阿部卓馬ブログ

北海道新ひだか町サポート大使のシンガーソングライターです。ライブ告知、活動情報などを中心に更新しております。

麻ことのはなし―ヒーリングヘンプの詩と真実-中山康直

2012年08月24日 | 読書


久しぶりにじっくり読書する時間を設けて読みました。

本は麻(ま)ことのはなし―ヒーリングヘンプの詩と真実-中山康直

中山氏の略歴を以下のサイトより引用いたします。

弥栄(いやさか)の会より

(引用開始)

中山康直

なかやま やすなお
縄文エネルギー研究所所長 民族精神学博士
1964年 静岡県生まれ、幼少の頃より大和精神文化の影響を受け継いで育ち、
1996年 戦後、民間では始めて「大麻取扱者免許」を取得し、環境、伝統文化、歴史民族についての麻の研究をベースに、「縄文エネルギー研究所」を設立して、麻産業のコンサルタントやヘンプ製品の開発業務を行う。
1997年 丸井英弘弁護士と「麻エネルギー研究開発学会」を設立。
2002年 ヘンプオイルで日本を縦断したヘンプカープロジェクト 2002実行委員長兼運転士を務める。
2003年 「地球維新」という環境と平和をテーマとしたTVドキュメンタリー番組を企画し、大変な反響を得る。
2008年 地球維新元年、様々な講演会、イベント企画、番組プロデュース、企業コンサルタントを通して、誰もが楽しめる社会を提言。
現在 宇宙、地球、生命という壮大なテーマへの探求と学術、芸術、氣術を統合した実践活動を行っているピースクリエーター。
著書に「麻ことのはなし(評言社)」「地球維新(明窓出版)」「2012年の銀河パーティ(徳間書店)」などがある。


(引用終了)

月刊「ザ・フナイ」8月号より、中山氏の連載も始まりまして、今月刊「ザ・フナイ」を出版している船井メディアの船井会長をはじめ様々な方々に、「麻」という植物が改めて注目されています。

現在、大麻取締法により無免許での栽培・売買など禁止されている大麻ですが、そのルーツを探ると驚くべき真実があると言われております。

なぜ今、麻(ヘンプ)なのか?

先のサイト弥栄(いやさか)の会より、中山氏のメッセージを転載いたします(ちょっと長いです)。

(転載開始)

ヘンプが世界を救う。  - 中山康直

広辞苑で「大麻」という言葉を引くと、「伊勢神宮のお札」と記されています。
太古の昔から神社仏閣で繊維(依り代)として使われてきたヘンプ(大麻)の実(種)は食用にすると腸をきれいにし、血液を浄化します。
また、ヘンプから抽出した油はディーゼルエンジンの燃料になり、茎からはプラスチックを作ることができます。
人類がエコロジーを本当に進めたいなら、石油に代わる資源として、ヘンプの有効利用を進めていくことです。


私たちの祖先である古代人は、麻や水晶などに代表される植物力や鉱物力の天然テクノロジーを上手に活用し、高い意識とスピリットをもち、自然に感謝の心をもって、地球共生文化(ワンワールド社会)を形成していました。
古代人(実は未来人)は身にまとう「衣」として、免疫力を高める麻を好んで着用していました。
「食」の中でも栄養価の高い麻の実を活用し、麻の茎を上手に利用した「住」をクリエイティブに創造していました。

免疫力活性化作用とヒーリング効果のあるヘンプエネルギーは、かつては自然と調和した文化を形成するために欠かせないものでした。
日本では、昔から神社、仏閣などの神聖な場所で麻が好んで使われ、伝統文化、風習の中でも麻を多岐にわたって上手に活用していました。
そして、この日本人という民族は、そもそも平和な民であり、太古から海流や黒潮などの流れに乗って渡来してきた人種や文化との経緯、および歴史的な事実から考えても世界中の先住民の知恵を受け継いだヤマトのスピリットをもつ大いなる和の民族なのです。
つまり、世界の平和を考える上では、なくてはならないはたらきをもつ人種であるといえるのです。

