「ボツネタ」で紹介されていた東京大学法科大学院授業短評を読みましたが,なんとなく母校時代の思い出が蘇ってきて,結構笑えました。
ここの記事のうち,特に笑えた「上級行政法」の教官評価に関する部分を引用します。
(宇賀先生)
出席代わりに当てられるが、
答えはあっていても、
間違っていてもいいようなかんじで、
すべて
「そうですね」
で、次へ進む。
そのため、授業は横道へそれることはなく、
体はソクラテス、心は講義という形式。
授業は先生の教科書同様、
非常によく整理されていてわかりやすい。
初学者は指定される塩野先生の本より、宇賀先生の本をまず読むべき。
・・・だそうです。
宇賀先生は,黒猫が学生だった頃も東京大学で行政法の教授をされていて,情報公開法の第一人者でした。一言で言えば秀才タイプの先生で,大学の中では「スタディイング・マシーン」というあだ名を付けられていました(ちなみに,言っていたのは租税法の中里先生です)。
黒猫は,大学で行政法第1部から第3部まで宇賀先生の講義を受けたほか,宇賀先生のゼミにも参加したことがありますが,授業は理路整然としていて非常に分かりやすく,当時先生が執筆されていた国家賠償法の本を読んだときも,ものすごく詳細な記述に感動しました。学生時代最も尊敬していた先生の1人です。
ただ,そういう先生なので,学生とのコミュニケーションといったことはあまり期待できません。黒猫がゼミで発表しているとき,他の学生から意味のよく分からない質問をされてフリーズしてしまったことがあったのですが,そのとき宇賀先生はいきなり別の話を始め,結局その問題はうやむやのうちに終わってしまったことがあります。
評価を読んだとき,「宇賀先生は相変わらずだなあ」と思わず笑ってしまいました。
(小早川先生)
もはやワンダーランド。おっしゃっている意味も質問の意味も全くわからない。
シケプリを読んでも、授業の方向性と意味がサッパリわからない。
期待していたことと違う答えが生徒から返ってきた場合、「そうきましたか、ではそういう考えでいきましょう」と、最後まで突っ走ってしまうこともあり、結局なんなんだ、というのが毎回の授業の感想。
小早川先生著の教科書も意味不明。後述する、とされているものの、実際後述されている部分を発見できたことがない(未筆部分という噂)。
小早川先生クラスになった方々は、運が悪いと思って諦めることがおすすめ。
・・・だそうです。
黒猫は,小早川先生の講義を受けたのは地方自治法だけです。そのときは,淡々といろんな制度について説明をしているだけで,別に訳が分からないというほどではなかったのですが,他の学生から聞いた話によると,行政法の講義はかなり評判が悪かったようです。
何でも,行政法第1部の講義では,まず「行政」とは何かという話を延々と続けられ,それが終わると「行政法」とは何かという話を延々と続けられ,それが終わると次は「行政法学」とは何かという話を延々と続けられ,半年間の講義の半分くらいがそういった話で終わってしまったとか。
当時の黒猫は,行政法の担当が宇賀先生の年でよかった(小早川先生の年でなくてよかった)と,心底思いました。
法科大学院になっても評判の悪さは相変わらずのようですが,それにしても「もはやワンダーランド」というのは,笑いが止まりません。
ここの記事のうち,特に笑えた「上級行政法」の教官評価に関する部分を引用します。
(宇賀先生)
出席代わりに当てられるが、
答えはあっていても、
間違っていてもいいようなかんじで、
すべて
「そうですね」
で、次へ進む。
そのため、授業は横道へそれることはなく、
体はソクラテス、心は講義という形式。
授業は先生の教科書同様、
非常によく整理されていてわかりやすい。
初学者は指定される塩野先生の本より、宇賀先生の本をまず読むべき。
・・・だそうです。
宇賀先生は,黒猫が学生だった頃も東京大学で行政法の教授をされていて,情報公開法の第一人者でした。一言で言えば秀才タイプの先生で,大学の中では「スタディイング・マシーン」というあだ名を付けられていました(ちなみに,言っていたのは租税法の中里先生です)。
黒猫は,大学で行政法第1部から第3部まで宇賀先生の講義を受けたほか,宇賀先生のゼミにも参加したことがありますが,授業は理路整然としていて非常に分かりやすく,当時先生が執筆されていた国家賠償法の本を読んだときも,ものすごく詳細な記述に感動しました。学生時代最も尊敬していた先生の1人です。
ただ,そういう先生なので,学生とのコミュニケーションといったことはあまり期待できません。黒猫がゼミで発表しているとき,他の学生から意味のよく分からない質問をされてフリーズしてしまったことがあったのですが,そのとき宇賀先生はいきなり別の話を始め,結局その問題はうやむやのうちに終わってしまったことがあります。
評価を読んだとき,「宇賀先生は相変わらずだなあ」と思わず笑ってしまいました。
(小早川先生)
もはやワンダーランド。おっしゃっている意味も質問の意味も全くわからない。
シケプリを読んでも、授業の方向性と意味がサッパリわからない。
期待していたことと違う答えが生徒から返ってきた場合、「そうきましたか、ではそういう考えでいきましょう」と、最後まで突っ走ってしまうこともあり、結局なんなんだ、というのが毎回の授業の感想。
小早川先生著の教科書も意味不明。後述する、とされているものの、実際後述されている部分を発見できたことがない(未筆部分という噂)。
小早川先生クラスになった方々は、運が悪いと思って諦めることがおすすめ。
・・・だそうです。
黒猫は,小早川先生の講義を受けたのは地方自治法だけです。そのときは,淡々といろんな制度について説明をしているだけで,別に訳が分からないというほどではなかったのですが,他の学生から聞いた話によると,行政法の講義はかなり評判が悪かったようです。
何でも,行政法第1部の講義では,まず「行政」とは何かという話を延々と続けられ,それが終わると「行政法」とは何かという話を延々と続けられ,それが終わると次は「行政法学」とは何かという話を延々と続けられ,半年間の講義の半分くらいがそういった話で終わってしまったとか。
当時の黒猫は,行政法の担当が宇賀先生の年でよかった(小早川先生の年でなくてよかった)と,心底思いました。
法科大学院になっても評判の悪さは相変わらずのようですが,それにしても「もはやワンダーランド」というのは,笑いが止まりません。
ブログで回顧するのは一向に構わないと
思うのです。
ただ、配偶者に関することなど
私生活に関することを、
本人の同意を得ることなくブログで
かき立てるのは(法的にはともかく)
倫理的・道義的に、現役の弁護士の
先生としていかがなものかと
思わずにはいられないのですが。
ブログの記事というのは,いろいろ難しい問題がありますね。