こねたみっくす

映画なしには生きられません。
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『シンクロナイズドモンスター』

2017年11月26日 | 映画レビュー【さ行】

ソウルを救うのは巨大怪獣か、それとも巨大ロボットか。
職ナシ、家ナシ、彼氏ナシのダメウーマンと地球の裏側に突如出現した巨大怪獣が100%シンクロするという、この世界のファンタスティック映画祭を席巻したアルバトロスフィルム配給作品。
異色作、奇想天外という評価の先には、大人になりきれない大人への皮肉もたっぷりだ。

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『36.8℃ サンジュウロクドハチブ』

2017年11月24日 | 映画レビュー【さ行】

モヤッとするのはハッキリしないから。
全国の自治体と組んでオリジナル映画を製作する「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」の第1弾として、兵庫県加古川市を舞台に、悩める少女を爽やかな風景や料理と共に描いたこの青春映画。
料理が格別おいしそうに見えないのは残念だが、じんわりと心を温めてくれる優しさが心に沁みる。

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『ジャスティス・リーグ』

2017年11月23日 | 映画レビュー【さ行】

プリンセス with ビッグ・マザコン・チルドレン。
ついにDCヒーローズの反撃開始!ワンダーウーマンさえいれば、地味で暗めで母親との関係に何かアリの男連中も大活躍出来るのだ!
そしてこれまで見たこともないほどに情けない姿連発のバットマンにも注目!今更ながら、やはりこのバットマンはベン・アフレックで正解だった!

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『猿の惑星:聖戦記』

2017年10月13日 | 映画レビュー【さ行】

ところでチャールトン・ヘストンと自由の女神は?
う~ん、何なんだろか、この消化不良な気持ちは…。
映画はとにかく面白い。あの偉大なる1作目へ通ずる様々な布石も満載な上に、シーザーの苦悩や彼を演じ続けたアンディ・サーキスの素晴らしい演技も堪能出来る。
でもこの映画を見て、次に1作目を見たいとは思えなかった…。

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『スイス・アーミー・マン』

2017年09月23日 | 映画レビュー【さ行】

「美しい」と「気持ち悪い」は紙一重。
やはり映画はマイノリティが作る文化だ。そう思わざるを得ない、この映画の本当のテーマが何とも切ない。
けれどシュールでブラックな笑いがインパクトとして強く残らないのは勿体無い。それでもこの監督コンビ「ダニエルズ」の今後が楽しみでならない。

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『三度目の殺人』

2017年09月11日 | 映画レビュー【さ行】

他人の命を奪う。自分に嘘をつく。そして見て見ぬふりをする。どれも「人」を殺めること。
家族ドラマでお馴染みの是枝裕和監督がオリジナル脚本で挑んだ法廷サスペンス。しかしこれは法廷サスペンスとして最後まで走り切れず、無意識のうちに十八番の人間ドラマを重視してしまった構成ミスの作品。
だからあまりにも勿体無い。

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『新感染 ファイナル・エクスプレス』

2017年09月07日 | 映画レビュー【さ行】

ゾンビだらけのエクスプレス。大切な命は何があっても、絶対に守り抜け!
何て気持ちのいいゾンビ映画なんだ!一切の中弛みもなく、ノンストップで最初から最後まで突っ切ってくれるこの清々しさに加え、命を賭けた男たちの泣きのドラマ。ギレルモ・デル・トロが「傑作!」と称賛するのも納得の素晴らしきパニック映画だ!

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『スパイダーマン:ホームカミング』

2017年08月11日 | 映画レビュー【さ行】

ご近所ヒーロー。それが15歳のスパイダーマンだ!
何度リブートすれば気が済むんだ?とばかりに、また新たなシリーズが始まったスパイダーマン。しかも今度は活躍場所は基本的にご近所ヒーローだけど、アベンジャーズ準会員で、シリーズ最年少の15歳設定。
そしてこの「15歳」が良くも悪くもという青春映画でした。

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『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』

2017年07月30日 | 映画レビュー【さ行】

モンスター作品のごった煮。ただし味付けはしておりません。
よくもまぁこんなご都合主義でスカスカな脚本が会議を通ったものです。アベンジャーズやジャスティス・リーグに対抗すべく、ユニバーサルも複数企画大集合を考えているみたいですが、これではお先真っ暗としか言い様がありません。まさに「ダーク・ユニバース」ですな。

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『ジョン・ウィック:チャプター2』

2017年07月14日 | 映画レビュー【さ行】

プロとしての礼儀、相変わらずこの映画にはあらず。
ご都合主義も極めれば荒唐無稽を越えたゲーム感覚のアクションに昇華するのか。そう思えるほど、本当に「ご都合主義」「荒唐無稽」「ゲーム感覚」に彩られたアクションしかない映画。
そして相変わらずキアヌ・リーヴスは止まるとお洒落なのに、動くとキレがなく格好良くない…。

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『セールスマン』

2017年06月18日 | 映画レビュー【さ行】

女は現実に向き合わない生き物。男は現実を許せない生き物。
イスラムの価値観がまだ色濃く残りながらも急速に近代化が進むイラン社会で一組の夫婦に課せられる問い。それは日本にも通ずる封建的な世界での男と女の価値観の違いが生み出す、誰の言動が最も正しいのかという問い。
ただこの映画にはその明確な答えはない。

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『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

2016年11月19日 | 映画レビュー【さ行】

ジャック・リーチャーよ、二度と戻ってるな!
こんなにも退屈な映画に出逢ったのはいつ以来だろうか。何もかも中途半端としか思えない映画に出逢ったのもいつ以来だろうか。
ジャック・リーチャーの魅力も相変わらずよく分からないまま、いやそれ以前にジャック・リーチャーの魅力なんて全く描かれていないままなら、もうシリーズ化なんて必要ない!

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『シン・ゴジラ』

2016年07月31日 | 映画レビュー【さ行】

新種使徒・呉爾羅、首都襲来!
この作品は怪獣映画としては素晴らしいかも知れない。ただ『ゴジラ』シリーズとしては軽すぎるうえに、完全に「新世紀エヴァンゲリオン」だ。
だからこそ思うことは一つ。このテーマを描くうえで、あえて『ゴジラ』シリーズにする必要はあったのか。別にゴジラでなくても良かったのではないかと。

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