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【 地獄遊記 日本語版 一 】

2011-10-14 | 【 Travel sketch of the HELL 】







第一回 遊心頭山觀地獄洞       心頭山を訪問し地獄洞を参観する        



濟公活佛 降_________丙辰年八月十六日
詩曰:天堂地獄在心頭。善惡全憑一念修。
濟佛今宵充引導。楊生隨我駕蓮遊。
濟佛曰:楊生!今夜起我們二人將要到地獄一遊,你感覺如何?
楊生曰:首先叩謝天恩鴻慈,賜我有這個機會到地府參觀一趟,內心有說不出高興。
濟佛曰:爾南天直轄聖賢堂,諸生勤修業,廣度迷津,發行大量善書經典,供世人研閱,道氣充塞宇宙,所以 玉帝特賜旨敕命者作「天堂遊記」一書,洩盡地獄真機,所要遊之處,乃是其他遊生未曾到過,你若看後要多宣化於世。
楊生早前煉鸞筆時,老衲曾降靈教導,因而結下了師徒之緣,今日上蒼再安排我們遊冥著書,也正是喜歡我這副純真佯狂性,最能警世化人,激起世人的向善心理,現刻我們出發吧!
楊生曰:感謝 恩師教化!我曾聽人說遊地獄都是騎神駒或坐蓮花,為何您叫我用走的呢?
濟佛曰:楊生你太天真了!地獄之路那裡有那麼好走,還想騰雲駕霧呢!現在社會科學發達,出門以機車、轎車代步,你也想坐嗎?其實地獄無門,人都是自來,別再作夢了,行盡崎嶇道路,才可以上天堂。
楊生曰:我看 恩師今夜好像喝醉了?
濟佛曰:的確喝了幾杯,因為看破了世情,人心太可怕,世人難度,讓我心碎,所以只有藉酒解愁,我看你乾脆也喝些酒,讓它一醉到九泉吧!
楊生曰:我不會喝酒, 恩師太會開玩笑了。
濟佛曰:好了,時刻有限,我化一朵蓮花,你與我乘蓮花吧!
楊生曰:恩師您佛法真是無邊,口唸真言,一朵白蓮馬上浮出,我腳不淨,不敢上蓮臺。
濟佛曰:心如乾淨的話,沒有什麼關係。俗語云:「蓮花出於污泥而不染」啊!
楊生曰:既然如此,我就冒然一試,我已坐穩,要向何方而去?
濟佛曰:你閉上雙眼,我作導遊就是。
楊生曰:遵命!……
濟佛曰:你可以開眼了。
楊生曰:這是何處?為何前面一座高山,山上石壁又有「心頭山」三字,金輝射目!
濟佛曰:此山名「心頭山」,往山上而去即是「天堂門」,你看山邊有一崖洞,漆不見底,此就是「地獄洞」。人心若是光明正大,死後往山上而去;如是暗作胡為者,死後魂走到此處,看見「心頭山」三字,兩眼難開,一時不覺,就
墜落深坑地獄內,所以古聖曰:「心可做天堂,心可做地獄。」全憑一念之差而分別。
楊生曰:原來如此,天堂地獄隨人行,仙亦由人做,鬼亦由人做。
濟佛曰:今夜時刻有限,暫時遊至此,準備回程,快上蓮臺。
楊生曰:遵命!
濟佛曰:快閉上兩眼,否則凡眼難敵陰風吹襲。
楊生曰:是!是!風力太大,我受不了……。
濟佛曰:聖賢堂已到,楊生下蓮臺,魂魄投體。



  ( 抄訳 簡単な内容紹介 )



濟佛曰:楊生さん! 今夜から我々二人は地獄を一回り旅します。 どんな感じですか?

楊生曰:まずは天の恩恵慈悲にひれ伏して感謝します。私に地獄を巡る機会を与えて下さり、内心には言う事ができない程の喜びがあります。

濟佛曰:而南天の直轄する聖賢堂に於いては諸生が修道と善行に勤め世の迷いを広く救い、大量の善書経典を発行して、世の人々に閲読する機会を提供し、道気は宇宙を満たしております。  そこで玉帝は特別に「天堂遊記」の一書を著作する事を命じ地獄の実態を全て暴き尽くし、その巡る所は他の人が未だ嘗て行った事がないものであります。

 参観した後は世の中をよくよく教化しなさい。

 以前楊生がフーチの自動筆記に励んでいた際、老僧(済佛)は降臨して教え導いた事があります。それから師弟の縁を結びました。 今日は天が我々を冥界を巡って著作するように取り計らいました。 それは正に私の様に純真で少し気がふれたような徳性こそが最も世の人人に警告を発し教化でき、善に向かう気持ちをおこさせるという事を好んだのです。

 さあ!出発しましょう!


楊生曰:恩師の教化に感謝します! 私は嘗て地獄を巡るには神駒や蓮華に乗るという話を聞いたことがあります。  なぜ私に歩かせようとするのですか?

濟佛曰:楊生さん、あなたは天真過ぎますよ! 地獄の道はそれ程通りやすくはありません。
 雲や霧の上に舞い上がりたいのですか? 現在は社会の科学が発達しており、門を出れば車が足の代わりとなります。 あなたも乗りたいですか? 事実地獄には門がありません。 人人は自ら来てしまうのです。

 夢を見てはなりません。 曲がりくねった道路を行き尽くしてからやっと天国へと昇れるのです。

楊生曰:恩師は今夜は酔っているみたいですね?

濟佛曰:何杯か飲んできた。世の人情を見破り、人の心はあまりに恐ろしく救いがたく、私の心を砕くので、お酒を飲んで憂いを晴らしているのです。   君も少し飲んでみないか?

 酔えば九泉へと向かえるよ!

楊生曰:私はお酒を飲めません。恩師は冗談が上手ですね。

濟佛曰:よし。時間にも限りがある。 私が蓮華をもたらし一緒に乗ろうか!

楊生曰:恩師の法力は本当に無辺ですね。 口で真言を念じると白い蓮華が浮き出してきました。  私は足が汚れているので、蓮台には上がれません。

濟佛曰:心が清ければ関係ないですよ。 俗に「 蓮華は泥の中に出でても泥に染まらず」というではありませんか!

楊生曰:それでしたらやってみましょう。 座りました。 どこへと向かうのでしょうか?

濟佛曰:両目を閉じて下さい。私がガイドをします。

楊生曰:かしこまりました!

濟佛曰:眼を開けてください。

楊生曰:ここはどこですか?  何故前には高い山があって石壁の上には「心頭山」の三文字が書いてあって黄金に輝き眼を射るのですか?

濟佛曰:この山の名は「心頭山」といい、山の上に行くと「天堂門」です。 山の脇に洞窟があるのが見えるでしょう。 黒い漆みたいに暗くて底が見えません。 これこそが「地獄洞」です。 人の心が公明正大なら、死後には山の上へと向かいます。 裏でいかさまをしていた人は死後に魂はここへと向かい「心頭山」の三文字を見ると両目は開けている事ができずに、一瞬気を失うと深い深い地獄に墜落しているのです。


 それ故、古の聖賢は「心は天堂にする事もできる。地獄にもする事もできる。」と言ったのです。 全ては一念の差によって分けられるのです。

楊生曰:そうだったのですか。天堂も地獄も人によるのです。仙人も人による。鬼神も人によるのでしたか。

濟佛曰:今夜はもう時間です。ここまでにして戻る準備をしましょう。 蓮台に乗って下さい。

楊生曰:かしこまりました!