麻は、神社などでもお祓いのときや神具として使われますが、その意味は罪穢れを祓うという免疫力の向上と波動調整役を担っているのです。
そして、調和した時空間を創造し、内なる大宇宙とコミットメントしやすくするサポー ト役も引き受けています。古代から伝わる「麻の葉模様」は、水の結晶構造と相似する幾何学模様として、完全調和のエネルギーを内在しています。
また、麻は古神道文化においては、「ヨリシロ」といわれ、神々が寄って来るところとして、目印や合図の意味をもちあわせていました。

ヘンプはまた現代においても、ヒーリングプラントとして、地球へ多大な貢献を与えています。
「環境修復」と「環境保全」の可能性は極めて高く、天然資源(バイオマス・エネルギー)としての特性を生かして、「衣・食・住」全般にわたり、エコロジカルな生活用品をつくることができ、循環型社会を形成することにつながります。
ヘンプからつくられる工業製品は、製品自体が呼吸し、生態系に優しく、循環法則のバランスがとれているので、酸化還元率も高く、蘇生化型、活性化型で地球環境に優しいエコ&ヒーリング製品といえます。
また、これらの製品の原材料である麻という植物は、成長がはやく、人類社会に理にかなっている一年サイクルの資源ですから、生育メカニズムにおいても地球温暖化や森林伐採を防ぐことができるので、生きた地球がそもそも持っている「生命体の共生ネットワーク」が活性化されていきます。
ようするに無尽蔵で非常に多様性のある天然循環資源であり、地球にとっても人類にとっても、まさに癒しの植物なのです。
このすばらしく多様性のあるヘンプを上手に活用していくことで、現代社会が抱えている様々な問題を根本的に打開していく可能性があることに気づきます。
また、太古からの叡智をヒントにこの植物のもつ波動とテクノロジーを理解してくことで、宇宙時代の未来社会に向けた
まったく新しい有効活用法が発見されていくことでしょう。
ヘンプは電磁波や放射線を中和する可能性があり、マイナスイオン効果も極めて高いわけですから、あらゆる分野で調和的に活用されることが天の意です。

自らが宇宙となれば、「自分の中にすべてがある」とわかります。
内なる自分が、すべての答えを知っているのです。
つまり、この宇宙は自らを映しだす鏡宇宙になっているのです。
このように、重なり合って存在しているあらゆる次元意識を体感し、愛と調和の生き方を体現するために、古代人は天体とのコミュニケーションを通して、内なる自分(宇宙)と対話をしていました。
このようなワンネスな意識をもっていた古代人は、生態系は地球だけではなく、惑星間レベルでもつながっていると知っていました。
天体とのコミニケーションを祭祀という形で行い、永続可能な農耕芸術文化(エデンの園)を形成していたスピリチュアルな彼らは、星信仰や太陽信仰と連動して、とりわけこのような宇宙意識を重要としたのです。
天と地、神と人、ヒトとヒト、モノとヒトをつなげ、結んでいく光のフィラメントの役割を担う麻は、古代からの聖なる暦に基づいておこなわれる天体祭祀で、五穀豊穣、 国家安泰を祈願するために、なくてはならないものだったのです。

中山康直


(転載終了)



私もまだ麻に関して詳しい理解はありませんが、現代の人々より古代の人々のほうが自然や植物を良く理解し活用していたというのは、直感的にわかるような気がします。

というのも、宇宙の生命である人間は、元よりその生命の永続性を願うものであるにも関わらず、急速に発展した現代の科学文明は自然破壊の上に成り立っているのは誰の目にも明らかであり、今この時点から自然との共生や生命の永続性を考えるならば、やはり古代の知恵に学ぶことは避けて通れないと思うからです。

純粋な意識で古代から学ぶことができれば、様々な知恵の吸収も早いと思いますが、私たちはいかんせん誤った知識が邪魔をして、本来の純粋さを失っているため、まずはそこから正していかなくてはならないと感じています。

