10月16日
高助さんから預かった狛犬も25巻?のうち10巻が終了しました。
今日、11巻目をアップ予定でしたが、ごめんなさい、明日からです。
高助さんは地図の測量技師として各地を巡り回ったそうです。
測量点は神社などが多く、狛犬に興味を持った経過があるようです。
神戸大学の教授が足利で狛犬の講演会を受講してから始めたという話でした。
関東地方ではその当時「まとまっていなかった」と聞いている。
それから神社へ出かけ狛犬の収集が始まったと聞いている。
それが25年前の話である。(車もなく電車・バスの時代だった)
余談になるが高助さんは当時から車に乗っていない。
私がこの高助さんと縁があってお手伝いを始めたのは3年前になる。
高助さんはそれまでワープロ機で整理をしていたそうだ。
それが壊れ、代替えが見つからず何もできないでいたという。
一年ほど経って、パソコンで整理を始めたが操作もワープロと違って困ったという。
それで私のやっていた「PC超初心者講習会」に2回ほど参加して出会った訳だ。
出会いは88歳の時だった。私は65歳、高助さんは親子ほどの年齢差だ。
その方が狛犬の展示会を開くことになってお手伝いを始めた次第だ。
高助さんにとって諦めかけた生涯の狛犬が継続できることに嬉しかったのだろう。
そして、周囲の方々の支援があって展示会が昨年、今年も開催できた。
また「来年もやりましょう」と足利市民活動センター代表から声をかけられた。
私は「狛犬の記録」を調査しまとめた高助さんの記録を残そうとしてきた。
何もしなければ、この「狛犬の記録」は世の中に出ることはない。
だから少々乱暴だが、blogを利用して記録をそのままアップしている。
一度に全部をアップするなど資料が多くてできない。(620社ほどある)
理由がある。高助さんが廻った神社に狛犬があったのは60%程度だという。
地域差も大きく、狛犬の無い地域とあるのが当たり前の地域があるそうだ。
この記録は高助さんが残した地図上に記録されている。
今このblogでアップしながら完了すると同時に冊子にまとめている。
高助さんしか持っていない保存された資料からデジタル化してきた。
これは記録を埋没させないためにも冊子に出来るように考えた結果だ。
その冊子は高助さんと私の手元にあるが配布も販売もするつもりはない。
高助さんの記録だからこれらの資料を長く世の中に残したいからだ。
来年の後半になれば高助さんの保存している資料も公開が終わるだろう。
それからこの記録をどうするのか相談することになるだろう。
高助さんが神社を巡り回って作った記録だ。
高助さんの意志に従って許される範囲で、話をしながらのお手伝い。
今のやり方が高助さんから許可のでる目一杯の処だ。
不満かも知れないけれどこのままのやり方でアップしていくつもりです。
ご覧になる方々のご支援をお願いします。
お気に入りの狛犬です。
此処に何年、何十年いるのでしょうか?見守ってくれる姿に感動します。