濟佛曰:両目を閉じて下さい。さもなければ、俗の眼は冥界の風に耐えられないでしょう。

楊生曰:はいはい! 風はとても強くて耐えられません。

濟佛曰:聖賢堂につきました。蓮台を降りて魂は肉体に戻りなさい。







第二回 遊清心池赴陰陽界         清心池を訪問し陰陽界へと赴く




濟公活佛 降_________丙辰年八月十九日
詩曰:先天一粒寶光珠。墜落紅塵泥污塗。
看破凡軀成佛體。頓開法眼照真吾。
濟佛曰:楊生準備遊冥。
楊生曰:恩師啊!我今日到彰化,現在剛回來,精神疲
勞,真想睡覺,我看改天再遊吧!
濟佛曰:你太懶散了,修道人受一點風霜就畏苦,還能
成什麼大器!
楊生曰:真太對不起 恩師抖擻精神隨師去吧!
濟佛曰:快上蓮臺,雙眼勿開,…好了,開眼下蓮臺。
楊生曰:恩師!今天為何帶我到此地,前面一個大池,
池水清無波,呈現天藍色,水中又浮出三字
曰:「清心池」。
濟佛曰:你前日遊冥,因凡胎俗眼,所以能見到之物很
少,我今天帶你到此地,就是要你下池洗去塵
埃,自然「凡眼」成為「法眼」,方能洞鑒幽
冥。
楊生曰:看這池水清冷萬分,現時又屆秋天,我怕著涼
感冒,不敢下去。
濟佛曰:想遊冥又怕冷,推你一把,讓你下去吧!
楊生曰:救命啊!我不會游泳, 恩師您害死人啊!噯
噯噯噯……。
濟佛曰:讓你浸泡幾分鐘,清醒清醒。
守池將軍曰:拜見 濟公活佛,失迎!失迎!剛才您將
一凡人推下池內,不知 濟佛用意如何在?
濟佛曰:將軍您不知,現時世人都是醉生夢死,塵埃滿
身,喪失原來靈明本性,我今日將此凡人推落
池內,就是要將一粒「牟尼寶珠」之泥土洗去
,使其重現光輝。
將軍曰:好了!我得趕緊將他撈起,否則過久恐怕失救

濟佛曰:快快!不然沉到池底就麻煩了。
將軍曰:撈起來了!但他已停止喘息,不知 濟佛如何
解救?
濟佛曰:小事!污泥洗淨,自然可以去死回生,我用蒲
扇一扇,馬上復活,看我施法。……
將軍曰:已經睜開兩眼。
楊生曰:恩師!您為何將我推落池內?
濟佛曰:世人都是被動成性,太客氣了,你理由還一大
堆,我可沒有這份情,不得不這樣。
楊生曰:感謝 恩師之教訓,現時我感覺渾身清涼爽快
,那位打扮武將是何人?
濟佛曰:是守池將軍,負責守池,非奉命之人不能下池
沐浴,此池乃是仙池,除三界仙真可作沐浴,
其他之人均不能來此,你今日有福了。
將軍曰:濟佛!今天帶這個凡人來此有何貴事?
濟佛曰:因陽間臺中聖賢堂奉旨著作「地獄遊記」一書
,由我帶領楊善生遊冥,而凡人俗氣未盡,難
以洞察幽冥,故帶他來此清心洗眼,以利遊冥

將軍曰:失敬!失敬!原來如此。
濟佛曰:時刻不早,我們師徒趕快遊冥,將軍再見!楊
生快上蓮臺。
楊生曰:恩師!現刻我們要往何處?
濟佛曰:不必問,到時就知,快閉上兩眼………可以開
眼了,下蓮臺。
楊生曰:這條路為什麼不是柏油路,風沙滿天,行來顛
簸。
濟佛曰:這就是人鬼關頭。
楊生曰:喔!那邊來了許多人,都是哭哭啼啼!
濟佛曰:那是世間人死後之靈魂,剛到陰間。
楊生曰:前面有一牌樓,上有「陰陽界」三字。這是什
麼地方?
濟佛曰:這是陰陽界。
楊生曰:前面兩排高樓,我們前去參觀吧。
濟佛曰:可以,快走。
楊生曰:這些樓門都寫上「交簿廳」,分第一課、第二
課,大約有十餘間。
濟佛曰:我們前去拜訪。
交簿官曰:歡迎 濟佛及臺中聖賢堂正鸞楊善生駕臨本
廳,在八月十五日,就接到 玉帝諭旨,獲悉
貴堂為著作「地獄遊記」一書,將到地府觀察
詳情。
濟佛曰:因時刻已到,改日再來拜訪。
交簿官曰:可也,送駕。
濟佛曰:楊生!我們準備回堂,出廳快上蓮臺,雙眼緊
閉。
楊生曰:遵命!……
濟佛曰:聖賢堂已到,楊生下蓮臺,魂魄投體。




  ( 抄訳 簡単な内容紹介 )






濟佛曰:楊生さん。 冥界を巡る準備をして下さい。

楊生曰:恩師よ! 私は今日彰化に行って戻ってきたばかりで精神は疲労し本当に寝たい程です。別の日にして頂けませんか?

濟佛曰:あなたはだらしがないですね。修道者たる者がすこし風霜を受けただけで畏れ苦しむなんて。 それで大きな器となれるのですか?

楊生曰:本当に申し訳ございません。 精神を振り起こしてついていきましょう!

濟佛曰:蓮台に乗りなさい。両目は開けてはなりません。よし、眼を開けて蓮台を降りて下さい。

楊生曰:恩師よ!今日は私を何処へ連れて行って下さるのですか? 前には大きな池があり、池の水は澄み切り波はなく天蘭色をしています。 水中に「清心池」という三文字が浮き出ています。

濟佛曰:あなたは前日冥界を巡った時、俗眼だったので見えた物はとても少なかったのです。今日は私がかの地に連れて行く際、あなたに池におりて塵を洗い流してもらいます。

 そうすれば自然に「凡眼」が「法眼」となり冥界を見る眼となれるのです。 

楊生曰:あの池はとても冷たそうです。もう秋に近いので体が冷えて風邪をひいてしまう事を畏れて下には行きたくありません。

濟佛曰:冥界を巡りたいというのに、寒さを畏れるのですか! あなたを押して下へと向かわせましょう!

楊生曰:お助け下さい! 私は泳げません。 恩師は人を溺死させようとするのですか! 

 ああ!

濟佛曰:数分間漬けて目覚めさせるだけです。

守池將軍曰:済公活佛さんでしたか、失礼しました! さっきあなたは凡人を池の中に落とし入れましたが、何をなされようとしていたのですか?

濟佛曰:将軍さん。分からないのですか? 現在世の人人は皆酔う如く生き、夢の如く死んでいきます。 全身埃だらけで元来の霊性を喪失しております。   今日私が凡人を池の中に落とし入れたのは一粒の「牟尼寶珠」の泥で凡人を洗い霊性を再び輝かせようとしたのです。

將軍曰:そうでしたか! 凡人を拾い起こさねば、その内に救えなくなってしまいます。

濟佛曰:早くして下さい! 池の底に沈んでしまったら面倒ですからね。

將軍曰:拾い起こしてきました! もう息をしていません。 どうやって救いましょうか?

