昨日からアップしている1970年開催された大阪万博のパンフレット記事ですが、今日も続きをアップします。
1970年ですが、私はまだ小学生でした。
大阪万博のパビリオンのデザインに魅了されて新聞記事や、雑誌記事等集めていたら、親が「そんなに興味が有るのなら」と言うことで、大阪の親戚の家に泊めてもらい、3泊4日の万博ツアーを一家全員(私と両親と、姉の四人)で行きました。
膨大な敷地に建設されたパビリオンの数々、写真でしか見たことの無かった実物が目に前に立っているのに感動しました。
たった3日間でしたが、有名なパビリオンに多く入ることが出来ました。
残念ながらカメラのフィルム感度の調整をまがえていた為、写真がほとんどまともに写っていませんでしたので写真が有りません。
しかし、その時パビリオンで頂いたパンフレットは、54年経った今でも大切に保管しています。
こんな箱に入れて保管しています。

この箱は父親がスーツを買った時の箱で割と大きな箱です。
万博のパンフレットや、旅行した時の絵葉書を入れてありますが、箱に書いてあるパビリオンの絵は私が小学校4年生の時に書いたものです。



なぜか、こう言うSFっぽい物を描くのが好きでした。
パビリオンのデザインが好きすぎて、画用紙を使ってパビリオンの模型を作りました。
三菱未来館、サンヨー館、カナダ館、日本館、ソ連館等、製作しましたが、写真等撮っていなかったので記録が有りません。
親に捨てられてしまったので。
画用紙で作ったので三次元曲線が作れず、二次元曲線の建物を選んで作りました。
これが生まれて初めての建築模型でした。
せめて写真を撮ってくれていたらと悔やまれます。

70年の万博では、この様な広大な敷地に到底全部回れないほどのパビリオンが立ち並んでいました。

これは東芝館です。

住友グループ館


フランス館



ミラーで覆われたカナダ館。
ここに入る順番待ちしている時、カナダ館のコンパニオンの男性(カナダ人?)の方が姉を引き留めて他の日本人のコンパニオンに何か話していました。
姉が何かやらかした?のかと思いましたが、その時、姉が着ていたTシャツのアルファベット文字を指さして「全く意味のない文字が羅列している」と言うことで、コンパニオンのカナダ人の方が面白がっていたそうです。
特に何かあると言うことはなく、無事カナダ館に入って展示を見せていただきました。
その時、パンフレットの他に、カナダの国旗にも描かれている「かえで」の葉っぱ型のピンバッジを貰いました。

こちらはイギリス館

生活産業館
流石にどんな展示だったか記憶が有りません。
あまり面白く無かったのかもしれませんね。

松下館、今現在、パナソニックの名前の電気製品で有名な会社ですね。
このパビリオンではタイムカプセルが話題になりました。

これですね。
1970年から5000年後に開けると言うことで、今もどこかに保管されていると思います。

電気製品の製造会社なので家電の歴史を見ることが出来ました。
これと似た物を「江戸東京博物館」でも見ることが出来ます。

こちらはオーストラリア館

日本館です。

この当時の日本の首相「佐藤栄作」です。
私らの世代は、日本の総理といえば、「佐藤栄作」ですね。
一番任期が長かったと聞きますし。

ソ連館
ロシアではないんですね。
このパビリオンではボストーク宇宙船のレプリカ?が天井から吊られて展示されていました。
この当時の、アメリカとソ連は冷戦状態だったので、宇宙開発も静かな戦いが続いていました。
アメリカ館ではアポロ11号の指令船カプセルの実物が展示されていましたし、なんといっても「月の石」が展示されていました。
アメリカとしてはソ連を出し抜いたぞ!と言うことでしょうか?
この万博でも「月の石」を見ると言うのが「万博に行った!」と言うことのステータスになっていた様です。
私も会場前に父親に引っ張られ、ゲートに待機して、会場と共にアメリカ館にダッシュでした。
姉と母親は後から来ましたが。
しんどかったのですが、なんとかアメリカ館に入ることが出来ました。
ただ、パンフレットがないんですね。
多分、品切れだったのか?
もらえて無かった様です。


こちらはガスパビリオンです。
ミロの作品がたくさん展示されていましたが、ガスとなんの関係が有るのか分かりませんでした。
ここのテーマが「笑いの世界」だったと思います。
笑いは万国共通の言葉というのが本当のテーマだった様です。
今の世の中、あちこちで戦争もあり、大変な世界になってきそうです。
泣き声も世界共通の言葉ですが、それを打ち消す笑いの世界に包まれることを願いたいですね。
笑うことは、「がん」の治療にも役立つそうです。
世界が笑いに包まれて平和になるといいですね。
来年再び大阪で万国博覧会が開催されます。
1970の万博では「人類の進歩と調和」でした。
今現在、まだ世界平和は実現していません。
この万博の様に、世界の国からこんにちはと言える平和な世界になってほしいですね。
世界平和をお祈りします。
おしまい。