春眠暁を覚えず、でも清少納言は春はあけぼのと言う。

　　孟浩然　「春暁」


　右から縦に読んでください。

　　花　夜　処　春
　　落　来　処　眠　　春　
　　知　風　聞　不　　暁
　　多　雨　啼　覚
　　少　声　鳥　暁


書き下し文

　春眠暁を覚えず

　処処啼鳥を聞く

　来風雨の声

　花落つること知る多少


一般的には、
　春の夜は寝心地が良くて、朝が来たのにも気づかなかった。
　目を覚ますと、あちこちで鳥のさえずりが聞こえている
　夕べは風雨が強かったから、
　一体どれだけの花が散ったのかしら

だいたいこのような意味に解釈されています。
このことから、春の夜は短い上に寝心地が良いのでついつい寝過ごしてしまう
という意味で使われています。

これ、ほぼほぼ、前半しかみてません

後半の、　来風雨の声 　花落つること知る多少　　が無視されています。

後半は、夜中に雨や風の音がすごくて眠れなかった、
せっかく咲いている花、散っちゃったかな？ってことを言っています。

この人、風雨のせいで寝不足なんです。

春の空、上空では冬の名残の冷たい空気と、南から入り込む暖かい空気がぶつかりやすいため、
「春暁」（春眠暁を覚えず）は、おそらく春の嵐を詩っていると、授業で習った記憶があります。

前置きが、長すぎです。。。こっから本題です。

寝不足解消、昼寝のススメ

毎日のコンディションを良い状態にキープするには、
自分の力で疲労をとるには、
睡眠は必須です。

春の季節は、気温の変化、生活環境の変化 、
新年度へ向けて世代問わず忙しい時期ではないでしょうか？

時間に追われて、人の出入りも激しいとストレスを感じやすくもなり、
睡眠不足に拍車のかかる時期ではないでしょうか？

春になると、と言いますか、あったかくなってくると、
皮膚表面の血流量が増え、交感神経系も活発になってきます。
寒さと温かさの入り混じり、寒暖の差の大きい時期、
そう、南のほうから桜前線が北上していく頃
身体はもっとも変調をきたしやすい時期でもあります。
ある意味、疲れやすい時期でもあるのです。

この時期の寝不足は、春の眠りが心地良く、寝坊してしまった…
いっそのこと、そうなって寝過ごして、自然に目が覚めた方が身体には良いのかもしれません。

睡眠時間をしっかり確保するために、
睡眠は出来るだけ、午前０時までに就寝しましょう。
個人差はありますが、目安として６時間から７時間は確保しましょう。
寝る時刻が遅くなっても、起床時間は一定にしましょう。
寝つきの悪い人は、ラベンダーなどのアロマを使ったり、
眠りへ誘ってくれるような音楽をかけるとか、
就寝前はＴＶや携帯電話・スマホ、ＰＣなどの画面を見ないように！

などなど
いろいろ言われています。。。
が、
現代社会、かなり無理な相談だったりします。。。
無理とはいえ、できうることなら、そうするに越したことはありません。

けれど、がんばってもそうは問屋が卸さない！！

そんな場合、ここ数年あちらこちらで言われていますが、
昼寝！！！仮眠！！！これができる状況であれば、
１０分とかでも構いません、昼寝しましょう。仮眠をとりましょう。
（３０分は超えないように）

時間帯としては、
ＡＭ１０：００・ＰＭ１：００・ＰＭ３：００・ＰＭ５：００
がお薦めです。
もし、可能なら、横になることをおススメします。
さらに、可能であれば、足を少し高くして横になれれば言うことなしです。
それから、夕方５時以降は眠くても、もう夜まで辛抱して、早目の就寝を。。。

睡眠不足のかたは、チョコチョコ仮眠（昼寝）して
寝不足解消して、少しでも気持ち良く過ごしましょう

そして、眠れて、目覚まし時計よりも早く目が覚めたなら、
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
なんていうような景色が見れるかどうかわかりませんが、
朝の美味しい空気を深呼吸するのも良いものです


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