濟佛曰:簡単ですよ! 泥で浄化されて自然に死から蘇ります。 団扇で扇げばすぐに蘇ります。 見てなさい!

將軍曰:両目を開きました。

楊生曰:恩師よ! 何故私を池の中に落としたのですか?

濟佛曰:世の人人は皆受動的になり過ぎて、余りに遠慮気味になっています。あなたにはまだ言いたい事が沢山あるでしょうが、私にはそのような無駄な遠慮は無いので、あんな風になってしまったのです。

楊生曰:恩師の教訓に感謝します。今は全身清浄で爽快な感じがします。  あの武将の姿をした人は誰ですか?

濟佛曰:守池將軍です。 池を守る事を任務としています。命を受けてない人は池に下りて沐浴する事はできません。 この池は仙なる池であり、三界の仙真だけが沐浴できて他の人は皆ここには来れないのです。  あなたは今日幸運でした。

將軍曰: 済佛さま! 今日はその凡人を連れて来て何の御用がおありなのですか?

濟佛曰:現世の台中聖賢堂が「地獄遊記」の一書の著作をする命を受けましたので私が楊善生を連れて冥界を巡っているのです。 ですが凡人は俗気がまだ尽きず冥界の情景がよく見えないので、ここに連れて来て心を清め、眼を洗わせて冥界を巡る一助としたのです。

將軍曰:それはそれは失礼いたしました。 そういう事だったのですか。

濟佛曰:時間は早くありません。我々師弟は速やかに冥界を巡らなければなりません。将軍さま、さようなら!  楊生さん、蓮台に乗って下さい。

楊生曰:恩師よ! 我々は今どこへと向かっているのですか?

濟佛曰:尋ねる必要もありません。着けば分かります。 両目をすぐ閉じて下さい。・・・・・ 開けていいです。  蓮台を降りてください。

楊生曰:この道はどうして柏油路(舗装された道の事か?)では無く、砂風が天に満ちガタゴトするのですか?

濟佛曰:これは人鬼關頭です。

楊生曰:オオ! そこには沢山の人々が来ていて皆サメザメ泣いています!

濟佛曰:あれは世間の人が死んだ後の霊魂で、まだ陰界に来たばかりです。

楊生曰:前には楼閣があり上には「陰陽界」の三文字が書かれてあります。これはどんな場所なのでしょうか?

濟佛曰:ここは陰陽界です。

楊生曰:前には二つの高い楼閣があります、前に行って参観しましょう。

濟佛曰:よろしい。速く行きましょう。

楊生曰:これらの楼門には皆「交簿亭」と書かれてあり、第一課、第二課に分かれ十間余りの距離があります。

濟佛曰:前に行って訪問しましょう。

交簿官曰:いらっしゃい。済佛さんと台中聖賢堂の聖筆であられる楊善生さんがこの亭にいらっしゃいました。  8月15日に玉帝の諭旨を承り、聖賢堂が「地獄遊記」の一書を著作する為に地府に来て詳細を観察しに来るという事を知っていました。

濟佛曰:時刻は来たので、改めて再訪しに来ましょう。

交簿官曰:よろしい。 見送ります。














第三回 遊陰陽界參觀交簿廳       陰陽界を訪問し交簿亭を参観する




濟公活佛 降_________丙辰年八月廿三日
詩曰:佛海無波絕點塵。仙山有路問心鄰。
金烏玉兔如梭轉。六道紛紛感慨呻。
濟佛曰:楊生!準備遊冥。
楊生曰:遵命!我已上蓮臺,眼睛也閉了。
濟佛曰:起程。……好了,下蓮臺吧!
楊生曰:這條路為何人群囂囂?都是凡間之人,他們為
什麼到這裡來?
濟佛曰:此地是「陰陽界」,這些人都是亡魂,正到陰
司報到。不要多問了,我帶你到交簿廳,參見
交簿官,有何疑問,你盡量發問無妨。
交簿官曰:歡迎 濟佛及楊善生駕到,請入廳,前日失
儀招待,請恕,請坐。前日因時刻有限,所
以無法將本廳職責報告,不知楊善生有何疑問?
楊生曰:請問「陰陽界」是什麼地方?
交簿官曰:「陰陽界」乃在陽間及陰間之中間,但比較
接近陰間,陽人一死,必經由此地,向本廳報
到,將陽間戶籍遷移到此,登記妥善後,有善
者,由福神引進,到地府參觀;若無善之
人,由白無常押進鬼門關,交由第一殿發落

楊生曰:世人到底有幾處戶籍?
交簿官曰:人有三個籍冊,「原籍」在天堂,為原靈孕
育之總源,可謂為本籍。「寄籍」記載於凡間
。「分籍」則在地府。所以人死,在生若無功
者,謂之「歸陰」,並不是「歸天」。地獄
即如凡間監獄,犯罪者之懲罰所,並非世人原
來故居,所以在世應修道,以期返回天堂古家
鄉。
楊生曰:陽人死後,常見子孫在其腳邊焚化紙錢,俗稱
「燒腳尾紙」,點油燈而稱「點腳尾燈」,不
知用意何在?
交簿官曰:陽人魂魄脫離肉體,一時如夢如幻,茫茫渺
渺,難以自主,雖有陰差引路,但陽世家屬恐
祖先冥路暗淡,為求得先人去路順利,故焚化
紙錢擬作路費,點燃油燈擬照明冥路,可謂孝
心可嘉,設想週到!但冥路不必買通,自然可
過;在生之時如心地暗,僅憑幾盞油燈也是
無濟於事的。
楊生曰:現時陽間科學發達,生活水準提高,有的祖先
去世,後代子孫就用紙糊成高樓大廈,或製造
彩色電視機、電扇、轎車、沙發、彈簧床等高
級設備,給其祖先使用,這些東西不知是否有
帶到陰間使用?
交簿官曰:世人愚痴至甚,想法太天真了,在生既無駕
駛執照,來到陰間,這種羊腸小道,走路已發
生問題,若駕車一定發生車禍,而且陰間也沒
有加油站,所以轎車這裡不適用。至於電扇、
彈簧床等物,最好在陽間去使用,陰府早已準
備有地板床迎接罪魂入獄,若能求平安已是難
得,別想貪求享受!在生花天酒地,無惡不作
,一到陰府,打入獄內受刑,那有這般逍遙,
世人實在太夢想了。
楊生曰:恩師啊!您前日帶我遊冥,第一次見到「心頭山」,為何現在又是「陰陽界」,使我感到迷糊了?
濟佛曰:你隨我去,我指明給你了解。交簿官!我們師徒告辭了。
交簿官曰:如有失禮之處,請多包涵。
濟佛曰:不必客氣!
楊生曰:多謝 交簿官指點迷津,我們告辭了 恩師啊
!您剛才說要告訴我關於「心頭山」與「陰陽
界」之事,快說吧!
濟佛曰:前日帶你所到就是此地。
楊生曰:喔!「心頭山」三字明明在眼前,「陰陽界」
之景色忽然不見!
濟佛曰:心頭山就是陰陽界,因世人若是在生無惡不作,一旦壽終,被無常押到此地,因元神污穢不
淨,見山頂之強光,兩眼難開,失足便墜落「
心頭山」岸下之「無底洞」,「無底洞」直透
陰府「陰陽界」。若是有大之修道人,因功
果圓滿,靈魂行到此地,山上馬上現出一條光
輝燦爛之通天大道,金童玉女迎接升天;若是
善中、小等者,由旁邊現出一條二丈之路
,由福神引進「陰陽界」報到,然後入地府,
交冥王審查在生功過,引入「聚善所」,或
由有緣仙佛度回各天再修煉。今日時刻不早,我們準備回堂
楊生曰:遵命!已坐穩蓮臺,……
濟佛曰:聖賢堂已到,楊生下蓮臺,魂魄投體。