五井野正博士の講演会以降、このことの重要性と難しさを改めて感じ、自分が出来ることは何なのか?を再度考え直しているところで、今回のこの本と出会いました。

内容としては、麻にまつわる神事の詳説や、日本古代の歴史の誤りを正したり、麻の未来における役割を示したり、宇宙における人間の本質に迫ったり…と多岐にわたるものになっています。



中でも印象に残った部分を引用させていただきます。

(引用開始)

麻ことのはなし―ヒーリングヘンプの詩と真実-中山康直 p227-228より

様々な時間軸が「永遠なる今」という時間軸に融合してきていますから、今が変わればすべてが変わります。今を変えるには、まず、今の自分を変えることです。自分が変われば今も変わり、宇宙意識とシンクロしてきます。

たとえば、過去に後悔した出来事があったとします。しかし、後悔した出来事に対して前向きに捉えて、今を生きる意識に基づいて人生を送り、今の楽しみに気づいたときには、過去の失敗もすべて糧になっていたことに気づきます。

そうなってくると、今を生きていて、今に感謝している人の過去の後悔や失敗は光に変わってしまいます。確かに現象的には過去を変えることはできません。それは三次元の時間意識が直線的な時間に合わせているからです。意識をシフトすることにより、今ここを生き、過去を光の世界に変えることで未来を光り輝かせることもできるのです。


(引用終了)



私たちは、意識的にか無意識的にか、今を生きているように見えて、その意識は過去や未来に向けられていて、過去に対しては後悔、未来に対しては不安、といったネガティブな形で現われてきているように私は感じています。

自分自身のことに対してはもちろんですが、ともすれば他者に対しても、その他者の今を見ることなく、過去や未来について無意識的に感じたり考えたりしていることが多いように感じています。

それは例えば、他者に対して肩書き(過去)を気にしたり、他者に対して心配という形で未来を不安に感じたり、あるいは、その他者との過去の悪い関係を気にしたり、それが未来への不安につながったり、といったもののように思います。

一見一般的なことのように思いますが、実はそれがその他者の意識を過去や未来に縛り付けるきっかけになってしまっている、とふと感じました。

それはしつけや教育という形で現れれば、それらを受けた子供たちは同じように過去や未来にとらわれる意識となってしまい、今を生きる元気を失ってしまいますし、大人同士でもそのようなこだわりが強いコミュニケーションは疲れて元気を失うような感じがします。

自分や他者の過去や未来にとらわれずに、今、という時間を純粋に捉えて活動することがとても重要と感じました。



これらのことに関連して、五井野正博士も過去の秋田のフリーペーパーのあおぽでインタビュー記事で語っておりますので、ブログ「五井野正博士の情報と日本の未来」から記事を引用させていただきます。

(引用開始)

五井野正博士の中学生時代1より

Q:中学生の時はどんな本を読んでいたのですか。

ともかく僕は一番難しいものしか興味がない。だから学校で一番難しい本を全部読むという性格でしょうね。そこで、2~3冊くらい借りて全部読んでいましたね。

特にガモフ全集はおもしろくて、おかげで物理学が得意になった。その中で新しい理論としてアインシュタインの相対性理論が紹介されているんですね。今は一般的ですが、当時はまだ知らない人が多かった。その相対的な考え方を色々な考え方に応用しましたね。

Q:どういうふうにですか。

例えば、相対性理論を分かりやすく言えば、乗っている電車から外を見たときに自分は動いてないと思えば、外の景色の方が動いて見えるでしょう。

それを相対性というのですが、私はそれをさらに応用して、例えば自分が黄色いメガネをしていれば白の色は黄色に、黄色の色は白に見えてしまう為に、

同じように自分の考え方に偏見があったり、先入観があったりすると、相手が純粋な人だと、逆にその人は偏見を持っているとか自分が考えているような人に見えてしまうという事です。

Q:考えてみると本当にそうですよね。でも、それって恐ろしいことだと思います。

そうです。だから、私は中学生の時から人を偏見や先入観で見ないようにして、それが教科書だろうと、そのまま信じないで良く考えて読むようにしているのです。


(引用終了)



偏見や先入観を持たずに様々なことに向えるようになりたいですね(^^)

以上、夏休み?の読書感想文でした。

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