「日本国にひとつのわらいごとあり。いはゆる或は結界の地と称し、あるいは大乗の
道場と称して、比丘尼、女人等を来入せしめず、邪風ひさしくつたはれて、人わきまふる
ことなし」
「女人なにのとがかある、男子なにの徳がある。・・・聞法をねがひ出離をもとむること、
かならず男子女人によらず」
青山先生が日本を代表する尼僧でありえるのは、道元様のこのお言葉があるから
と思っている禿頭です。他宗派では女性の門戸を閉ざしたままのところがあるとの
ことです。
道元様は現代人からみても論理的で哲学者の風貌がみえます、文化人に道元様が
愛される所以はこの哲学者の部分が大きいのでは、もちろん仏教者としては
最高の方ですが、仏法に縁がない方でも、道元様に傾倒される方が多いのも
うなずけます。