  ( 抄訳 簡単な内容紹介 )

 楊生が陰陽界がどんな所で交簿亭は何をしている所なのか尋ねる。 悪人がここに来ると心頭山の無底洞へと堕ちる。   善人と有徳者は霊魂がここに来ると功果が成就し、光り輝く道が現れ天界へと続く広い道が現れて金童玉女が迎えに来て天界へと導かれます。   
 



第四回 過鬼門關萬法宗門聽法         鬼門關萬法宗門を過ぎ法を拝聴する


濟公活佛 降_________丙辰年八月廿六日
詩曰:一片仙心度有情。蒲團未坐下蓬瀛。
秋風不覺單衣冷。炎熱慈懷為眾生。
濟佛曰:今天準備遊冥,楊生快上蓮臺。
楊生曰:遵命!已坐穩了,起程吧!……
濟佛曰:已經到了,快下蓮臺。
楊生曰:前面有一城門,上寫「鬼門關」三字,原來「鬼門關」就是在此,但為何城門不開,只聞城內人群囂聲響動。
濟佛曰:鬼門本來就不開,都是世人自己闖進來,我用蒲扇一扇,自然開之。
楊生曰:真是利害, 恩師您輕搖拂扇,馬上鬼門大開。但是人死沒有拂扇,如何進入鬼門關?
濟佛曰:人死為鬼,陽間之路已盡,來到此地,鬼門自然開通。陽關閉、鬼關開,乃是陰陽造化之妙。快走,我帶你至一處參觀,不要管其它事

楊生曰:遵命!但是鬼門關內,人群那麼多,好像菜市場一般,不知他們要往何處去?
濟佛曰:這些鬼魂是赴十殿受審,陰差各盡其職帶路,我們今天不參觀這些,快隨我而行。
楊生曰:是是!這條道路凹凸崎嶇,要往何處?
濟佛曰:你再行二里路就知一切。
楊生曰:走在我們前面那一位,為何被陰差帶著往前而去?
濟佛曰:此人生前乃是鸞門之修道士,因在生真理不悟,毀謗他教,所以死到陰司必要受罪。
楊生曰:前面有一牌樓,上書「萬教歸宗」,這是什麼地方?
濟佛曰:就是此地也,因現時千門萬教齊發,教徒不明真理,互相攻擊,失去修道意義,犯了口業,
死後就要到「萬教歸宗」法門內再修煉,前面
來了教師,楊生快向前參拜!
楊生曰:參叩諸位 師尊。
宗主曰:歡迎 濟公活佛及聖賢堂聖筆楊善生駕到,本處早已奉命迎接你們,起來,免禮。
濟佛曰:今日我帶楊生到此,請宗主帶其參觀並為解說!
宗主曰:不要客氣,隨我入廳內,請二位就坐。
楊生曰:「萬教歸宗」真有意義,但我不知其詳,望
宗主說明。
宗主曰:世界現在有五大教門,即是「儒、道、釋、耶、回」,謂之名門正教,但五教淵源於「道」
,上古本無所謂「教」之名稱,乃因後來天降
聖哲,分佈各國,而代天立言,教人法天行道
,冀人類歸宗本來。無奈各教因教主歸天,門
徒參差,各分歧途,成對抗局面,不悟百川匯
於一海,千門原同一家,而相爭不容,別立門
戶,自稱己教高超,他教低級;因此死後靈魂
未能脫出氣數,盡墮於此, 玉帝因不忍蒼生
墮落,所以在此開設萬教歸宗法門,教導頑迷
修士,覺悟真理後再超昇。
濟佛曰:宗主!您言之有理,但楊生尚莫明其妙,不如帶他去現場參觀,所謂百聞不如一見。
宗主曰:好的!隨我去吧!
楊生曰:此房有數頃地之,裡面如教室,坐滿了數萬人,各國人士皆有,好像準備上課。
宗主曰:是的,正準備上課。你們二位隨我到前面貴賓席旁聽。
楊生曰:場面之大,真是凡間少見,前面板上有「萬教歸宗」四字,一位光頭教師登臺,好像比丘
打扮,全體起立,行禮後便坐下。
教師曰:今日有凡間臺中聖賢堂楊善生到此參會,各位鼓掌歡迎。
楊生曰:恩師啊!這些各種族人士,為何聽得懂中國話?
濟佛曰:世界之大,雖人種不一,但其信仰不外精神寄托,而且「人同此心」,死後本性靈通,並不
因種族而分別此「心」,如天雷一響,各國人
士都知將要下雨一樣,今聞教師之聲,則知其
意,正如「佛以一音演說法,眾生隨類各得解
」。不要多問,聽教師講道。
教師曰:人雖萬類,性同一理,生時殊途,死則同歸,
世界雖人種色彩有異,然飢而知食,夜而知眠
,天覆地載,日月普照,法雨甘霖,無不共受
其恩,可謂同具一心,然卻是因信仰宗教不同
而互相排斥攻訐,言自己可上天堂,他教只能
下地獄,將本來圓通自如之天堂,築起空中閣
樓,禁錮自己於其中。猶如進入吊於天空之鳥
籠,自覺無比高尚,沾沾自喜,得意鳴叫,這
是天堂之「地獄」,天上罪人,悉是待救之羔
羊,不是得救之人。你們在世皆言上天堂,可
是今日卻墮下地獄,各位現在到陰府的是肉體
嗎?肉體有白黃種,穿衣有紅黃緣花,唯這
原來之心不可著色,若起排斥之意,缺少同修
之心,而博愛、慈悲從何言起?日月曾照古今
善惡之人,無生分別對待之心,故日月常明,
萬古流芳。諸位應覺照自性,勿起憎怨,現值
普化時期,萬教歸宗,歸宗即歸心,結合眾人
之心,以仁愛相待,發揮互惠互助,各教應大
開門戶,隨緣度人,雖然教主不同,但他們之
「心願」「目標」一致,期全人類齊歸善道,
將娑婆世界變成蓮花樂國,教主所救的是人之
心性與靈魂,人的肉體他救不了。因此發現內
心之實相,才能解脫自在,也唯有如此,才能
完成大同世界,則人人可以成仙佛,可以為聖
真;如背此道,則再墮輪迴……。
濟佛曰:時刻已到,向 宗主辭駕,有緣再來。楊生快快作禮而退。
楊生曰:宗主,真抱歉!因時刻不早,要趕回聖賢堂,中途離席,有虧禮儀,請赦。
宗主曰:那裡!我們送駕。
濟佛曰:楊生速上蓮臺。今天聞法有何感想?
楊生曰:那位教師講得很有道理,現在各教針鋒相對,
自己賣瓜說瓜甜,如果世人能說大家來吃吃看
,如人飲水,冷暖自知,由心裡的感受才是真
實,好壞由顧客評定,我覺得這樣比較客觀!
濟佛曰:世人固執不通,那是難以上天堂的。仙佛聖真
,都是代天立言,天道至公,如你下世投胎到
外國的話,你信的大概就是當地宗教,我會因
此而不度你嗎?如這樣我即不配稱「佛」,所
走的只是「小道為私」,希世人拿出「公心」
,拋去「私念」,否則,你的天堂只有五尺
,不能容納天下眾生的!好了,聖賢堂已到,
楊生下蓮臺,魂魄投體。



