角川新書)
谷川 浩司
KADOKAWA


聖の青春 (講談社文庫)
大崎 善生
講談社


羽生善治のやさしいこども将棋入門-勝つコツがわかる5つのテクニック (池田書店 羽生善治の将棋シリーズ)
羽生 善治
池田書店


羽生善治のみるみる強くなる将棋入門-5ヵ条で勝ち方がわかる (池田書店 羽生善治の将棋シリーズ)
羽生 善治,羽生 善治
池田書店