5月。薫風さわやかな季節となりました。
「薫風」。
日本語は素敵な言葉がたくさんありますが、
この「季節の風が薫る」ことを表現した「薫風」という言葉が、わたしは大好きです。
今日も、5月の風「薫風」が吹き抜ける心地よい一日になりましたが、
新茶のまぶしいみどりいろや、咲き誇る花々の香りや、木々の新緑が
風にのってくる感覚を覚えずにはいられませんでした。
一方で、静岡県においてもコロナ対策は重大な局面を迎えています。
昨日は、清水区の福祉施設入居者のかたがお亡くなりになり、県内では
初のコロナ感染症が原因の死者となられました。こころからご冥福を
お祈りいたしたいと思います。
また、県内には感染経路不明のかたも増えてきてしまいましたので、
いよいよ静岡県は感染拡大期にはいったと考えなければなりません。
政府は、5月6日までの全国に出している非常事態宣言の延長をほぼ
決めているようですが、静岡県も当然ながら延長せざるをえないと
考えます。昨日も休業要請に伴う協力金などの財源の悩みは書きましたが、
これは、経済的支援のためというより、まずはコロナウイルスの感染を
止めることこそが第一義であるので、そこをご理解いただきながら、対応を
すすめてゆきたいと思っています。
COVIT19コロナウイルスとの戦いは長丁場になることでしょう。
でも負けてなるものかと、薫風にそんな思いを乗せる5月の始まりです。