  ( 抄訳 簡単な内容紹介 )


濟公活佛 降_________丙辰年八月廿六日
詩曰:一片仙心度有情。蒲團未坐下蓬瀛。
秋風不覺單衣冷。炎熱慈懷為眾生。


濟佛曰: 今日は冥界を巡る準備をしましょう。  楊生さん、すぐに蓮台に乗って下さい。

楊生曰: かしこまりました! 座りました。 出発しましょう! ・・・・・

濟佛曰: 着きました。  蓮台を降りてください。

楊生曰: 前面には一つの城門があり、上には「 鬼門關 」の三文字が書かれてあります。
「 鬼門關 」とは元々ここであるのに何故城門は開いておらず、城内で人の群れが騒がしくしているのが聞こえてくるだけなのでしょう。

濟佛曰: 鬼門とは本来開いていないものなのです。  皆、世の人が自ら進み入ってしまうものなのです。 私が団扇で扇げば自然に開きます。

楊生曰: 真に凄いですね。 恩師が団扇を軽く扇いだだけで、すぐに鬼門は大きく開きました。 ですが、人は死んでも団扇を扇いでいません。 どのようにして鬼門關に進み入っているのですか?

濟佛曰: 人が死に鬼となると、陽間の道は尽きます。 この地に来ると鬼門は自然に開通します。
 陽関が閉じると、鬼関が開きます。 これは陰陽の造化の妙なのであります。
 早く行きましょう。  私は一ケ所を参観させます。  他の雑事には構っていられません!
 
楊生曰: かしこまりました! 鬼門關の中には人々が沢山居て市場のようです。  どこへと向かっているのでしょうか?

濟佛曰: これらの鬼魂は十殿へと赴き審判を受けます。    陰界の使いは各々道を導く職務に尽くしています。 我々は今日はこれらを参観しません。 私についてきなさい。

楊生曰: はいはい!   この道は凸凹しています。  どこへと向かっているのでしょう?

濟佛曰: 二里の道を更に行けば一切が分かるでしょう。

楊生曰: 前面を歩いている人は何故陰差帯を付けて前へあるいているのですか?

濟佛曰: この人は生前は鸞門の修道士でした。 生きている内に真理を悟らず他の宗派を誹謗した為に死んだ後、陰司に赴いて罪を受けなけなくなったのです。
 
楊生曰: 前面には一つの楼があり、上には「 萬教歸宗 」と書かれています。 ここはどこなのでしょう?

濟佛曰: つまりはこの地なのです。  
 現在宗教が千万も現れ、信者達は真理を明らかにできずにお互いに攻撃しあい、修道の意義を失い口の業を犯し、死後には「 萬教歸宗 」に来て法門の中で再び修練しなければならないのです。 前面に教師が来ました。
 楊生さん、前に行って参拝してきなさい!

楊生曰: 師尊の皆様、伏して参拝致します。

宗主曰: 濟公活佛及び聖賢堂の聖筆、楊善生さんの御来臨を歓迎します。
 本処では既にあなた方を迎える命を奉じております。  お立ちなさい。 かしこまらずに。

濟佛曰: 今日は私が楊生をここに連れてきました。 
 宗主さま。 楊生を参観させて御説明して下さるようにお願い申し上げます!

宗主曰: 遠慮は要りません。  我について廳の中にお入りください。  お二方、座って下さい。

楊生曰:「 萬教歸宗 」とは本当に意義があります。   ですが、私はその詳細を知りません。 
 宗主さま、御説明して下さるように望みます。

宗主曰:現在、世界には五大宗教があります。
 「儒教、道教、仏教、キリスト教、イスラム教」これ曰く名門正教。
 ですが、これらの宗教は全て「道」を源としているのです。 元々、「教」という名は無かったのですが、後に天から聖哲が各国に分布し天に代わり言動の法を教え人々を元に戻そうとしたのです。

 ですが、教主がこの世を去り、門徒はバラバラになり対立するようになり、あらゆる河が一つの海へと注ぎ、千もの門は一つの家であるという事を忘れ、お互い相容れず争い別に門戸を建て、他の宗派より優れていて他の宗派を低級だとみなすようになってきたのです。
 それゆえ、死後には霊魂は成仏できずにここに陥る事となったのです。
 玉帝は衆生が堕落する事を忍ぶ事ができず、ここにおいて萬教歸宗法門を開設し頑迷な修道士を教え導き、真理を悟らせて再び向上させようとしたのです。

濟佛曰: 宗主さま!  あなたのお言葉には理があります。
 ですが、楊生はまだチンプンカンプンです。 
 楊生を現場に連れて行って参観させた方がよいのではありませんか? いわゆる百聞は一見に如かずという事で。

宗主曰: よろしい! 我に着いて来なさい!

楊生曰: この部屋は数ヘクタールの広さで、中は教室の様で数万人が座って満席であります。
 各国の人士が皆います。  授業に出席する準備をしている様です。

宗主曰: そうです。 まさしく授業の準備をしているのです。  あなた方、お二方は我について前面に行って貴賓席に着いて傍聴して下さい。

楊生曰: 場面の大きさは陽界では殆ど見かけない程です。
 前面の黒板の上には「 萬教歸宗 」の四文字が書かれてあり、一人の坊主頭の教師が台に登り比丘の服装のようです。
 全体は起立し、礼をした後座ります。
  
教師曰: 本日は凡間の臺中聖賢堂の楊善生さんがここに参加にお見えになりました。 皆さん、拍手でお迎えください。

楊生曰: 恩師よ! これらの各種族の人士達は何故中国語を聞いて理解できるのですか?

濟佛曰: 世界は大きく人種は違っても、その信仰とは精神の寄託に他なりません。
 しかも「 人の心は同じこの心 」であり、死後には本性の霊通には種族の違いによるこの「 心 」には分別は無いのであります。 
 天の雷が響けば、各国の人士は皆もうすぐ雨が降ると分かるのと同じように、今聞こえている教師の声はその意味は分かるのです。
 まさに「 佛は一音を以って法を演説し、衆生は類に随って皆理解できる。 」のであります。 多くを尋ねなさるな。  教師の講道を聞きなさい。

教師曰: 人類には万の種類がありますが、性は一つの理で同じであります。
 生まれる時はバラバラでありますが、死ねば同じ帰結があります。
 世界の人種は色彩は異なりますが、飢えれば食べ夜になれば眠り、天が覆い地が載せ太陽と月は普く照らし、法は雨の如く降り注ぎその恩を共に受けない者はありません。

 それなのに信仰宗教の違いによりお互いに排斥攻撃し、自分は天堂に昇れて他の教えでは地獄に堕ちるだけだと言う。
 本来は円通自在の天堂を、空中の楼閣として築き上げ、自分をその中に監禁してしまう。
 あたかも天空に吊るされた鳥籠の中に進み入り、自分の事を比べるもののない程高尚だと覚え、自惚れて得意になっているが如し。 これは天堂の「 地獄 」であります。

