屁理屈爺さんIT放談

お気に入りソフトやデジモノ紹介。その逆に使っていて困る事例の紹介(主にヒューマン・インタフェースの観点から)

これがユニバーサルデザイン?

2005年09月28日 | デザイン?
19年間使ったシャワートイレがついに機能しなくなり、急遽ナショナルのDL-GW20を取りつけた。
なんでもユニバーサルデザインのリモコンなんだそうだ。
まだ取りつけただけでちゃんとは使っていないが、第一印象はなんじゃこりゃだ。
メーカーのサイトでは、中央のロータリー式のコントローラが目玉らしい。これが家族全員に受入れられるデザインなのだそうだ。
たしかに、やたらボタンが並んでいるよりは見た目の親しみは感じられる。

ところが、手に持って操作するならいいが、壁に取りつけたとたん、ゲゲ、うまく回らない。冬なんか乾燥肌の人(特に老人)何かはどうやって廻すのだろう。
上からつまむようにして廻せばいい?
便座に座って、シャワーのボタンが押しやすい位置にリモコンを取りつけたら、このクルクルは相当高い位置から手を添えないとうまく廻せないはずだ。

さらに、クルクルと壁面のすき間がほとんど確保されていない。指を突っ込もうとすれば突っ込めるが、そもそもやわなボードの壁にとりつけてあるのだから、そんな楔を入れるような向きの力が加わったらひとたまりもない。すぐにリモコンの取付がガタガタになるだろう。しかも、わざわざそれを誘発するように取付ネジの位置が相当下にある。まさにテコの原理で子どもの力でも簡単にガタを起こさせるようなものだ。

さらに言えば、この調節範囲の両端が、「やわらか」と「マッサージ」という機能になっている。が、ロータリー式のため、両端に何があるかは、実際にまわしてみないと表示が見えない。しかし、まわしにくい。

うーん、ユニバーサルデザインって、いったい何なの?と考えさせられてしまうのであった。

そういえば、今回カタログなどでこの手の商品をいろいろ眺めてみたが、TOTOのリモコンのデザイン。あれも多いにクエスチョン。便座自体のトップメーカーの自信を伺わせるデザインと比べると、形といい配色といい、取ってつけたような違和感のあるデザインのリモコンだ。
たぶんそれなれの根拠が合ってのデザインだろう。どういう根拠なのでああいう形、配色になったのか知りたいものだ。

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