病気の兄は、何時ものようにある人物を見ると必ず吠える。
病気だからこそ吠えるのかと思っていたが、どうも違うようだ。
波長かなと思うが以前の出来事が忘れたくても忘れられないで
トラウマになり顔を見ると思い出して吠えるのだろう。
脳卒中は患うと記憶がインプットできないなんて思っていたが
やはり患ってからあれこれと兄にチョッカイ出しても直ぐに
防御の姿勢に成り身を守ることをする。
ただ、言葉少なくなるが思っていることを吐き出さないでいるだけだ。
口数少ないからと、何も分からないでいると想ったらば大きな勘違いだ。
健常者の俺たちの方が視られている気がするし人格と人権を尊重しなければ
いけませんなあ。脳卒中の兄を見ていてもう少し丁寧に対処しようと思う。