 天上の罪人であり、救いを得た人ではなく救われるのを待っている羊であると知るべきであります。
 そなた達は世に於いて皆天堂へ昇れると言っていましたが、今は地獄へと陥ってしまいました。
 皆さんは現在陰府に着いたのは肉体ですか? 肉体には黒白黄などの種類があり、衣服には紅黃緣花がありますが、本来の心には色を着ける事はできません。

 排斥の意が起きれば一緒に修道するという心も欠け、博愛・慈悲などどこから言い始める事ができましょうか?
 太陽と月はずっと古今の善悪の人々を照らし、分別して対応する心を持ちません。 故に太陽と月は常に明るく万古に亘って語り継がれているのであります。

 皆さんは自分の本性を注意深く自覚し、憎しみや怨念などを起こさないようにしなければなりません。
 現在は普く教化する時期であり、萬教は源へと戻らねばなりません。
 源へと戻るという事は即ち、心へと戻るという事であります。
 衆生の心を結合させ仁愛を持って向き合い、お互いに恩恵と援助を発揮し各教は門戸を広く開き、縁に随って人を救い教主は違っても彼らの「心願」と「目標」は一致するのです。
 
 全人類が揃って善道に帰り、娑婆の世界を蓮華の楽国と変える事を願います。 教主が救うのは人の心性と霊魂であり、肉体は救う事はできません。 それによって内心の実相が発現し、解脱自在となる事ができるのです。

 又、そうする事によってのみ大同世界( 一つの世界 )が完成するのです。 即ち、人々は仙佛となる事ができ聖真となる事ができるのです。
 この道に背けば、再び輪廻に落ち込んでしまいます・・・・・。

濟佛曰: 時刻もきました。 宗主さまにおいとま申し上げます。 
 御縁があれば再びやって参ります。 
 楊生さん、はやく挨拶して戻りましょう。

楊生曰: 宗主さま、真に申し訳御座いません!  時刻も遅いので聖賢堂にすぐに戻らねばなりません。   途中で席を離れる失礼をどうか御許し下さい。

宗主曰: いえいえ!  我々は見送ります。

濟佛曰: 楊生さん、蓮台にはやく乗りなさい。  今日は法を拝聴してどんな感想を持ちましたか?

楊生曰: あの教師の御講義にはとても道理があります。  現在では各宗教は刺々しく向き合い、自分が売る瓜は甘い瓜だと言っています。
 もし世の人が皆行って食べてみなさいと言う事ができ、飲水や冷暖も自分で分かり心の中の感じこそが真実であり、良い悪いも顧客が判定すれば私も客観的になれると思います!


濟佛曰: 世の人々は固執して融通が利かず、それでは天堂に昇る事は難しい。 

 仙佛聖真は皆天に代わって言を立てており、天道は至って公正であります。
 あなたがもし次に生まれ出る時に他の国に生まれたとしたら、あなたは大体その土地の宗教を信じるでしょう。
 私はその事によってあなたを救わないでしょうか?
 そのようならば私は「 佛 」と呼ばれるに値しません。

 行く所は「 自分の為だけの小道 」でしかありません。
 世の人には「 公の心 」を取り出し、「 私念 」を投げ捨てるように望みます。
 さもなければ、あなたの天堂は五尺の広さしかなく、天下の衆生を納める事はできません!
 聖賢堂に着きました。 楊生さん、蓮台を降りて肉体へと戻りなさい。


第五回 遊第一殿與秦廣王敘談        第一殿を訪問し秦廣王と談話する

濟公活佛 降_________丙辰年八月廿九日
詩曰:六慾七情誤一生。縱題金榜亦浮名。
桃源最好修身地。隱士逍遙步玉京。
濟佛曰:今天準備遊冥,楊生你心神為何不靜?
楊生曰:俗事纏身,一心數用,所以精神散亂。
濟佛曰:遊冥非兒戲,心若不靜,人靈難入陰府,但今
天若不能遊冥,必耽誤著書時間,我賜你一粒
「定心丸」,快服下,準備起程。
楊生曰:感謝 恩師,我已服下,感覺精神為之一振,
煩心盡消。
濟佛曰:速上蓮臺,起程吧!……已到了。
楊生曰:這是什麼地方,前面有一大殿,人影幢幢,有
些看不太清楚。
濟佛曰:前面就是「冥府第一殿」,我們快前去參見
冥王。
秦廣王曰:迎接 濟公活佛及臺中聖賢堂聖筆楊善生駕
到。
楊生曰:參見 秦廣王,今天我隨濟佛到貴殿打擾,
得罪之處,請恕。
冥王曰:勿客氣,隨我入殿。請在會客室稍坐。命將軍
速奉仙茶。
將軍曰:遵命。
冥王曰:濟佛、楊善生請用茶。
濟佛曰:楊生何必躊躇?快喝沒有關係。
楊生曰:我不敢喝,聽人說,若是凡人到地府,飲用食
物,即不能回陽,所以還是您們用就可以了。
冥王曰:楊善生你言差了,世俗所傳陽人不可食陰物,
此乃對一般人而言。陰陽各有主,當然不可混
亂紊綱。但你是奉旨而來,屬貴賓身份,且有
濟佛引導,怎會不能回陽呢?
濟佛曰:楊生你放心吧! 玉旨在身,那個小鬼敢得罪
攔路,誰若冒瀆 玉旨,一律嚴罰不赦,別怕
,快喝。
冥王曰:世人都是貪生切死,但如楊善生怕死不敢喝茶
,還情有可原。有一般世人,明知為非作歹,
只有死路一條,仍不回頭,勇往直前,步上墳
墓,真是可悲。
楊生曰:我喝了就是,口也正渴呢!請問 冥王,外面
這麼多人排隊而來,是為什麼?
冥王曰:我掌管「第一殿」,凡人死後,先到陰陽界交
簿廳報到後,陰差便將亡魂押至本殿,並將報
到卡一併歸入陰府檔案,我查其善惡,善功多
者,帶入陰府各殿參觀,或由各有緣恩師度回
再修煉,或發送至賞善司或聚善所;罪過多者
,發令交二殿審判,或押進罰惡司;但如罪重
者,必先押上孽鏡臺,照現其原形,使其俯首
認罪,再送二殿。
楊生曰:外面亡魂啼哭之聲不絕,狀至哀悽痛楚,老弱
婦孺皆有,不知為何而哭?
冥王曰:世人到本殿,明白自己已經離開世間,在生不
信鬼神與因果報應,一旦到此,了解人死並非
萬事可以化消,所謂「一旦無常萬事空,陰路
只有孽隨身。」亡魂深知將受陰律審判受刑,
個個心寒而慄,痛哭後悔。而且離開了陽間親
人、嬌妻愛子、高樓金銀,恩愛難捨,現在只
有孑然一身赴黃泉,想來禁不住悲哀流淚。
楊生曰:為何那些陰差對亡魂不尊敬,用鐵叉押之,或
用鞭抽打,亡魂個個噤若寒蟬,實在太可憐了

冥王曰:這些亡魂,在世不守道,所以陰差對其不客氣,此乃其罪有應得,正是「惡人自有惡人磨
,僥倖投機度奈河。」如人在世心存濟世慈懷
,死後陰差、福神對其禮遇三分,世人自作自
受,你不必同情。
楊生曰:在生如不修身養性,死後可憐至極,後代子孫如果知道自己祖先死後在陰府如同罪犯,任陰
差欺打,一定會不忍心的。世人對祖先報恩之
法,只有修道行善,以功超度祖先靈魂早日
出苦。
濟佛曰:世人若是不守家規,亂行不法者,其祖先則受其連累,所謂「九玄七祖」血脈相關,因果循
環,切慎之!今日時刻已到,準備回堂。
冥王曰:送駕!
濟佛曰:楊生快上蓮臺,準備回堂,……聖賢堂已到,
楊生下蓮臺,魂魄投體。





  ( 抄訳 簡単な内容紹介 )


 
 楊生曰:外には亡魂が泣き叫ぶ声が絶えません。老人、弱者、婦女、子供達もみな居ます。 何故ないているのでしょうか?

 冥王曰:世の人はこの殿に来ると、自分が現世を去ったことが明らかになり現世で鬼神と因果応報を信じていなかったので、ここに来ると死ねば全て終わりだという訳ではない事が分かり「 全てが終わればただ罪だけが体に纏わりついて残る」というように亡魂は陰律の審判を受けるという事を深く知り、心が寒々として、後悔していたく泣いているのです。

 現世での親類、妻子、高層住宅、財産、恩愛が捨てがたく、今は全く体一つで黄泉に赴き思い出して大泣きしているのです。





 楊生曰:現世でもし修身養性をしていなければ、死んだ後は極めて可哀相です。後世の子孫達は自分の祖先が死んだ後陰府で罪人の如く扱われ、陰界の遣いに苛め打たれている事を知ったら、きっと耐えられないでしょう。世の人が祖先の御恩に報いる為には、修道し善を行う事しかありません。 功徳をもって祖先の霊魂が苦しみから早く抜け出せるようにしなければなりません。

  濟佛曰:世の人はもし家の規律を守らず不法な者は、祖先が道連れとなってしまいます。いわゆる「九玄七祖」の血脈は相関し、因果は巡るのです。 慎みましょう!






第六回 遊孽鏡臺看罪魂現原形           孽鏡台を訪問し罪魂の現原形を観る




濟公活佛 降________丙辰年閏八月初六日
詩曰:魂登孽鏡現原形。減字偷文暗補經。
陰律無私實判斷。陽人作惡受嚴刑。
濟佛曰:今日遊冥時刻已到,楊生準備起程。
楊生曰:我已準備好了, 恩師請起駕吧!……
濟佛曰:已到了,快下蓮臺。
楊生曰:此是何地?為何人群擁擠,後面鬼差押著往前面臺上去?
濟佛曰:此乃「孽鏡臺」,這些人都是在陽間為非作歹,或是不守道,犯罪之魂,死後到第一殿報
到後,便押上「孽鏡臺」,現出其在世作惡原
形,使罪魂了解在世之罪難瞞陰律,這些鬼魂
上臺後,均是心驚膽戰,怕將在世醜態現出,
貽笑大方,我們隨其後上臺參觀吧!
楊生曰:好好,看個究竟,明瞭一番。
守臺將軍曰:歡迎 濟公活佛及臺中聖賢堂楊善生駕到

濟佛曰:免禮。我們師徒奉旨遊冥著書,今日到此,請
將軍帶領楊生上臺參觀。
楊生曰:恩師您也要一起上去,不然我人地生疏,不敢
自己行動。
濟佛曰:可也,我們隨將軍上臺階吧!……先站在旁邊
觀看。
楊生曰:喔!那位老人被陰差押在鏡前,為何其所現之
人形,變成年青人,正爬入一家牆內,彎腰開
啟窗門,跳入室內,裡面有一對中年夫婦已經
睡著,這位年青人卻是翻箱倒櫃,好像在尋找
什麼東西!正睡覺之中年男人醒來,大驚呼叫
,此年青人忽然抽出一小刀,向夢中醒來之人
刺去,噯唷!鮮血直流,我不敢看了!
將軍曰:沒有關係!不要害怕,這就是「孽鏡臺」之奧
妙處,這位老年人年青時,有一次翻牆入別人
住家偷竊財物,因被主人發覺,即抽刀將主人
刺殺,今日此罪魂已死,來到陰府孽鏡臺前一
照,馬上將其作惡實況現出。
楊生曰:這個孽鏡臺是用什麼東西製成?為何這麼奧妙

濟佛曰:此孽鏡,乃是天地靈氣所結而成此臺,凡人之
靈魂到此,便能照出原來面目,絲毫不能隱藏
。其實這不是孽鏡臺之利害,因為世人自少至
老,一生中罪孽重重,但人為靈性之物,所作
之事,自己明白,自己心靈就如一臺攝影機,
將在世一切行為盡收入鏡頭之內,此就是「心
鏡」。雖然,世人暗裡犯過,外人不知,但每
個人問心,心裡有數,手足行動,不離心之指
使,這具機關就是三尸神,在暗中便將大小情
形攝影,人死一到陰間孽鏡臺前,因為孽鏡臺
本是陰陽二氣所結,碰到人之魂魄二氣,馬上
電流交接,將人一生之錄影重播映出,所以作
惡者,到孽鏡臺前,馬上露出馬腳,難以隱瞞
,佛經所云:「萬法由心所生」就是這個原理。
楊生曰:原來如此,但是善魂到此,孽鏡臺是否失去作
用?
將軍曰:善魂不必來孽鏡臺現形,你看臺上所寫「孽鏡
臺前無好人」,善人一死,其靈性光明,在孽
鏡臺前,只有空白一片,如攝影暴光一樣,因
其心中無陰影存在,所以看不清其原形,善魂
光線如是愈趨清明,功越大,則向天堂而去
,或直交各殿另查功過,皆不必來此。故「孽
鏡」又稱「業鏡」,凡在世犯有「罪業」,到
此立即顯像。楊善生你再參觀一下吧!
楊生曰:這位年青少女,陰差押其向孽鏡臺,她不敢向
前,哀啼不止,狀甚可憐,實令人同情,但陰
差並無憐香惜玉之情,好像對待犯人一樣,用
鐵叉叉其到臺前……。喔!這個地方好多男人
出出入入,屋內紅燈戶,好像陽間所謂「風
化區」。
將軍曰:正是陽間風化區,你詳細觀看。
楊生曰:每間屋內鶯聲燕語,真是迷人之地方,我不敢
多看, 恩師!我們回去吧!
濟佛曰:你還會感到不好意思看,尚有禮義廉恥之心,
真不愧為 關恩主之得意門生,像這個煙花女
郎,販賣靈肉,拐騙人之錢財,出言粗魯下流
,一點女均無,罪大惡極,因染梅毒所以早
死,魂到陰府難逃慘刑。勸世間女性,應守身
自愛,絕對不可墮落煙花出賣美色,一隻玉手
千人枕,可謂任人糟踏,一文不值,還造下無
邊罪過。而好嫖之男人,一樣犯有淫穢之罪,
希速改之。楊生!我們準備回堂吧!
將軍曰:兩位不多留嗎?
楊生曰:孽鏡臺詳情已悉,不敢再看,這麼多罪魂在此
獻醜,我尚是凡人,在此越加他們羞態,還
是先告辭了。
濟佛曰:多謝將軍指導,我們改天再參觀「補經所」,
楊生走吧!快上蓮臺,準備回堂。
楊生曰:我好害怕!
濟佛曰:怕什麼?好好做人,就可避免來此現出醜陋面
目!……聖賢堂已到,楊生下蓮臺,魂魄投體







  ( 抄訳 簡単な内容紹介 )

 


濟佛曰:今日は冥界を巡る時刻が来ました。 楊生さん、出発の準備をしなさい。

楊生曰:準備ができました。 恩師よ、出発して下さい!

濟佛曰:着きました。 蓮台を降りて下さい。

楊生曰:ここはどこですか? 何故人の群れで込み合っているのですか?

 後ろでは鬼の遣いが前の台の上に押しやっているのですか?

濟佛曰:ここは「孽鏡臺」です。 これらの人々は現世に居た頃デタラメをしていた人達、あるいは道徳を守らない犯罪の魂達です。

 死んだ後に第一殿に行って報告した後「孽鏡臺」に押し上げられ現世に居た頃の罪悪の状況を現出させ、罪魂に現世に於ける罪悪は陰律では隠す事は難しいという事を了解させるのです。

 これらの鬼魂は台に上がると皆現世に於ける醜態が現出して、皆に笑われないかと心が怯えます。
 
 我々も後ろについて台に上がり参観しましょう!

楊生曰:それはいいですね。 じっくり見極めましょう。

守臺將軍曰:濟公活佛さん及び臺中聖賢堂の楊善生さんの来臨を歓迎します。

濟佛曰:礼儀は要りません。我々師弟は冥界を巡り著書をするという旨を承り本日ここに来ました。

 将軍さまに楊生を台の上に連れて参観させて下さい。


楊生曰:恩師も一緒に上に行きましょう。でなければ私は人と土地に慣れていないので自分で行動できません。


濟佛曰:それもそうだな。 我々は将軍について台の階段を上りましょう!  まずは脇に立って観ていていなさい。


楊生曰: オッ! あの老人は陰界の遣いに鏡の前に押しやられ、現れる人は何故か青年に変わりある家の塀を登り腰を曲げて窓を開け、部屋の中に飛び入り、中には中年夫婦がすでに眠りについています。


 この青年は箱や箪笥をひっくり返したり倒しています。 何かを探しているようです!

 まさに眠っていた中年男性は眼が覚めて大声で叫びます。 この青年は突然ナイフを出して夢から醒めた人を刺し、アア! 鮮血がドッと流れ出し、見ていられません!

 
將軍曰:関係ありません! 怖がらなくていいです。これこそが「孽鏡臺」の精妙なる処なのです。

 この老人は青年の時に、ある時他人の住宅に塀を越えて入り財物をあさっていた所、主人に見つかりナイフで主人を刺殺したのです。

 今日、この罪魂は死に陰府に来て孽鏡臺の前で照らし出され、すぐにその罪悪が実況で現出されたのです。


楊生曰:この孽鏡臺はどんな原料でできているのですか? 何故これ程精妙なのですか?

濟佛曰:この孽鏡は天地の霊気が結合してこの台となったのです。 人々の霊魂がここに来ると本来の面目が照らし出され、少しも隠す事ができません。

 ですがこの事は孽鏡臺が凄いのではないのです。

 世の人々が幼い頃から老人になるまで一生で罪悪が積み重なります。

 ですが、人は霊性がある生き物なので自分のした事は、自分で明白であります。

 自分の心霊が一台の撮影機の如く世に居た頃の一切の行為が全てカメラの中に収められるのです。

 これこそが「心鏡」であります。 世の人が陰で過ちを犯し他の人には見つからなくても、皆心に問えば心の中の計算も手足の行動も、心の指示を離れる事は無いので分かるものなのです。

 この機関こそが三尸神であり、陰で大小の情景を撮影しているのです。

 人が死んで陰界に行くと孽鏡臺の前に行きます。

 孽鏡臺は本来陰陽の二つの気が結合したもので、人の魂魄の二つの気に触れると電流が交接し、人の一生の映像が再び映し出されるのです。

 それ故、悪をなした者は孽鏡臺の前に行くとすぐに馬脚を表し隠す事もできません。

 仏経は「萬法は心より生ずる」と云いますが、この原理の事なのです。


楊生曰:そうでしたか。 ですがいい魂がここに来たら孽鏡臺は作用を失うのですか?

將軍曰:いい魂は孽鏡臺に来て実況を現出される必要はありません。 臺の上に「孽鏡臺の前にはいい人は居ません」と書かれてあるのを見てみなさい。

 善人は死ねば霊性が光明なので、孽鏡臺の前では空白があるだけです。 ビデオテープが光に曝されたのと同様です。

 心の中には陰影が存在しないので、原形がはっきり見えないのです。

 善魂光線は清明に向かって功徳が大きい程天堂へと向かっていき、あるいは直接各殿に移され別に功過の審査を受けるので皆ここに来る必要はないのです。

 それ故「孽鏡」あるいは「業鏡」というのです。

 現世で「罪業」を犯した人は皆、ここですぐさま映像が映し出されます。

 楊善生さん、もう少し参観しましょう!


楊生曰:この若い少女は陰界の遣いに孽鏡臺に押しやられ彼女は前を向く事もしたがりません。悲しく泣くのが止まらずとても可哀想な状態です。 人を同情させます。

 ですが、陰界の遣いは全く美少女を愛惜する情がありません。

 犯人を扱うのと同じようです。

 鐵叉で臺の前に押しやっています。 オオ! この場所は沢山の男達が出入りし、部屋の中は赤いランプと緑の戸があります。  現世に於けるいわゆる「風俗街」のようです。


將軍曰:まさしく、現世の風俗街です。 詳細に観てみなさい。

楊生曰:全ての部屋から喘ぎ声が聞こえてきて全く人を迷わせる処です。 あまり観たくありません。  恩師よ!  戻りましょう!

濟佛曰:あなたはまだ観るのが恥ずかしいと感じるのですね。 なお礼儀と廉恥の心があります。 流石は 關恩主の優等門生であります。

 この風俗嬢のように、霊肉を販売し他人の財産を騙し取り下品で粗野な言葉を言い、女性の徳が少しもありません。 

 罪悪は極めて大きい。 梅毒に罹り早死にし、魂は陰府に来て残酷な刑を逃れる事はできない。

 世間の女性には自分の身を愛し守り、風俗嬢と堕落して色気を売るようには絶対になってはなりません。

 一つの玉の手を千人の枕にするという事は、人に踏み潰される(駄目にされる)という事であり一文にも値せず、無辺の罪過を造りだします。

 買春を好む男性も同様に汚わいの罪を犯しています。 すぐにでも改める事を願います。

 楊生さん! 我々は堂に戻る準備をしましょう!
 

將軍曰:お二方はもっと留まらないのですか?


楊生曰:孽鏡臺の詳細は既に分かりました。 もう観たくはありません。

 こんなに多くの罪魂がここで醜態をさらしています。 私はまだ俗人です。ここで彼らの醜態が更に増加していきます。

 やはり先においとまします。
 
濟佛曰:将軍さまの御指導には大変感謝します。 我々は日を改めて再び「補經所」を参観致します。

 楊生さん、行きましょう! 蓮台にはやく乗りなさい。 堂へ戻る準備をしましょう。
 

楊生曰:私はとても怖いです!

濟佛曰:何が怖いのですか? よくよく修身を修めればここで醜態の面目を曝す事を避ける事ができます。

 聖賢堂に着きました。 楊生さん、蓮台を降りて肉体に戻りなさい。







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